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「一つだけ――私から、お伝えしたいことがあります」
エルヴィンの「ヴァレナに任せる」に同意していたヨシュカが、代わりに口を開いた。
「彼は――罪悪感に苦しんでいるのかもしれません」
「……罪悪感、ですか?」
ヨシュカの言葉に、ヴァレナは首を傾げる。
フィンは、レオンとエルヴィンと違い、最初の人生での旅で非協力的な態度を取らなかった。
必要があれば協力し、そうでなければ黙ってついてきて、余計なことは何も言わないし、しなかった。
そしてヴァレナが生贄だとわかったときも、彼女の死を喜ぶようなことは一切言わなかった。
(あのときは、レオンとエルヴィンさんの言葉もショックで……近くにいたフィンさんも、同じように考えてたんだって思ってたけど……)
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