テラーノベル
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⚠️奴隷表現、直接的ではないですが、暴力表現があります。
「それでは次の商品に移りま〜す!」
場内に響く競売人の声にうんざりする。正直、どの奴隷と呼ばれる人間も大した魅力を感じない。そもそもここにいるのは、自分の意思でもない。知り合いに頼まれて付き添いで来たのだ。
「No.29!こちらの商品は〜〜〜〜」
可哀想だなとは思う。生まれが違うだけでこうも扱いが違うのだから。
だけど、興味が無さすぎて、競売人の説明も頭の中に入ってこない。
ここの奴隷は所謂性奴隷がメインになっている。そのため、実演?のような形で、ステージにいる奴隷には、玩具や拘束具などが付けられて、どんな鳴き方をするのか、玩具の具合などを見ることができるらしい。
会場内には、29番の声が響いている。
見てられない。人様の性事情に口出すつもりはないが、男女の奴隷が所構わず泣き喚く姿の何処に、興奮するのだろうか。趣味が悪すぎる。
「200!」
「550!」
気が付けば競りが始まっていた。
ちなみに、一緒にいる知り合いはまだピンとくる奴隷がいないらしい。というか、ピンとくる奴隷を見たくないのだが……一体何処に知り合いの性嗜好を知りたいやつがいるんだ……
帰りたい。
コーン!!
ハンマーの音と同時に落札が決まった。どうやら800万で決まったらしい。それと同時に、先程の奴隷に使った玩具についてのアナウンスが入る。玩具もここで買えるらしいが、激しくどうでもいい。
馬鹿らし。そんなのに金を使うくらいならもっと別のに使えばいいのに。暇人すぎるだろ。
「次の商品に移ります!」
知り合いがいいのが見当たらなかったら、もう帰ろうかな。
そんなことを感じていた矢先――――――
「No.30!まだ若いので、性奴隷でも、労働としてもなんでも使えます!!」
え?
出てきたのは目隠し、轡をされて、椅子に座り、手足を拘束された細身の男だった。身体は傷だらけで過酷な生活だったことは明らかだった。
「それでは参りましょう!まずはこの新商品のお試しを!」
取り出したのはバイブ。かなり太くないか?
「ンっ……♡っ、んんっ……」
スルスルっと入っていってるけど、そんなに簡単に入るのか……それだけ沢山ヤッてきたってことなのだろうか……
何故か分からないけど、モヤモヤしていた。
「んんっ……、んーッ!」
スイッチも入れられたようで、腰が動いていた。
「さぁ、ここで、30番の顔を見てみましょう!」
そう言って、競売人はその子の目隠しを取り外した。目には涙を溜めて、泣き出す寸前の顔をしていた。
正直、最初に思ったのは、“かわいい”だった。
#そのじん
ma
91
興味がないと思っていたオークションに一気に興味が湧いてきた。いや、オークションではなく、目の前の子に興味が湧いた。
「次の商品ですが、今回からの初入荷です!」
そうして男が取り出したのは注射器だった。
「この中には、即効性の“媚薬”が入っております!奴隷への新しいスパイスとして利用されても良し!ご自分への鼓舞として使われるも良し!」
「まずはこの30番を使って、効能を御覧ください!」
「んー!!ンんーー!!」
30番が目を見開いて、必死に首を振るが、抵抗も虚しく、腕に注射器が刺さった。
全て押し切ったタイミングで、30番の体が小刻みに動き始めた。きっと媚薬が聞いてきたのだろう。
「んーー!!!ん゛ん゛ーー!!!」
拘束されながらも、体がビクビクと動き、必死の抵抗をしているようだった。
「さぁ、それでは、29番の鳴き声をどうぞお聞きください!」
「ん゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!や゛っ!!や゛らっ、み、なぃれぇ!」
「や゛ッ……ぶるぶるッ、や゛め゛ぇ゛!!ぅ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
それと同時に、30番の口に付いていた轡が取り外される。会場には、今までの中で1番よく響き渡っていて、周りの観客からもどよめきの声が上がっていた。
この子……ほしい……
「あ、つぃ……あつい、よぉ……んんっ……!」
このどことも知らない馬の骨共に渡るくらいにら、俺の手元に置いて、可愛がりたい。大事にしたい。ご飯も服もちゃんと渡して、不自由なく暮らしてほしい……
「30番!最初は10万からのスタートといたします!」
「20万!」
「50万!」
何としてでも手に入れたい。手に入れて大切にしたい。
「……3億」
俺が札を上げ、金額を言い放つと、会場が静まり返る。聞こえるのは、30番の喘ぎ声だけだった。
「、、、さ、3億!3億です!!パドルナンバー123番から3億頂きました!他にはおられるでしょうか?」
誰も手をあげない。それはそうだろう。奴隷にこんな大金掛けるやつは誰もいないだろう。だから3億にしたのだから。
次に響いたのはハンマーの音だった。
「チェックメイト!!No.30はパドルナンバー123の紳士に決まりました!!」
会場からは大きな歓声が湧き上がった。
「お、お前……!3億って!!3億って!!!興味なかったんじゃないのかよ!!」
一緒に来た知り合いも、驚きが隠せないらしい。
「たった今興味をもった。俺はこれからあの子を迎えに行って、帰るから。じゃあまた」
そう言って知り合いに背を向ける。あの子を手にした以上、ここにいる必要はなくなった。
コメント
7件
最っ高です、続きがめっちゃ気になります…!!🥹💖
わぁぁぁッッ最高過ぎます!! これからの展開が気になる…ッッ 続き楽しみに待ってます☺️
いやぁぁぁ天才すぎます!!!!!!