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あれから、2人で片付けしてくれてる間に、私はお風呂を済ませ、深澤くんを送って、帰り道。
行きは深澤くんが程よく話してくれてたけど、今は無言。
なんだろ、話しかけた方がいいのかな?
そう思い、チラッと照を見る。
………だめだ。
かっこいい…って思っちゃう。笑。
照「あ、そういやさ…」
○○「Σ( ˙꒳˙ ; )………え?何?」
照「え、ごめん、脅かした?」
○○「…いや、大丈夫だけど………」
照「○○の実家、そろそろ行こうと思うんだけど、来月何時がいいか聞いといてくれない?その日に休み合わせて行こう?」
○○「……うん。分かった。」
覚えてたんだ…
はぁ、出来るなら行きたくない……
そういや、昨日お母さんからも、退院したの?って連絡来てたの忘れてた。既読すらつけてない……
明日、返事返す時に聞いておこう。
そう思い、ふと、足元に光るものが目に入った。
○○「……ん?あれ?これ……」
照「ん?」
○○「絵里のイヤリング……明日渡しとくね」
照「…え、…あ、うん。」
ん?なんか、やっぱおかしい。
○○「絵里となんかあった?」
照「…なんも。あ、ただまた、来週、休み同じだから教えて欲しいっては言われたけど」
○○「それ。私が仕事の日だよね?」
照「うん。」
○○「そっか。」
照「断ったよ?」
○○「え?なんで?」
照「だって嫌でしょ?俺ならいやだもん。」
○○「……でも、絵里だよ?」
照「○○はいいだろうけど、俺は嫌かな。ふっかでも一緒ならまだいいけど。2人はちょっとね。」
○○「…そっか。」
なんか、友達を否定された気分。
でも、照が悪い訳じゃない。むしろ、私の事考えてくれるんだなって思う。けど、なんか胸騒ぎ?がする。
そう思いながらも、帰宅。
明日の準備。絵里のイヤリングも忘れないように、カバンに入れる。
いつもなら、筋トレして、お風呂で汗流して、読書してる照。その横とか傍で私もゆっくりするのが日課。
だけど、今日は筋トレしたらお風呂を済ませて、もう寝室に。
私も、明日の弁当の下ごしらえをして、寝室に。
○○「照?」
照「……」
あれ?もう寝ちゃった?珍しい……
しかも背向けて寝てる。
そう思い、起こさないようにと、私も横に入り、なんとなく、背を向けて、寝た。
翌朝。私が起きたらもう、照はいなくて。ジョギングに出てたみたいで。私は、お弁当と朝ごはんを作る。出来上がった頃に帰ってきて、シャワー浴び、朝ごはん食べて、一緒に家を出た。途中まで送って貰う。
○○「ありがと!気をつけて行ってらっしゃい!」
そう行って手を振ると
照「行ってきます!あ、今日ちょっと遅くなるかもだから、また帰る時連絡する!」
○○「うん!分かった!」
そのまま、私はバスにのり駅から職場へ。
深澤「あ、○○じゃん、おはよー」
○○「あ。深澤くん!おはよー」
深澤「地味ーに筋肉痛。」
○○「私も足はちょっとだるいというか、痛いというか…スパルタ過ぎるんだもん(笑)」
深澤「たしかに!わら」
そんな話をしながら、職場についた。
「今日も仲良く出勤?あんな問題起こして、別の男の人とも…深澤くんが可哀想よねー」
なんて、聞こえてくる。
ま、そりゃそうか。みんな知らないし。
深澤「気にすんな!」
そう言って、私の頭をポンポンと。
○○「もう!やめてよね!大体こんなことするからでしょ!」
深澤「そう?」
○○「うわぁ、全然反省してないじゃん!(笑)」
ん!やっぱり、深澤くんとは、なんか、人より距離感ちかくなるな(笑)ましてや、兄弟って分かったし、小さい頃の記憶はほとんどないけど、うろ覚えでも、大好きだったんだろなって感じあるし。
深澤「ま、みんな、俺らが兄妹なんて知らないだろしな(笑)」
○○「言う必要もないし。さ、仕事、仕事!」
そう言って、ロッカーで、着替える