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ばしみんぐすとらいく〜
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朝の司令室は、異様なほど静かだった。
今日の時計が3時になる頃に司令に
「ちょっと大事な話があるから来てや」
と言わられた為その場所に向かうと
机の上に整然と並ぶ書類。
utはその中から一枚を取り上げ、rbrの前に置いた。
「正式な話や」
紙の上には、細かい条文と署名欄。
一番上に書かれている文字を見て、rbrは息を止めた。
――特例市民権付与条件書
「口約束は終わりや。
ここからは、制度としての話になる」
utは淡々と続ける。
「お前はA国生まれ。違法移民。
本来なら、軍におること自体がおかしい」
それは、分かっていた。
だが、こうして言葉にされると重い。
「せやけど」
utは指で条件をなぞる。
「一定期間の従軍」
「指定任務での戦果」
「反逆行為ゼロ」
「部隊司令および副官の推薦」
「この四つを満たせば、
正式な市民権を与える」
rbrは、思わず拳を握りしめた。
「……期間は」
「最低一年。
途中で逃げたら、全て無効や」
一年。
長く、そして短い。
zmが壁際から口を開く。
「条件は厳しい。
だが、虚偽はない」
utは頷く。
「功績次第で、短縮もある」
rbrは書類から目を離さず、静かに言った。
「……自分は、駒ですか」
一瞬、空気が止まる。
utは正面から答えた。
「せや。
でもな、駒にも“名前”は与えられる」
その言葉は、思った以上に重かった。
「市民権は、その証や」
rbrは、ゆっくりとペンを取る。
A国の市民だった過去。
どこにも属さなかった時間。
そして今。
ここで拒めば、全てを失う。
「……同意します」
署名欄に、自分の名前を書く。
その瞬間、rbrは**“条件付きの存在”**から、
**“未来を持つ兵士”**になる
utは書類を回収し、言った。
「今日から、お前は“候補者”や」
「市民権候補者。
生き残る価値を、証明してみせろ」
zmが、静かに言葉を添える。
「焦るな。
生き延びることが、最短ルートだ」
rbrは敬礼する。
「……わかりました」
戦場で生きる理由が、 はっきりと形を持った
書類をペラペラとめくりながらutは言った
「ところでzmさんなんでrbrがお気に入りなん?」
「いやー?面白そうな奴やし 期待が高まるわ〜 なんで」
「そうかい、そんなら嬉しいわ ま、いつかあいつわしらと同じ幹部になりそうやしな」
その言葉を扉の向こうから聴いていたrbrは
「幹部ねぇ、まあ、生きれるならまあいいわ」
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ふーん 暇だ
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