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4、待ってたよ
「もし、その男の子が『俺だよ』って言ったら?」
「え、じょ、冗談?」冗談じゃない。大真面目。「本当。俺だよ。」「国見くん、?」「英だよ。」英。またあの時みたいに名前。呼んで。「英くん、」その名前を呼んだ瞬間。小川さんは、いや。夏奈はボロボロ泣いた。「なんか、大人っぽくなって分かんなかった、」「そんな事ないよ。変わってない。」「ごめんね。待たせてごめん。」大丈夫。大丈夫だよ。笑顔を見せて。笑って。「また会えたね」「っ、」あぁ。泣いちゃった。笑わそうと思ったのに「笑って。」俺は手で涙を拭いた。流石に引くだろうか。それでいい。笑って欲しい。「英くんっ、ごめんね。遅くなってごめん。英くんに会いたくて戻って来たよっ。」待ってたよ。ずっと待ってた。「本当?」「うんっ。」笑った。笑ってくれた。それからしばらく黙って海を眺めた。
あ。もうこんな時間。「夏奈。家は?送ってく。」前の場所だったら、なんて「昔と同じ。」「隣!?」思わず声がワントーン上がった。「うん。隣。」夏奈はニコニコ笑って答えた。また戻れるあの頃に。「送ってくほどじゃないね。一緒に帰ろっか。」「うん。」海で話したことが蘇って急に恥ずかしくなったから、帰りは少しも口を開いていない。でも、不思議と気まずくなかった。なにか喋らきゃって思わなかった。家が見えるところまで来た時まだ帰りたくない。なんて思ってしまった。そんな時夏奈が急に止まったからびっくりして少し不自然に俺も止まってしまった。「英くん。連絡先、教えてくれる?」俺が言いたかったことそのまま言うじゃん。気が合うな、「いいよ。」俺は一言そう言ってスマホをズボンのポケットから取り出した。「はい。」「ありがとう。」そうして、なんやかんやして連絡先を交換した。嗚呼。家ついちゃった、「ここだよね?家」「うん。ここだよ。」昔の場所。だから売らなかったのか、?聞きたいことは沢山あったし、話したいことも沢山あったけどもうこんな時間なので大人しく帰ることにした。「また明日。」「うん。またね英くん。」明日は一緒に登校、してくれるよね?俺から言わないとカッコつかない。「明日…。一緒に登校しよ。」「うんっ!分かった!」曇りの無い眼ってこういう事を言うのね。やめてよ。惚れるから。 それで俺らは互いに自分の家に帰って行った。(と言ってもすぐそこだけど)
「ただいま」「あら。英おかえり。遅かったわね?部活長引いたの?」「うん。ちょっとね」夏奈が、っていうのが本当だけど言ったら色々と問い詰められそうだったので言わないでおいた。「ご飯出来てるわよ。手洗ってから食べてね。」「うん。ありがと」言われたままに手を洗いに行こうと洗面所に行くといつもより遠回りした足の疲れが今出てきた。夏奈と居る時は大丈夫だったのに。痛い。早く飯食って風呂入って寝よ。「いただきます。」飯食べててもやっぱり思い出す。夏奈の事。大人っぽくなったな。いや、小学生の時から大人っぽかったっけ。あんまり覚えてないけど、夏奈の方が身長高かったぐらいは覚えてる。不意に「大人っぽくなって分かんなかった」という言葉が蘇る。全然変わってないよ。俺は、夏奈が可愛くなりすぎてカッコつけてるだけだから。「ご馳走様でした。」考え事してるうちにいつの間にか食べ終わっててその後風呂に入った。風呂から出たらそのまま自分の部屋のベッドに直行。多分髪がまだ濡れてるけど、この世に眠気に勝てるものはない。その瞬間スマホの通知音がなった。『英くん。起きてる?』夏奈。負けた。眠気が負けたよ。眠気も好きな人には勝てなかった?『起きてるよ。どうしたの?』素っ気なかっただろうかでも俺にこれ以上の返事は出来なかった。『良かった。部活のことなんだけどさ、英くんはバレー部だよね。』え、なんで分かったの?合ってるけど『うん。そうだよ』『なんで分かったのって思ってる?小学生の時からバレー好きだったよね 』よく覚えてるな。俺が逆に覚えてない。『そうだっけ、覚えてない。』『結構一緒にバレーしたよ?お陰で私もバレー好きになったんだ。』え、?そうなの?『バレー、好きなの?』『うん。それで本題に入ると、女子バレー部ってある?』バレー部入るんだ。『あるよ。』『体験入部とか今出来る?』『うん。出来るはず』『バレー部に入ろうかなって思ってるの』夏奈がバレーをやってる姿を想像して一瞬フリーズした。カッコいいと思う。身長は170あるし、スタイルも良いから多分かっこいい。いや絶対かっこいい。他の人からは見た目がどうこう言われるかもだけど『いいと思うよ。体験してみたら、眼鏡は気を付けてね。』 『してみよっかな。眼鏡はあるよ。バレー用。中学もバレー部だったから』そんなにバレー好きなんだ。『ポジションは?』『MBだよ』『俺と一緒だ』『英くんもなんだ。同じだね。』同じ、か。嬉しい。あ。もう話して結構経ってる、夏奈は初めての学校だったし、疲れてると思うから早く寝かしてあげた方がいいかな。『同じだね。もうすぐ11時だよそろそろ寝なくて大丈夫?』もっと話したかったけど。『時間経つの早いね。そろそろ寝なきゃ。』本当に、時間経つのってこんなに早かったっけ、『うん。おやすみ。また明日ね』『うん。おやすみ。』その返事に満足して俺はスマホを閉じた。会話終わったら急に睡魔が。いつの間にか俺は寝ていた。
【あとがき】
2000文字以上お疲れ様でした!今回長くなっちゃってすみません💦
ちょっといいシーンだったので、
『雑談』
これの後半書いてて不意に女バレってどこで出てきたっけと思って漁ってたら16巻の番外編でハンガー徹と主将会議に普通に出てましたね(笑(「おーいハンガー!主将会議だよ!」ってことです)
あと真顔で「すごくしっくりきますね響きが」って言う国見ちゃん大好き過ぎます(笑
はい。気を取り直して最後まで見ていただきありがとうございました!感謝です!
良ければ、♡、💬、+👤よろしくお願いいたします!それでは次で会いましょう!
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪