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君と夏

14 - 3話 夏休みと四人組

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2024年08月16日

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これから、夏休み。

どんな事をしようか脳をフル回転させて考える。

きっと、課題に追われるだろうけど、皆でやったら楽しい思い出になるに決まってる。

私達の青春が始まる。


帰宅すると、紅君が言っていた通りグループLINEができていた。

挨拶しておこうとトーク画面を出す。

「よろしくっと… 」

他のアカウントは、AOIとS.Kとサックサク…

誰かは分かるけど朔君のアカウント名、何か不思議だな…

アカウント名で少し笑いそうになりながら、私は紅君達とLINEのやり取りを始めた。

『これで全員かな?』

『全員だと思うよ!』

既読3付いてるし多分大丈夫かな。

『このグループLINEの名前変えて良いか?』

『良いと思う』

このままじゃ流石にね。

『どうする?』

『俺に良い案がある!』

『じゃあ、任せたわよ』

うーん。朔君、何ていうグループ名にするんだろう…アカウント名は不思議だからなぁ…。

そんな事を考えていると、LINEグループの名前が変わったという内容がトーク画面に映る。

『その名も「青春四人組」だ!』

『朔らしい』

『事実だろ 』

青春四人組か…結構好きかもしれない。

『私は良いと思う』

『ほら!藤花ちゃんもそう言ってるじゃん!』

『藤花が良いなら賛成』

『うちも同じく賛成』

朔君が画面越しでも分かるくらい喜んでいるのが分かる。

『朔、嬉しいからって顔文字使うな』

『ごめんって!俺考案の名前って中々使われないからさ!』

紅君と朔君のやり取りに思わず頬を緩める。

本当に仲良いんだなぁ。幼馴染で親友って中々いないよね。

『取り敢えず、グループ名は決定ね』

『本題に移りましょう』

「青春四人組」に気を取られていたら、夏休みに何をするか考えるの完全に忘れてた…

『バレー部とサッカー部の休日がどれだけ合うかにもよるね』

『一人だけ違う部活なのが悔やまれるな』

『しょーがないだろ!』

元々は紅君と葵ちゃんはバレー部がキッカケで仲良くなったからなぁ…

あの時、朔君と会ったのは偶然だったし。

葵ちゃんと朔君は、お互い顔見知りくらいの仲みたいだし…

『どこの部活でも休みの金曜日か?それともお盆休みとかにするか?』

『お盆休みは少し長く遊べそうで良いんじゃないかしら?』

『確かにそうだな』

…やり取りをみる感じ、仲良くやっていけそう。二人とも明るいイメージがあるし。

『取り敢えず、夏休み入ってすぐの金曜日に皆で集まろーぜ!』

『僕はOK』

『了解よ』

『分かった』

私達は途中で話がズレかけながらも、予定を立てる事ができた。

今度の金曜日、特別な日になる予感がした。


青春四人組の青春が今、始まった。

それに伴って恋心も動き始めた。

まだまだスタート地点。

これからが、青春夏休みだ。

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