「おはようございます」
渡辺が、本日の撮影現場に顔を出す
昨日散々ストレス発散したせいで、本日は肌の調子が凄く良い…
「しょっぴー、おはよう!」
渡辺に真っ先に気づいた目黒が、笑顔で声を掛けて来た
「ん、おはよう」
笑顔で、それに応え…見つめ合う
「あのさ、今日…」
目黒が再び口を開きかけた、次の瞬間…
「翔太、おはよう!なぁ…今夜って空いてる?」
勢い良く深澤が声を掛けて来た
「今夜って事は、やるの?」
「駄目?」
「駄目じゃないけど…昨日佐久間と、やったばっかりなんだよね」
「えぇ〜そうなの?じゃあ…無理そう?」
「まぁ、出来なくは無いけど…」
深澤との関係も佐久間同様、何だかんだで長い間続いており…そこに精神的な恋愛感情は一切無い
佐久間と深澤もお互いの関係を認識しており…同様のメンバーは他にも居る…
お互いに、やりたくなったら声を掛ける…そんなドライな関係が長続きの秘訣で
それでストレス発散になるなら、なお最高!という感じだった
「よし、決まり!今日は仕事終わるのが、お互い遅いから…。俺ん家泊まりで良いから、ついでに家まで送ってよ」
「何だよそれ…目的はそっちじゃないの?」
図星だった様で、苦笑いした深澤が渡辺の肩を抱く…
「全く、しょうがないなぁ…早く自分で免許取れよ」
「善処します」
そう言って見つめ合い、笑い合う2人…
端から見ると卑猥な約束をしている様には全く見えず
他のメンバー達も数名は、薄々勘付いてはいるものの…
外に出て、変な奴に捕まるよりはまだマシだろうと…見て見ぬフリをしてくれている
これ幸いと深澤が、更に渡辺の腰を引き寄せ様とすると
「ここで、これ以上は駄目だろ…」
やんわりと抵抗されて、未遂に終わる
「おい、深澤。アレ…」
一部始終を見ていた佐久間が、深澤にコッソリと声を掛けると…そっと何処かに指を刺す
「?」
不思議に思った深澤は、その視線を辿って行くと…
「何だよアレ…」
「無意識でアレは重症だろ…」
それを見て、苦笑いする2人…
その頃には、渡辺の姿はもうソコにはなく
まもなくスタッフの始まりの合図で、撮影が開始された
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え?なになに?👀