C.T.B 揺り籠から戦場まで

(通信開始)

※この物語は

22世紀の現代にも続いている老舗文章投稿サイト“tellernovel”に、暗号トンネルを利用して約100年前の21世紀の君達に向けて送る「近未来通信」である。

(通信終了まであと1分)

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まず、私は私と世界に何が起きたのかの全てを書き記すつもりだ。

しかし不運にも検閲に合い突然通信が終わる可能性がある事もご理解頂きたい。

実際その場合にはやはりこの通信を傍受した過去の君達が罪に問われる可能性がある事も否定は出来ない。(もちろん送信する方法は最もセキュリティの高い方法を採用している。だがセキュリティ突破の技術は日に日に安全とは言えないものに成り下がってきている。)

私からの通信の構成は、

まずこのような世界になってしまった背景や日常といった、比較的安全と思われる内容の

[sideA]

と、

位置情報を撹乱できる最後の1分で、私のいる危険な世界の惨状の

[sideB]

の2部構成でお伝えする。

どちらかだけ取り上げて頂いても一向に構わない。しかしいつかはすべてを読んで何らかの行動を起こして欲しい。

ーここまで読んでもまだ先に読み進みたいという勇敢なる諸君のみ

第一話に進まれたい。

(通信終了)

-log-

2136年5月21日

GPS 特定できず。