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はーい、みなさーん!!
「手は横に、あら危ない
頭を下げればぶつかりません」
って聞いたことありますよね
はい、今回は頭を下げる話です
ネタ提供は妹です、ほんとありがとうございました
いや、ちょっとね、土下座してたら言われまして…
その言葉に頭がピンとアイデアを思いつきました
ということで、はよ行きましょか
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「吐けないっ」と同じ感じ
(インドがイギリスと関わりすぎてアメリカなどに虐められるお話)
結構理不尽なこと言ってます
それではレッツゴー!
あ、最近投稿しなくてすいませんでした
ピンポーン
インターホンが鳴る音がした
それに怯えつつも、出ないという選択肢は無かった
ゆっくりと震える足を動かして、玄関に向かっていく
その度に、気分がじわじわ悪くなるが、どうしようもなかった
…逆らったほうが余計ひどいに決まってる
なら、反抗しない方がいいってものだ
そんなこんなで玄関について、ドアを開けた
…元から鍵なんてついてもいないのに、こいつは、俺が来るまで待つんだ
そういうとこ、礼儀正しいというかなんというか、ものすごく嫌いだ
「よっ、インド」
少しドアを開けただけで、さらりと中に入られて、アメリカはニコと笑ってくる
こいつは自分がどれだけ俺が嫌ってるのか知ってるはずなのに、いくらだって虐めてくる
だから、気づけば反抗なんてする気をなくした
「…あいさつは?」
そうやって問われて、びくっと体が跳ねる
暗い声色で、どうしても怖い
「ぉ、おはよう、ございます」
そう言って、ズルッと落ちたように跪いた
いつものことだ、こうすれば、アメリカの気に召す
殴り数発で終わるんだ、楽な方なんだ
…だが、アメリカがしてきたのは、声を発することだった
しゃがみ込んで、俺と目を合わせてきて、アメリカは言ってきた
「なぁ、俺等って兄弟じゃん。なんでそんな低くなるんだ?」
「はっ?」
ついそう言ってしまって、バッと口を押さえる
それにアメリカは指を指してきた
「ひ、っ…ぅ」
それだけで少し下がりたくなってしまう
殴られるかも、だなんて思って
「お前、頭が低い」
そんな指摘を受けて、頭を下げようとした
でも、頭をガシッと掴まれた
「ぃ゙あ゙っ…ぅ゙」
なんで?俺、ちゃんと頭下げて…
そのままふらっと体を持ち上げられて、ガンッと壁にぶつけられる
「俺さー、頭が低いって言ったんだけど」
それでハッとする
でも、アメリカは止まらない
ドゴッッ、そんな音が蹴られて鳴った
「がっ…ぅ゙、けほ、ごぽ」
ぴちゃぴちゃと血が口からこぼれる
ズキズキと腹に痛みが走る
体が耐えれてない…明らかに
でも、そんなところにもう一発ドガッと蹴られた
「ぅ゙ぐっ…っ、ひゅーっ、かはっ…」
余計に鈍痛で体が痺れる
痛みが一瞬消えたような感覚がしてから一気に現れるひどい痛み
血もぼたぼた口から溢れるし、腹からも出ていた
体が燃えるように熱い
それがズキズキと痛んでいた
それなのに、ガンッと壁に頭を叩きつけられた
「あ゙っ゙っ…」
目の前がチカチカして、ぼやける
でも、アメリカの姿は捉えれた
…どうやら、笑ってるみたいだ
「うん、ちゃんとできてるな」
…頭の高さがあってるからできてる、なのだろうか
普段なら高くても、同じでも怒るくせに
何回も何回も殴って、蹴って、足の切断でもしようかと脅すくせに
…ほんとにこいつは自己中心的だ
「これからも仲良くしような、Brother!」
そうやって言って、アメリカは手を離してくれた
…兄弟だなんて、誰が言ってるんだろう
俺を暴力三昧で漬けて、ずっと殺す気で襲ってくる人間が
もうアメリカは去ったみたいだから、恨み言を声に出す
「誰が兄弟だよ、バーカ」
次の瞬間、体がふらっと倒れた
たぶん、出血過多だな、なんて思いながら意識が消えた