いつからだっけ。
君の態度が冷たくなり始めたのは。
君が違うオンナと歩いているのを見た瞬間にやっと俺は愛している人が浮気していると知った。
前まではいっぱい料理を作ってくれて、いっぱい抱き締めてくれて、いっぱい言葉をかけてくれたのに。
俺が恥ずかしくなるくらい気にしてくれてたのに。
今は全く気にしてくれないね。
帰りの連絡もしてくれないしご飯も一緒に食べてくれないし一緒に出かけてくれないね。
君は大人で、立派で、一途だと思ってたのに。
そんなに俺のこと嫌いになっちゃった?
そんなにあのオンナのことが好き?
俺の愛が足りなかったの?
君にききたいことはたくさん。
でもなぜか君がいると、きけないんだよね。
まだ俺の心は君を信じていたいらしい_
深夜0時。
風呂から上がると恋人、涼太からメッセージが来ていた。
ごめん、先寝といて
タオルで髪を拭きながら見たスマホの画面。
何時に帰るかも明記されていないいつもと同じ簡潔なメッセージ。
どうせオンナだろ、そう思いながら
わかった
俺もいつも通り一言で返してやった。
「ごめん、先寝といて」。
いつも思うけどこの言葉君らしくないよね。
君なら遅くなる理由も何時に帰るかもちゃんと書くはずなのに。
もう、バレバレだよ。
君らしくないもん。
そう頭では理解してるのに、
いつもこのメッセージを見た時に涙が流れてしまうのは何故だろう_
頭じゃわかっていても
心が追いつかない
カラダは単純なのね
男なら尚更ね あぁあ
俺は深夜、仕事帰りにある人の家を尋ねた。
ピーンポーンとインターホンの音が鳴り響くと待ち構えていたかのように開くドア。
iw「 いらっしゃい。来ると思ったよ 」
そう言って笑う俺の理解者、照。
涼太が浮気してることを相談したことがきっかけだった。
傷ついた俺を癒すかのように照は親身に話を聴いてくれた。
俺はその日からほぼ毎日のように照の家に来てしまう。
wt「 毎日来てすいませんねー 」
iw「 あーあ拗ねちゃった。笑 」
そう言う照を背に俺は靴を脱いでリビングに向かう。
リビングに入ると俺はすぐさまソファに座った。
wt「 はぁ〜〜あ、 」
照に気づいてもらうかのようにわざと大きなため息をつく。
そしたら案の定、優しい照は声を掛けてくれた。
iw「 まだ舘さんのこと、好きなの? 」
wt「 …まだ諦められなさそう 」
俺はソファにもたれかかり開放的で周りを見渡せるリビングの窓を見て言った。
窓の外は真っ暗でいかにも真夜中だと訴えかけている。
時計を見ると時刻は11時半を表していた。
照はコーヒーが入ったカップをテーブルに置くと俺の隣に静かに座った。
wt「 昨日もいつ帰ってきていつ家出ていったかわかんない 」
俺は照を見ずに外を眺めながら言った。
iw「 それ、家帰ってきてるかもわかんないじゃん 」
少しの間沈黙が流れる。
そんなのわかってる、。
照も俺がその思考回路を辿ったことを知りながら言ったんだと思う。
iw「 もう、別れたら? 」
背後から聴こえた照の声。
ついにとうとう照に言われてしまった。
俺はなぜかずっと見ている外の景色が滲んでくる。
何も言わない照が俺の顔を覗き込んでくる。
iw「 …翔太、? 」
wt「 見んな…っ、 」
俺は手で目を擦るふりをして涙を拭った。
今まで照にはなんとしてでも涙を見せなかった。
恋人以外に泣いてるところを見せたくなかった。
iw「 でも、 」
照はしつこく顔を覗き込んでくる。
俺は手で顔を被った。
こんな照の、泣いてる俺をなんとかしようとしてくれる優しさに惚れそうになる自分がいて悔しい。
いつも照の家に来ると、まだ涼太を愛したい気持ちや照に心を奪われそうになる気持ちで感情がぐちゃぐちゃになる。
でもやっぱりいつも勝るのは涼太への気持ち。
ずっと俺を裏切る奴への気持ちなんか消えればいいのに_
夜な夜なゆらゆらいでも
未だに君がいちばん
最低で大好きだった
なんでかな ムカつくわ。もう
忘れちゃいたいのに
ずっと傷つけられてばっかだったのに
wt「 俺だって、別れたい、 」
そう言葉を発した瞬間なんとか堪えた涙はやっぱり溢れ出してしまって。
照は顔色ひとつ変えず俺をそっと鍛え上げた腕で抱き締めた。
俺は照に抱き締められた温かさで涙が止まらなくなってしまった。
ついに、初めて泣き顔を見せてしまった。
初めて他の人の腕の中で泣いてしまった。
せめて、涼太の腕の中で泣かせてよ。
なんで他の人の腕の中で泣かなきゃいけないんだよ。
なんで俺は浮気されたの。
なんでオンナの元に涼太は行ったの。
いろんな感情が溢れ、比例かのように涙も溢れてくる。
wt「 なんで_なんで__ 」
wt「 俺、なんかしたかな、 」
wt「 俺はまだ好きなのに、 」
俺から零れてくる言葉を照はひとつひとつ受け止めるかのように抱き締め続け、背中を摩ってくれた。
チクタクと鳴る時計の長針は0時を通り過ぎていた。
カーテンから漏れる朝の光で俺は目が覚めた。
胸にはまだ昨日の照の温かさが残っている。
残っていることに複雑な気持ちを抱きつつ俺は体を起こした。
リビングへ行きソファへ座るとぼんやりした目に映ったのは、グレーの寝巻きを着てバルコニーでタバコを吸っている恋人の姿。
恋人は俺が起きたことに気づくとタバコを吸うのをやめ窓を開けて部屋に入ってきた。
my「 おはよ、翔太 」
久しぶりの日常に俺は驚きも入り交じったが嬉しさで胸が躍った。
wt「 おはよ涼太 」
俺は涼太のタバコの匂いを身につけるかのように涼太に抱き着いた。
my「 どしたの翔太、 」
そう言って涼太は笑う。
タバコの匂いがしたところは涼太らしいけど、
首に愛の印があるところは涼太らしくないね。
それでも俺は涼太の前では気づいていないふりをしていたいと思ってしまった_
シンデレラボーイ 0時を回って
腕の中であたしを泣かせないで
気づかないふりをしてそのまま
つけるタバコが大嫌い
俺は気持ちが揺らぎつついつも通り仕事帰りに照の家へ行った。
今日は仕事が早く終わったせいでご飯時に来てしまった。
それでも照はいつもと変わらずいらっしゃいと声を掛け俺を中へ入れてくれる。
俺は相変わらずソファにもたれかかり外の景色を眺めた。
iw「 まだ舘さんのこと、好きなの? 」
いつもと同じ照の質問。
照の言葉は一緒でも俺の答えはいつも定まっていない。
酷い時は何も言えずに黙り込む日もある。
wt「 …たぶん。 」
俺が答えると照はそっかと小声で嘆いた。
俺ら二人を静寂が襲った後照は言った。
iw「 翔太、 」
wt「 なに_ 」
俺が振り向いた時、俺の唇を照に奪われた。
俺は少し驚きはしたものの体は照を拒否しなかった。
照の唇は少し硬めで涼太の柔らかい唇とは大違いだった。
iw「 …ごめん_ 」
ぽつりと謝罪した照。
俺は何も反応しなかった。
薄々、気づいてた。
でも、なんとなく振り向かないようにしてきた。
心はまだ涼太に希望を持ちたかったらしいから。
そんな俺をずっと待っていたのかついにとうとう照のほうから手を出されてしまった。
照が謝ったことに対して何も言えない自分に怒りを感じる。
iw「 翔太、俺…ずっと好きだよ。 」
iw「 舘さんが翔太を好きになるずっと前から。 」
突然の告白に心拍数が上がっているのがわかる。
俺は強がりたいのか照に背を向け真っ暗闇を見つめる。
それでも照は言葉を続けた。
iw「 俺…ずっと翔太の辛い姿見たくない。 」
初めて照に泣き顔を見せたあの日から俺は、人格が変わったかのように照の腕で泣くことが増えた。
きっと照は優しいからずっと照の胸に俺の泣いている残像が消えずに残っているのだろう。
でもまだ俺の心に涼太がいることには代わりはなさそうで。
それでも照に応えたい気持ちもあって。
俺は何も言えず、ただ呆然と暗闇を見やることしかできなかった。
休日の朝。
今日も一人だった。
涼太はとっくにどこかへオンナと出かけてしまっていて俺一人が取り残されているよう。
俺はバスタオルを浴室に掛けた。
するとぼんやりと記憶が蘇ってきてしまった。
あの休日の朝。
ぼんやりとした目を擦り見えたのは朝の光が味方し美しくなった涼太の後ろ姿。
その時の涼太の背中はたのもしくもあり闇を抱えている背中にも見えた。
リビングに戻り少し立ち尽くす。
昨日の光景が頭に浮かんでくる。
俺は自然と唇を触っていた。
涼太とは違いしっかりとした照の唇。
なんて言っても恋人とのキスの感触なんてもう忘れているほどしていないけど。
昨日、再び照にキスをされた。
照に初めて手を出されたあの日から照はどことなくわかりやすく俺を求めるようになっている気がする。
手を出されるわけではない。
ただ単に言葉で俺を急かすだけ。
俺は特に急かされることに焦らず大して照が求めているような答えも出さない。
でもついに昨日は二回目、照に唇を奪われた。
俺はそれをまた、否定しなかった。
俺は知っている。
どんどん俺の心は照に天秤が傾いていっていることに。
でも、まだ、あと少し、俺は涼太を好きでいたいんだ_
濡れたままのバスタオル
浴室にかけた8時
散らかった部屋にはひとり
またカラダ許してしまったな
来慣れた照の家の道。
インターホンを押すと当たり前のように開くドア。
自分の家かのように靴を脱ぎ捨てソファに座る。
最近景色を見ることは少なくなった。
なんとなく照に精神的に支えられている気がしてきたから。
もしかしたら俺に惚れてもらおうというやらしい優しさなのかもしれない。
それでもいい。
俺はどこか照を求めていた。
もはや今は照がいなければ俺は自立できない程に怠惰であった。
それでもやっぱり心の中の涼太は薄まるだけで消えなくて。
どこか心に留めておきたかった。
今どこ?
照と話している時に届いていた涼太からのメッセージ。
今まで即レスだったのに今や未読スルーをしている自分に変わってしまったなと思った。
送られてきていたのは1時間ほど前。
なにかあるな、なんて思った一瞬の感情はどこかへ行ってしまって照に話してみた。
wt「 照…こんなん来た。 」
俺は照にスマホの画面を見せた。
隠したつもりではあったが少し俺から喜びを感じ取ったのか肩を落とす照。
俺はそれに気づかないふりをした。
wt「 なんでかな、 」
俺が呟くと照は知らないと言い不貞腐れた様子をちらりと見せてキッチンへ行ってしまった。
俺は珍しく来た涼太のメッセージに少し意地悪をしようとにやけながら俺は送信した。
照の家にいます
もしかしたら照の家に泊まるかも
大嘘をついた。
俺は毎日照の家に来ていても泊まったことは一度もない。
涼太みたいに浮気相手の家に泊まるものか。
でもきっと俺は涼太に引き止めて欲しくて。
送信すると涼太の既読は一瞬でつき、
わかった
と素っ気ないメッセージが返ってきた。
俺は少し馬鹿馬鹿しくなってふふっと笑っていた。
その姿を見て勘違いをしているであろう照の視線は痛かったがこれまた感じていないふりをした。
涼太へ。
嘘をつくなら俺みたいに上手くつかないとね。
涼太の嘘はもう、バレバレなんだってば。
照の家からの帰り道。
照も求めたいけど涼太も求めたい。
俺が出した答えはこれだった。
答えを出してから間もなく隙をついた悪魔が吠えてきた。
一番身勝手で自己中なのは俺じゃないか、と。
俺は気づいていた。
それでも、今まで目を背けてきた。
でも、ついに心の悪魔は気づいている俺を逃がさない。
涼太は俺との別れを求めていて、
照は俺と共に過ごす日々を求めている。
二人はただひたすら一途に誰かを想っている。
それに比べて俺は?
別れたい涼太を、心が離れている涼太を引き留めようとずるずる関係を続けて。
一緒になりたい照には好意をちらつかせながら明確な答えは出さずに曖昧な関係を続けて。
一番身勝手で、自己中で、最低だったのは俺だった_
あなたがいなくなっても
あたしは平気そうです
連絡はたまにするね
意地悪くらいさせてよね
嘘くらいせめてちゃんと
次は上手につかなきゃね
家に着きドアに手を掛ける。
すると俺はなぜか嫌な予感を感じた。
心が少しもやついてざわついて。
それでも家に入ろうとドアを開けた。
すると鍵は開いておりいとも簡単に玄関へ入れた。
玄関に入ると声が聴こえた。
一人は涼太の声。
もう一人は…甲高く鳴くオンナの声。
二人とも息を切らしながらいやらしい音を響かせている。
足元を見てみると真っ赤なハイヒール。
ハイヒールの赤はいかにも涼太が好きそうな燃えるような赤だった。
俺はハイヒールを認識した瞬間吐き気がして気持ち悪かった。
嫌な予感はこれだったんだ。
俺はその場から逃げるようにドアを開け走り出した。
家から逃げるように、涼太から逃げるように。
俺は歩き慣れた道をひたすら走り続けた。
風に吹かれ車の音に急かされ。
顔は涙でぐしゃぐしゃ、でもそんなん関係ない。
そんなことよりも行くべき場所があった。
流れる景色に映し出されるかのように呼び起こされる記憶の数々。
my「 翔太できたよ 」
my「 翔太お待たせ 」
my「 翔太これ干しとくよ? 」
my「 翔太これどうしよっか 」
my「 翔太、大好きだよ。 」
my「 翔太、愛してる。 」
脳に響き渡る俺を呼ぶ涼太の声。
俺の隣であははと笑う涼太の笑顔。
ずっと俺が映っていた涼太の瞳。
いっぱい悩んで語り合った涼太との夜。
いっぱい愛を伝えて抱き締め合った涼太との夜。
涼太との想い出をかき消すように走る。
今までは汚れそうになってもなんとか埃を払って宝物として守り抜いてきた。
でも宝物だと思ってたのは俺だけで、
涼太にとってはただのごみだと今になってようやく気づいた。
涼太をまだ好きでいようとした努力も、
涼太をまだ振り向かせようとした努力も、
涼太にとってはなんの効果も無かったんだ。
どれくらいの時間を掛けたか分からない。
だけど、やっと、
俺は…
小さな段差で躓いて転けた。
それでもなんとか立ち上がって走り出した。
ぽつりと降ってきたのは自然の恵み。
そんなのも振り切るぐらい俺は走った。
早く、早く、彼奴から逃げ出して、
愛する人の元へ、早く、行きたかった。
逢いたかった。
抱き締めて欲しかった。
言葉を掛けて欲しかった。
愛を伝えて欲しかった_
あたしの前だけで弱さを見せて
無邪気な顔で呼んでみて
あなたの瞳 独占させて
誰も見ないでいて欲しかっただけ
死んで
シンデレラボーイ 0時を回って
腕の中であたしを泣かせないで
気づかないふりをしてそのまま
つけるタバコが大嫌い
好きって言わんでよ 愛しても無いのに
瞳の奥、あたしを捕まえて
気付かないふりをしてそのまま
騙されてあげていたの
雨のせいでずぶ濡れになりながらも俺は辿り着いた。
そこは、照の家だった。
俺はインターホンを押した。
すると照の声が案外早く聴こえた。
iw「 はぁi_ 」
iw「 …翔太、? 」
iw「 びしょ濡れじゃん、 」
iw「 待って今すぐ開ける_ 」
そう言って照はインターホンを切りすぐドアを開けてくれた。
俺はドアが開いた瞬間、照の胸に飛び込んだ。
早く、照の温かくて、太い、たくましい腕に包まれたかった。
照は驚きもしなければ嫌がる素振りも見せずびしょ濡れの俺を受け入れ、予想通り俺を抱き締めてくれた。
想い出を塗り潰そうと照の名前を呼んだ。
ただひたすら、照が欲しかった。
wt「 ひかる”っっ ひか”る”ッッ…… 」
wt「 ひかる”っ、おれ”っ”…… 」
照は俺に何があったのか聞くことなどせず、ただずっと力強く抱き締めてくれた。
俺は思う存分、照の胸で泣いた。
ある程度泣くのに満足した後、照はタオルを持ってきて俺の頭を拭いてくれた。
ついでに俺の涙も拭ってくれた。
そしてお風呂入りな、とバスタオルを渡しリビングへ行ってしまった。
火照った体を照から渡されたバスタオルで包む。
バスタオルは爽やかな甘い香りがしていかにも照の香りを身に纏っているような感覚に陥った。
リビングに出ると照はソファに座って俺を待っている様子だった。
俺を見るなりおいでと腕を広げる照。
俺はすぐ抱き着いた。
まだ傷が癒えないのか俺はまた涙が出てきてしまった。
照はぽんぽんと音が鳴るように背中を優しく叩いてくれた。
iw「 何があったのか…きいていい、? 」
俺は頷いた。
wt「 …家帰ったら、涼太が、 」
思い出すだけで涙が止まらない。
wt「 涼太が…オンナ連れ込んでた 」
照は何も言わなかった。
俺は言葉を続けた。
wt「 俺…やっと気づいたよ、 」
wt「 涼太なんかより幸せにしてくれるのは照だって… 」
俺は照と目を合わせる。
照の目は少し輝いているように見えた。
iw「 俺なら絶対翔太を泣かせたりしない。 」
iw「 翔太が鬱陶しいって思うぐらい愛せるよ。 」
照の表情は清々しかった。
やっと愛する人を手に入れた顔をしていた。
wt「 照…待たせてごめんね。 」
wt「 …愛してる。 」
俺は照の首に腕を回し、
初めて二人の愛が結ばれたキスをした。
照に車で送ってもらい助手席から降りて家のドアの前に立つ。
ドアを開けようとしている手は少し震えていて、心も怖がっているようだった。
それでも俺は目を瞑り思い切りドアを開けた。
リビングに行くと相変わらずバルコニーでタバコを吸っている彼奴。
俺の姿に気づきつつタバコを味わっていた。
ほんとはわかってるくせに。
ほんと君は知らんふりが得意だね。
嘘をつくのは下手なのに。
俺は荷物をまとめて最後に振り返る。
彼奴はまだタバコを吸っていた。
あの朝_
my「 どしたの翔太、 」
起きてすぐ君に抱き着いた俺。
君は笑ったね。
wt「 ねぇ涼太… 」
wt「 俺のこと…好き、? 」
俺がわざと上目遣いで言うと君は
my「 もちろん、大好きだよ。 」
そう言って君は俺を抱き締めてくれたね。
あの時、信じた俺は馬鹿だったね。
今思えばあの時からもう、君の中に俺はいなかった。
大好き、なんて言葉、全部嘘だったんだよね。
俺、やっと君の魔法が解けたよ。
君を好きでいたい、そんな魔法。
しつこくて、強力で、執着的な魔法だったね。
さようなら。
もう、二度と、俺の前に現れないでね。
もう、二度と、俺に魔法を掛けないでね。
俺は荷物を持つと涼太に背を向け家を出て、
照の車の助手席に乗った。
下手すぎますね 、笑
入れたい描写詰め込んだら長くなりすぎた🤦🏻♀️((
MV見る度にMVが正解だと思います笑((
この3人だいすき((
長いのに読んでくださりありがとうございました🙇🏻♀️🙇🏻♀️
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しろ ちゃ ~ ん !! 最高 すぎて 心 ざわざわ してた ( ? )