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流星×○○
「あ、大西くんそっちの棚お願い。 」
流「りょうかーい 」
先「2人とも、それ終わったら帰っていいからね。」
「「はーい」」
流「川上さん帰ろ〜」
「うん!」
流「次の委員会、明後日やっけ?」
「そうそう、読書週間のポスター案提出。」
流「あ、やば。」
「やってないの?」
流「なってなぁい、」
「頑張れ!w」
流「ちなみに川上さんはどんな感じにした??」
「普通の感じ!」
流「普通って??」
「もーパクろうとしてくるーw」
流「違う違う!参考程度に!!w」
流「じゃ、また明日。」
「うん、また明日。」
大西くんとちゃんと話せるのは委員会の仕事がある日だけ。それ以外は、、
モ「大西〜!飯食お〜!」
ブ「あ、大西!赤井先生呼んでた!」
ずーーっと周りに誰かしら居る。男女問わず人気者。
「そんな人に恋しちゃうなんて、、」
お昼休み。ずっと行方不明だった本と思われる物が棚の上にあるのを発見。
「あったあった、これ、、ミニ脚立持ってこなきゃ、」
「…そんなことある?」
脚立に乗っても届かない。あと10センチ高ければ。。どうしよう。。
周りを見渡しても受験生のピリピリした先輩たちばかり。あそこに話しかけに行く勇気は無い。
「…よし、!」
勇気を出して少しジャンプを、、
?「ちょ、ストップストップ。」
「え?」
流「何しようとしてた??」
「大西くん。本が取れなくてジャンプを、、」
流「脚立の上で?危ないやん。」
流「代わって?」
「あ、うん、」
流「どれ?」
「あ、棚の上にある本、」
流「あー、これ?」
流「はい。」
流「あれ、、それ、行方不明のやつ?」
「そうそう。見つかってよかった!」
流「ほんまやな。」
流「やけど次から危ないことせんといてよ?怪我されたら困るし」
「そうだよね、ごめん。」
流「あ、いや、違うくて。」
「え?」
流「好きな子に怪我されたら誰でも困るやん」
「…そう、ん?」
“好きな子”…??顔を上げてみると、耳を赤くしてそっぽを向いた大西くん。
流「じゃ、お弁当食べてきまーす」
「え、なに、、可愛かったんですけど、」
龍「なになに?好きなやつに告白されたって!?」
「や、告白、、なのかな、?好きな子って言われた、、」
龍「付き合おうとかは!?」
「いや、言われてない、」
龍「もう○○から言っちゃえ!」
「えぇ!!?いやっ!!無理無理!!」
龍「いける!!○○可愛いから!!」
「いや、、勇気ってものがあるじゃん、」
委「それでは今日の委員会はこれで終わります。」
流「川上さん、少し残れる?」
「あ、うん」
流「あのさ、町田くんとどういう関係なん?」
「龍?龍は、幼なじみ。」
流「幼なじみ、、そっか。。」
流「じゃあさ、」
ガラガラ
高「流星〜!帰ろ!」
龍「○○!今日のご飯、中華セットだって!」
「あ、うん、あ、じゃあ、また明日、」
流「あぁ、うん、またあした、」
龍「○○の好きな人って、大西くん?」
「えっ。」
龍「へぇ〜。なるほどね〜」
流「もうちょいやったのに、、」
高「ごめんな、変なタイミングやった? 」
流「いや、別に、、」
高「あ、さっき一緒に来た、龍おるやん。龍、川上さんのこと好きらしいで」
流「は?」
高「何でも5年好きらしい」
流「、、」
高「え、顔怖。」
流「川上さん!図書室行こ!」
「え?あ、うん!」
流「あれ〜、言われてみたら今日当番じゃなかった!」
「…たしかに。」
流「せっかくだし、2人でご飯食べよ?」
「!うん!」
𐂐𖥣
流「○○ちゃん!これ終わったら帰ろ〜」
「えっ?あ、うん、!」
流「下の名前で呼んで欲しいな〜?」
「え、あ、りゅうせー、、くん、?」
流「かわい、、」
「えっ、あ、ありがとう、?」
高「え、それで付き合ってないん?はよ告りや」
流「分かっとる、、」
流「明日の当番の時、告る。」
今日、先生会議で少しだけカウンター仕事だから楽しみ!!
流「どしたん、楽しそうやん」
「今日カウンター仕事できるでしょ?」
流「あー、そういうこと。」
先「じゃあ任せた。」
「「はーい」」
流「あのさ、○○ちゃん。」
「なに?」
流「○○ちゃんのことが好き。」
「…え」
流「付き合ってくれないかな」
そう言って大きい瞳で見つめられる。
「え、あ、あの、、私で、良ければ、」
流「ほんま、?やった、、!」
小さくガッツポーズする流星くん。可愛い。。
カラカラ
そのときちょうど生徒たちが入ってきて。2人とも慌てて何事も無かったかのようにデスクのノートを確認する。
でも、今入ってきた子達は知らない。私たちがカウンター下で密かに手を繋いでいることを。