コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
透き通るような白い肌
光を失った瞳
指の隙間を抜けてゆく髪の毛
画面の向こうの君の姿が目に青く焼きついて離れない
画面の向こうならいくらでも取り繕えられる
いらないところを消し、 いるところに付け加える
みんなが憧れてるあの子もきっとこうやって変えてるうちに別の人を提供しているかもしれない
現代のルッキズムが生んだ2次元の世界は人間の理想であり頂点
そこにたどり着けたものだけに幸せは待っている
部屋に飾られた女の子のフィギュア
すらっと細く長い手足と整った顔は2次元特有のものだった
いつか底へ。私もそこへ
ただ、問題なのが現代には次元を越えられるような魔法だとか青い生き物がいない
だから、この生きずらい世の中をただ目をつぶって進んでいくしかないんだ
見えない方が幸せなこともある
後ろから指をさされようと周りが私を被虐的な目で見ようと気にすることなど出来やしない
見ないふりして繕って今を上手く生きるんだ
それが私のネットルール
現実でも魔法のお粉で毛穴レスな肌を手に入れ涙袋をほんのり作ったりして欺く
可愛いだけじゃない誰もが憧れるあのインフルエンサーのような人格や容姿は持ち合わせてないが少しでも生きやすくするため
いつかなりたいあの子のように
だから私は偽るの