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2話です
オペラを見たあと、エマにパーティ会場に連れていかれた。どうやら、出演者なんちゃらがどうちゃらがどうのこうのらしい。そこで、今回、自分たちを招待してくれた支配人二人と初めて挨拶した。
「わざわざ日本から来ていただき、誠にありがとうございます。」
「いやいや、招待していただき、感謝します。」
と、何となく会話した後、プリマドンナのスピーチが始まった。
「皆様、本日はオペラ座にご来場いただき、誠にありがとうございます。私は今日、歌姫カルロッタのかわりに歌わせて貰った、ジル・スワンです。本来なら、カルロッタが歌うはずでしたが、体調不良のため 、ーーーーーーーーでーーーーがーー………ーーーーです。この後のパーティも、楽しんでいってください。」
清水潔子がジル・スワンの元に走っていき……
「ジル!私の事、覚えてる?」
「潔子ちゃん!?久しぶり〜!」
二人は子供の頃、よく遊んでいたのだ。ジルの父親の出張で日本に滞在していた時に。
「お父さんは元気?」
「……パパは5年前、肺炎で……」
「……ごめんなさい……」
「あ、いいのよ、気にしないで……私、用事あるから、話したいことがあれば、ーーーに来て。」
「わかった、バイバイ」
「バイバイ」
「潔子さん、何してたんですか?」
「友達と喋ってたの」
「へぇ〜そうなんですか」
「うん。ちょっとトイレ行ってくるね。」
「はい」
と、言いつつもーーーに行く潔子であった。
その頃、ジルは小部屋で父のためにロウソクをともしていた……
……………brava……brava……bravissima……………………
「ジル………………ジル……………………」
………………………………ジ…………ル………………………………
「ここにいたのね
あなたの舞台 完璧だったわ
だから教えて
あなたの先生ってどなたなの?」
「寄生生活を初めて……ここでパパのためにロウソクを灯すと、上の方から声がするの……その人はいつも夢の中にいるの…………パパは死の床で私に言ったわ『天使が守ってくれるよ』と……『音楽の天使』が……」
「……ジル、本当に信じているの?それがあなたのお父さんが言っていた『音楽の天使』だと」
「それ以外に、誰がいるの?……誰が……
いつだったかパパは天使の話をしてくれた
天使が現れるのを私は待ちわびた
今の私は歌を歌うと感じるの
彼がどこかすぐ近くにいることを
この部屋で彼は優しく私を呼んでいる
この部屋のどこかに隠れているの
そしていつも私のそばに居てくれる
彼は誰の目にも見えない天才なの」
「ジル、
あなたは夢を見てる
そんな話ありえないわ
謎めいたそんな話はやめて
あなたらしくないわ」
「エンジェルオブミュージック私を見つめてるの」
「それは誰なの?」
「「エンジェルオブミュージック隠れるのやめて
ヴェールの下に隠れた不思議な天使よ」」
「今も私のそばにいる……」
「手が冷たいわ」
「彼が……」「顔も血の気がない」
「……怖いわ」
「大丈夫よ怖がらないで……」
その後、清水潔子はホテルに戻り、ジルは家に帰った………………
・今回も最後まで読んでくれてありがとうございましたm(_ _)mここで、夢主紹介をします。
ジル・スワン
16歳、169cm、45kg、フランス人
好きな○○···音楽、美術、イチジクのタルト、???(好きな人)
嫌いな○○···カルロッタ(いじめっ子)、理科、数学
趣味···瓶のコレクション(現在258個の瓶をコレクションしている)
……とまあ、こんな感じです。潔子さんとは今でも手紙のやりとりをしています。ちなみに、烏野メンバーとLINE交換してました。
次回もよろしくお願いします(*^^*)