『クロノアさん』
メッセージを送っても、既読がつかない。
『しにがみ』
既読だけついて、放置された。
『トラゾー』
「ごめん」とだけ返ってきて、逆に胸が苦しくなる。
「……はぁ、」
こんな調子だった。
3人はあれからずっと俺に冷たい。
俺が必死にメッセージを送っても、クロノアさんは練習で忙しいのか未読無視だし、
しにがみは既読無視、トラゾーは返事はしてくれるけど話し合いする気はないらしい。
「もー…どうしよう、」
3人があまりにも話し合いを拒むせいで、八方塞がりになっている。
「…折角、サプライズまで用意したのにな……」
まさか、こんなことになるなんて…。
俺は机に突っ伏して、ため息をついた。
そう、俺は皆のためにサプライズを用意していたのだ。
今までずっと歩んできた仲間たち、これからもずっと一緒な仲間たち。
そんな皆への思いを込めて……。俺は……。
「…弱気になってちゃダメだよね」
俺は顔を上げた。
皆の気持ちだって尊重したい。夢に向かって進んでいく皆を応援したい。
でも、でも。
『もう一度、会って話をしない?』
俺はチャットを送信した。
机には、紙切れが無造作に置いてあった。
コメント
2件
最高ォォォォォォ 続き待ってまァァァァァァす!