「君をわかってあげられるのはわたしだけ④」
「アンタ、そもそもね!影薄いのがいけないのよ!」
「なに、僕なんもしてないんだけど?えー?」
「はぁ、さっき私のぶどうゼリー食べた癖に!」
「それはさぁ、僕も君にみかんゼリー食べられたことがあるんだからお互い様で良くない?」
「あの後、私買ってきたわよ?アンタ、早く買ってきなさいよ?」
「いや、でもあの時、君は同じみかんゼリーじゃないの買ってきたでしょ!じゃあ僕も買ってくるから!じゃ!」
数分後
「ちょっとアンタ、違うぶどうゼリーじゃない!」
「君だって前してたじゃないか…いいだろ、お互い様でさぁ…」
「んぅ…」
ヤバい、喧嘩がまた勃発しているところを見てしまった!
止めなちゃ!(使命)
「二人とも、何してるの?」
「いやぁ、ゼリーでちょっとね…」
「そ、そうなんだ、そういえばさ、ちょうどゼリーあるからあげる」
それは偶然、みかんゼリーとぶどうゼリーで、ぶどうゼリーは、まなが買って静香に食われたやつだった。いや、こんな偶然ある?
みかんは多分一緒じゃないと思うなぁ…
「あ、これ、アンタが食べたぶどうゼリーと一緒のやつじゃない!」
「このみかんゼリーは、ちょっと違うけど美味しそう!」
良かった、喧嘩が止まった!
「ねぇ、愛?」
三枝だ。
「プリン、買ったよ!(^O^) ちょっと一個ここにないのはね!京子に食べた謝罪として渡したんだ、その、それをあげる!」
おい、おい!まぁプリンは最高だから貰おー!
「あ、うんありがとう!」
美味しいって、ゼリーとプリン食べる会になってきたし!
早く鬼古に会いに行かないと!!!
んーでも喧嘩をちゃんと辞めさせる方法は…
「ねぇ、二人とも、コレあげる」
そう!これは本!
【海月と巳豆①】と【山登り〜基本の巻〜①】
という題名の本だよ!
合計二冊あるよ!
「お!これは…アレだね、ありがとう」
喜んでくれたね!嬉しい!
「へぇ、愛…僕にこれくれるの?ありがとう!」
よし!二人とも喜んでくれたってことだね!いや〜嬉しいなぁ(^O^)
よし、本を読ませて喧嘩を無くす作戦!とりあえず行くか!
「じゃ、バイバイ!」
「静香、まな、私は愛と共にするからバイバイ」
三枝と鬼古のところへ行くか…!
ゴー!行くぞ〜!
あれ、あれはなの?
「あ〜愛と三枝だねやっほーぉ〜」
めっちゃゆるゆるしてるなぁ
「私ね〜今から、にいな、のところに行くんだぁあのね、二人はどこに行くの〜?」
へぇ〜なのは、にいなのところに行くんだ!
私たちは
「えっ〜とねi」
「愛と一緒に鬼古のところに行くんだ!^^」
まって遮られた悲しい!
「そーなんだ、じゃあ〜お別れかぁ…バイバイ!」