コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
はい、続きです
あともう一話続くかな?
…ここらへんから不穏めになっていきます
最終死ネタに走りがち
でも、好きなんだよなぁ…
死ぬときの苦しむ描写書けて、その人が死んで壊れてくのも書けて…
そんな感じで好きです
私ってリョナなんですかね?
設定
「叶わない恋」と同じ
(イギリスが鈍感すぎて、インドの恋愛感情に気づかないお話)
死ネタ・暴力あり
アメリカやカナダなどもイギリスのことが好き
ただいま、車に引かれそうになってるところね
それでは、ゴー!
…目ではっきりと見えてしまった
自分を突き飛ばして、車に引かれる親父の姿が
「え…?」
血まみれになった親父が目の前に倒れていた
うそだ、死んでなんかっ…
「親父っ!!」
ゆさゆさと体を揺さぶる
でも、なんの反応もなかった
脈拍を確認しようと思ったけど、手が震えて、確認ができなかった
俺の、せいでっ…親父が引かれた
…そんな思い込みが頭にこびりつく
決して、思い込みなんてものではないのだろうけれど
…それから、しばらくは親父が目覚めることを祈りながら、揺さぶっていた
サイレン音が響いて、たくさんの足音が聞こえる
…でも、全部が全部どうでもいいみたいだった
…親父が運ばれるまでは
気づけば救急車が来てたみたいで、親父がストレッチャーにのせられる
それで少し思考が働いてきた
ついていかないと、状況を説明しないと…そう思った
それで立ち上がって、ストレッチャーを追おうとする
「…どこ行く気だよ、父親殺しが」
目の前に立ち塞がれて、冷たくそう言われる
…アメリカだ
隣にはカナダもいる
「…邪魔。親父のところ行かないと」
変わらない毒舌でそう返す
…それが怒りを買ったのだろうか
アメリカの目線が睨むようなものになった
「…お前、こっち来いよ」
「はぁ?なんで行く必要が…」
そう言って、アメリカらを避けようとする
ドゴッ、そう音がなった
「はっ?ぅ゙」
腹に激痛が走る
ドサッとへたり込む
「おまっ…こんなことして…ただじゃっ…」
とりあえず上を向いて、そうやって威勢強く振る舞う
でも、カナダに首筋を掴まれる
そして、ズルズルと体が引きづられていく
「離せっ…おいっ」
「黙ってもらえる?バレるから」
明らかに圧のかかった声でそう言われる
…それでひるんだら、面目潰れもはなただしい
「はいはい、そーですか。犯罪でもやる気?かの大国様方が?」
煽りをこめて、そう言う
元から、こいつらは犯罪犯してるし、別にいいだろ
「それを言えば、お前も人殺しだろ」
「…さぁ?なんのことだ?犯罪大国さーん」
ケラケラと笑って、アメリカをからかう
あぁ…たのしっ
「あ、もしかして、罪被せてんの?最悪だなぁ」
「…親父を殺したのは誰だっけ?」
唐突にそう突きつけられる
それにスッと心の内が冷えた
「まだ、死んだわけじゃないだろ」
自分にも言い聞かせるようにそう言う
「そうか?親父、足の骨折れてたし、お腹は潰れて血まみれだし、正直死ななくても、後遺症残るぞ。…これ、お前の立派な罪だろ」
スラスラとそう語られて、想像できてしまった
親父のぼろぼろな姿も、自分が責められる姿も…
「っ…ごめんなさい」
素直に謝って、許されるものではない
それに死んでたら尚更だ
謝れもしない、それが一番俺の罪を突きつけていた