【注意】
・💙、🖤が病んでます
・BLです
・1部のメンバーは出てきません
・捏造です
・ご本人様とは関係ありませんので迷惑をかけることのないようお願いいたします
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♢ side Iwamoto Hikaru
翔太と目黒が別れてから数週間が経過した。俺の思った通り、あれから2人は話している所を見ていない。それ所か目も合わせられていないようだった。2人の間には、厚い壁が出来ていた。
「(どうすれば前みたいになるんだ……やっぱ時間に任せるしか……?)」
俺は悩んでいた。このままでは俺達も不安に思うし、ファンやスタッフの人達にも心配させてしまう。
「……。」
『ひかるー!』
「!、」
『どしたー?笑』
「……ふっか……。」
Fuka「浮かない顔して珍しいじゃん。」
「……いや、その……。」
Fuka「……あの2人?」
「……。」
Fuka「だよね〜俺も思ってた。」
「……このまま、見守るしか無理かな。」
Fuka「……いや?そんなことは無いと思うけど。」
「え?」
Fuka「まぁ確かに元の友達と言うか、家族っていう関係に戻るのは時間の問題かも知れないけどさ、寄り添ったり言葉の1つや2つくらいは掛けられるんじゃねぇかなって俺思うんだよ。」
「……、」
Fuka「……実は、俺もうなべに声掛けてんのよ。」
「は?な、何て掛けたの?」
Fuka「えーっと、」
♢ side Fukazawa Tatuya
翔太とめめの2人の関係が疎遠になっているのは一目瞭然だった。だから別れたんだろうって、俺達メンバーは気付いてる。
だから俺は、少しでもまた2人が付き合う前みたいに家族のような関係に戻って欲しくて、俺は翔太に軽く声を掛けた。
「ねね、しょーた。」
Shot「…………ん、あぁ……何。」
反応も遅いし、明らかに元気が無い。
「飯食いに行かね?」
Shot「……悪ぃけど、俺パス。」
「えー何でよ。」
Shot「……そーいう気分じゃないから。」
「そこ何とか頼むよ〜、最年長の悩み聞いて欲しくてさ。」
Shot「……相談なら照とかにすれば良いじゃん。」
「いや違うんだって、翔太だからこそ聞いて欲しいんだよ。」
Shot「……。」
「奢るから。」
Shot「……わーったよ、行けば良いんだろ。」
「マジ?助かるわー!じゃあまた夜な!」
Shot「……おう。」
♢
Shot「……んで、何。相談って。」
「あれ嘘。」
Shot「は?」
「だって翔太と飲みたかった気分だし、普通に誘っても来てくれないだろお前。」
Shot「……帰る。」
「待てって!」
Shot「離せよ。」
「言っとくけどお前の為だからな?」
Shot「……何言ってんの、お前。」
「お前最近元気ねぇだろ?だから気分転換に連れてきた。このまま放置してたらいつかぶっ倒れそうだし。」
Shot「……、」
「な?愚痴とか何でも受け止めてやるから、少しでも吐き出した方が体は楽だぞ。」
Shot「……吐き出したって変わんねぇよ。」
「1人で抱え込むのと、誰かに話を聞いてもらう。どっちがしんどいって1人でずっと抱え込む方がしんどいだろ。」
Shot「……。」
「だから、翔太の今思ってる事とかしんどい事、俺に少しでも良いから話してくんない?」
Shot「……俺……今、迷ってる。」
「……迷ってる?」
腹を割って話し始めてくれたのだが、思っていた話とは少し違って内心驚いた。
Shot「……涼太に、告白された。」
「……マジ?」
Shot「別れた後、偶然会って、そん時に告白されて。」
「(そうか……舘さん……翔太の事諦めてなかったんだ。)」
確かに、舘さんが翔太の事を2人が付き合う前から好きなのは知っていた。多分それを知ってたのは俺と照くらいで、めめと翔太が付き合ったと報告された時は、舘さんと照の3人でご飯を食べに行った記憶がある。
Shot「……でも、俺まだ蓮のこと好きで。」
「……。」
Shot「だから、おれ、っど、したらいいか……、」
袖で溢れる涙を拭う彼。ひっきりなしにしゃくりあげている。
そんな翔太を見た俺は、向かい合わせで座っていたのだけれど、席を立ち上がって翔太の隣へ座った。
「だいじょーぶ。焦んなくて良いから、誰も急かさねぇし。」
Shot「ひぐっ、う……っ、」
「翔太がゆっくり決めていけば良いんだよ。」
その日はラストオーダーの時間まで飲んだと思う。次の日は2人して二日酔いになって、照に少し怒られて笑い合った記憶があるから。
♢ side Iwamoto Hikaru
「……。」
Fuka「てな感じ。」
「……目黒は?」
Fuka「めめは予定合わなくてさー、誘えてないのよ。俺今日も雑誌撮影だから誘えなくて。」
「……んじゃ、俺が誘う。」
Fuka「お、じゃー頼んだ。」
「おう。」
そんなこんなで俺は目黒をご飯に誘うことにした。楽屋には居なかったため探しに行くとすぐに見つかった。
「目黒。」
Ren「!、照君?」
いつもとは変わりないようだけど、やはりどこかいつもの目黒では無いそんな気がする。
Ren「どうしました?」
「今日の夜、飯食いに行かない?」
Ren「え?良いですけど……何で急に?」
「久々に2人で飲みたい。」
Ren「……じゃあ、また夜に。」
「おう。」
目黒は一瞬目を見開いたが、すぐに戻って了承してくれた。
『目黒さーん!雑誌撮影出番です!』
Ren「あ、分かりました!」
と、目黒はこちらに会釈してから撮影へ走っていった。
♢
「……んじゃ、かんぱーい。」
Ren「乾杯。」
そして夜になり、俺と目黒は居酒屋へ来ていた。酒のジョッキを交わす。
「(てか、忙しくてちゃんと見てなかったから分かんなかったけど、目黒何かやつれてんな……?)」
Ren「……、」
「ほら、何か頼みな。」
Ren「あ……いや……最近食欲無くて、」
「やっぱ悩んでんだな。」
Ren「……すみません……。」
「いや、謝らなくて良いんだって。ただ心配なんだよ、俺ら全員は。」
Ren「……、」
「お前ら全然話さないし、日に日にやつれてるから。」
Ren「……俺だって、翔太君と話したいです。でも、俺が一方的に別れを言ってから、翔太君に話しかけられない限り俺なんかに喋る権利なんか無い。」
「……。」
Ren「……だから、もう……。」
「気まずいのは分かる。けど、お前が別れたのは喧嘩ばっかりで恋人としても翔太を喧嘩別れしたくなかったんだろ?それならSnow Manの中で仲の良い関係で居たかったからだろ?」
Ren「それは、そう……ですけど、」
「今の気持ち伝えろよ。翔太と喋りたいんだって。」
Ren「……でも、」
「俺も居るから。」
Ren「……翔太君に勘違いさせちゃうかもしれないのに。」
「……んな事言ってたってお前が望んだ結果にはならないだろ。」
Ren「そうだけど、!」
「……。」
Ren「……、」
沈黙が流れる。それを先に破ったのは目黒だった。
Ren「…………照君……少し話変わるんですけど、1つ、聞いて欲しい事があって……いいですか?」
「ん、どうした?」
Ren「……その……俺、別れてすぐの打ち合わせで、仮眠室に照君が運んでくれた日あったと思うんですけど、」
「うん。」
Ren「……康二が、入ってきて…………その、俺……告白されちゃって、」
「うん…………うん?」
Ren「……。」
「え、もっかい。」
Ren「……康二に、告白された。」
「……マジで?」
Ren「……はい。」
「(おいおい……翔太に続き目黒もかよ……。)」
Ren「でも俺、翔太君よりは先に幸せになれないって、断ったんです。断ったというか、康二はそれまで待ってくれてる。」
「……なるほどねぇ。」
Ren「……俺、最低な奴っすよね。翔太君を傷付けて、康二まで悲しい思いさせちゃって、その上皆にも迷惑かけて。」
「……何言ってんだ。」
俺は目黒の頭に手を置いた。
Ren「え、」
「目黒、お前は優しすぎ。自分を犠牲にしてまでしんどい気持ち背負うな。」
Ren「……、」
「だから、お前の思うがままに行動しろ。駄目な時は俺達が止めるから。」
Ren「……っあり、がと……照君……っ、」
♢
そして、次の日となった。俺は目黒と待ち合わせをして、ダンススタジオへと一緒に入った。
そこにはもう翔太は居て、こちらを見るなり視線を外す。
Ren「っ、や、やっぱ無理だよ、」
「何言ってんのって、ほら!」
Ren「わっ、ちょっ!」
「しょーたー。」
Shot「……ん。」
「おはよう。」
Shot「おはよ、照。」
「……。」
俺は目黒を見る。
Ren「……っお、はよ……翔太……君、」
Shot「……。」
その時、久しぶりに2人の視線が合った。
Ren「っ……、」
Shot「……おはよ、”めめ”。」
Ren「!、」
翔太は少し笑みを浮かべた。目黒は、それが嬉しかったようで。
Ren「うんっ、おはよ!」
Shot「何回言うんだよ、笑」
Ren「何回でも言う!」
Shot「そんな要らねぇって、分かったから。」
「(……ああ、いつもの2人だ。)」
俺はそんな姿を見て安堵した。
すると、背後からニヤけたふっかが近付いてきていた。
……そして小声でこう言った。
Fuka「やったな、照。」
「……だな。」
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