テラーノベル
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【あらすじ】
知人に連れられ行った先は性奴隷オークション。全く興味がわかず、帰ろうとした時に現れた❤️の姿を見て、興味をもち、3億で買ったのであった。
ーーーーー
3億を渡し、30番の子を迎えた。酷く怯えており、瞳がかすかに震えていた。
いや、それだけじゃないか。さっきの媚薬も関係あるんだろうな。
「……よろしくね、俺は柔太朗」
「あ、、よろしくお願い、いたします……30番、です……」
不安そうな、怯えたような目、だけどその奥に見えるのは、全て諦めたように見える。そりゃそうだよな。ここに来る前の生活は知らないけど、多分そんないい暮らしはしてないんだと思う。
家に帰る道中も、ずっと俺の後ろに付いて歩いていた。
家に帰り、お風呂に入ってからリビングに通すとその子はいきなり俺の足元に腰を落とした。
「え?」
「……あいさつ、です。買われた奴隷は1番にご主人様の足元で忠誠を誓います。」
「えっと、じゅうたろうさま、で合ってますか?」
「え、あ、うん。」
「……わたくし、30番は、じゅうたろうさまの、ごきたいにそえるよう、せいいっぱい、ごほうしいたします。なんでもお命じください」
辿辿しい口調で言葉を紡いだ。身長が俺よりも大きかったが、見た目の割に幼く感じる言い方に心が締め付けられた。
この子のこれまでを知りたい。これまでを知って、そんな過去を忘れるくらいの思い出を作ってあげたい。
そんな思いが頭の中でいっぱいになった。
「……ありがとね、でも、気を楽にして?ここには君を苦しめるものは何も無いんだから」
「……」
それでも不安な瞳は消えない。さて、どうしたものか……
とりあえずハグ、してみるか?
「……おいで?」
手を広げるとその子の身体がビクッと跳ね、瞼がきつく締まった。
そっか、手、あげられてるんだよな。多分。
そのまま、力の入った身体を優しく抱きしめた。俺の中史上最も優しいと思うのだけど、力を抜いてくれるかな
「大丈夫。ほら。俺は君を傷つけない。」
背中を擦りながら言葉を続ける。
「あの会場でね、君を一目見た時から、君が欲しかったんだ。あんな怯えたような表情じゃなくて、笑ったら可愛いんだろうなとか、幸せな顔が見たいなって思ったんだ。大丈夫、大丈夫」
なるべく穏やかな声で思いを伝えた。すると少しづつ、身体から力が抜けているように感じた。
「俺はね、君のご主人ではなく、友達であり、家族になりたいなと思ってる。だから、気軽に柔って呼んでよ」
本当は顔を見て話したかったけど、そうすると固まりそうだったから抱きしめたまま話をした。
「君のことを知りたいな。今すぐじゃなくてもいいから、君のことも教えてね」
ゆっくり体を離していく。最初よりも幾分か力が抜けてはいるが、また表情は固いままだった。
「疲れたでしょ。今日はもう、寝よっか」
そう提案し、手を繋いで寝室へ向かう。繋いだ手に力が入っていることには気づいたが、今の俺にはどうすることもできないんだと思うしかなかった。
「……本当はね、俺、奴隷なんか興味なくて、知り合いに付いて行っただけなんだ。だから買うつもりなくて、部屋の準備とか何もできてなくて……ほんとに申し訳ないんだけど、今日は俺のベッド、使ってくれる?」
「え……?」
俺の寝室に案内した。使用人がいつも綺麗にしてくれているので、寝れるとは思うが……
「だ、だめです……俺は奴隷、だから……奴隷はこんなところで寝てはいけません……」
「あ、まって!」
部屋から出ていってしまったその子を追いかけると部屋のすぐ外にいて、床をじっと眺めていた。
「え、、と?」
「俺、ここで大丈夫です。なんなら今日は雨も降ってないので、外でもいいですよ?」
「だめ。絶対にだめ。向こうでどんな教育受けたか知らないけど、向こうでの話は全部忘れて。君が今日寝るのはここだから。いい?」
外だなんてとんでもない。こんな可愛い子を外に置いておいたら誘拐されてしまう。確固たる意志をもって伝えてみた。
「明日、君について色々聞くからね?一緒に寝たいところだけど、俺と寝るの、怖いと思うから、、、一人で寝れる……?」
「?一緒じゃ、ないんですか?」
「一緒でもいいの?」
意外だった。人と寝るの怖いのだと思ったのだけど……
「だって、一緒じゃないと、俺の役割が果たせませんよ?」
「役割?」
「はい。俺は性奴隷です。ごしゅ、、、じゅうたろう様のお世話をするのが俺の役目ですから……」
あーーー、、、そっか。まぁ、そういう場所から来てるから、そんなふうに教わってんのか……
それなら、そうじゃないと教える目的で、一緒に寝た方がいいのでは??
「じゃあ、一緒に寝よ?その代わり、そういうことはしない」
「……え?」
「そういうのは、ちゃんと好きな人とするものだから。今日はしないよ」
「……わかり、、ました……」
そうして2人で布団に入る。この子に温もりを知って欲しくて、今日は抱きしめて寝ることにした。最初は体が固くなっていたが、背中をトントンすると、段々安心してきたのか、規則正しい寝息が聞こえ、入眠できたのだと安心した。
#そのじん
ma
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コメント
1件
読み終えました。第2話、すごく温かい空気感に包まれたお話でしたね……! 「買われた側」と「買った側」でありながら、柔太朗さんが「友達や家族になりたい」と伝えるシーン、胸がじんとしました。30番の子が「一緒じゃないと役割が果たせません」と答えるところも切なくて、でも最後は2人で寄り添って眠れるようになった展開が本当に優しかったです。 ももさんの、相手の震えや固さを丁寧に描く心理描写が素敵だなと思いました。続きが気になります🤍