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___________________________中side
集中治療室を後にし、また廊下を歩く。
「…さっきから顔色が悪いアル。大丈夫ネ?」
「喉痛いし咳も出るんだよね…、」
芬蘭がそんな事を言うと、話した通り芬蘭が手で口を抑え、咳き込む。
咳が収まり、芬蘭の手のひらを見ると、血がべったりと付いていた。
「…なに…これ、?」
「…芬蘭、まさか吐血したネ?」
「…え、?」
突然の吐血という言葉に脳が追い付かず、困惑してしまう芬蘭。
此処に来てからというもの…芬蘭の様子が変なのだ。
…矢張り、 此奴はちょいと厄介な事になりそうだ。
勘がそう囁いている。
「大丈夫アルか?」
「…うん、多分放っておいたら治るよ、」
そう言って一瞬芬蘭は不安気な表情を見せるが、その視線が何かを捉える。
「…あ、新生児集中治療室…、」
芬蘭の視線の先には部屋の名前を示すプレートが。
我と芬蘭は分厚い鉄の扉を開け、部屋に足を踏み入れた。
部屋には複数の保育器や机、椅子等が、
見るに堪えない有様で放置されていた。
「…ん、?」
「…どうしたネ?」
「…いや、赤ちゃんの泣き声しない?」
「…は?」
その場で暫く耳を澄ますが、我には何も聞こえない。
…芬蘭の聞き間違いではないかと考え、芬蘭に問う。
「聞き間違いじゃないアルか?我には泣き声なんて聞こえないアル。」
「…え…、?だって今も…!!!」
…嗚呼、視えてしまった。
我に必死で訴え掛ける芬蘭のそばに、赤子の霊が居る。
親に泣き付く子供の様に…、
親を取るなと第三者を睨む子供の様に…。
其れはじっと此方を見つめているのだ。
「…中国?」
「…芬蘭、今すぐ目を閉じて耳を塞ぐネ。」
「…わかった、」
そう言って耳を押さえる芬蘭を抱き寄せた。
…これはあの赤子への牽制だ。
「…こやつはお前の母親でも父親でもないアル。」
我がそう言い放つと、赤子は今にも泣き出しそうな表情を浮かべる。
「…芬蘭の喉に霊力を注ぐのをやめるネ。」
赤子はついに泣き出してしまった。
そのせいで、泣き声は我にも聞こえる様になった。
…嗚呼、五月蝿い。
この赤子の泣き声は本当に不快だ。
「…本当に五月蝿い赤子ネ。首でも捻られたいアルか?」
我がそう言うと、赤子は泣き叫びながら塵が風に飛ばされる様に消えていった。
なんとか事態が落ち着いた為、芬蘭の肩を軽く叩き、
もう耳を塞がなくても良いのだと知らせる。
「…ん、なんだったの、?」
「…少し歌を歌っていたアル。」
「…こんな所で、?」
そう言って我に問う芬蘭。
我は笑って話をすり替える。
「…そんなことより、喉の調子はどうアルか?」
「…あれ、痛くない、」
「それなら良かったアル。」
…あんな赤子、芬蘭には絶対近付けさせたくない。
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このお話分かりづらかったので解説です!!↓
なんで赤ちゃんの霊が🇫🇮の喉と関係があったのかというと…、
赤ちゃんの霊の過去にあります…、
【ここから設定語りします!!】
あの赤ちゃんは望まれずに生まれた子がそのままお亡くなりになってしまった為、
愛してくれる“親”が居なかったんです。
だから誰かに自分の霊力を注いで親になってもらおうとしたのが文章中のあの子です。
そこで、“親役”として目を付けられたのが🇫🇮だった訳です
ですが赤ちゃんの為霊力が足りず、身体全体に霊力を注ぎ込むのは難しいので、
1番最初は喉から霊力を注ぎ込んだって事です
🇨🇳は4000年生きる中で霊との繋がりも少なくなかった為、対処する事が出来た…みたいな、
拙い説明でごめんなさい!!!!!!!!!
【私の中だけの設定!!】
🇫🇮は霊とかそういうもの寄せちゃうタイプ(無自覚)
🇫🇮は公園とかに居る子供に一部人気そう
🇨🇳は普通に霊とか祓えると思ってる
🇨🇳は子供苦手そう
果たして🇨🇳彡は🇫🇮彡に好意を寄せているのか…?
それは皆様のご想像にお任せします😊