この作品はいかがでしたか?
201
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カステラ食べたい👀
⚠注意⚠
・きどかぶ(城戸×華太)
・健全 創作 要素あり
・華太視点
よっしゃ、イクゾ
仕事終わりに、一人で行った居酒屋。他の人たちも飲みに誘ったが、全員断るという奇跡がおきた。
(珍しいもんだ)
枝豆とビールを注文し、携帯をいじって待つ。そうして待ってると、隣に誰かが座った。他に空いているところもあるのに…と思いつつ横を向いた。
城戸「どうも、小峠君」
「…は?」
城戸「偶然関東に遊びにきててな、今さっき黒焉街にいたところや」
「そ、そうか…」
城戸「俺のことは丈一郎って呼んでくれ」
「え…は?ぁ、わかった」
城戸「よかったわ、華太」
聞いたことがある、こいつは城戸丈一郎と言って関西の天王寺組に務めているやつのはずだ。
城戸は「隣の人と同じの」と言って頼んでいた。
(にしても、なんで俺の場所がわかったんだ…まぁ偶然だろ)
城戸「にしても、その動画可愛えぇな」
「癒しは必要だからな」
素っ気ない返事を返すも、城戸はニコニコしているまま。
城戸「華太はこういうのが好きなん?」
「まぁな、猫が戯れてるといい癒しになる」
俺が見ているのは、何匹かの猫がじゃれあっているという動画だ。三毛猫にシャム猫、俺の好きな種類がいて最高すぎる。
しばらく動画を見ていると、急にトイレに行きたくなってきた。
「すまん、少し席を離れる」
城戸「おう」
トイレへ行ったら用を済ませて、急いで戻った。
「遅れた、すまん」
席へ戻ると、ビールと枝豆がきていた。最初にビールを飲み込む…のだが、口に入れた瞬間なんとも嫌な予感がした。それなので容器に戻した。
城戸「あらぁ、飲まんかったんか…」
「おい、テメェなにを飲ませようとした!」
胸ぐらを掴んで問う。
城戸「睡眠薬やけど?」
「は?なんで飲ませようとするんだよ、そんなもん」
城戸「1回こっち来い」
胸ぐらを掴んでいた手を無理やり離され、トイレまで連行された。
ガチャッ
ポケットから薬を取り出し、俺の口に入れる。吐き出そうにも、口を抑えられて出来ない。
城戸「はよ飲め、飲んでくれたらそれでええねん」
「ん”ん!ん”~~~ッ、ん”ぐ」
腕を掴むも、力は強くなるばかりだ。
さっきまでの穏やかな感じとは違い、とても不気味に思えた。俺は飲み込んでしまい、途端に睡魔が襲ってくる。
「ふざけんな…ぁ」
掴みかかるも、俺はすぐに力が抜けてしまい、その場に崩れ落ちた。
気がつくと、自分の家のベットにいた。少し動くと、なにかポケットのところで違和感を感じた。取り出してみると…
「これ、GPSじゃねぇかよ…!」
あれは偶然なんかではない。
(それにしてもどうして家がわかった…)
しばらく考えると、心当たりのあることを思い出した。
先週、繁華街を歩いていた時に、人にぶつかられ謝ろうとしたが姿はなかった。
(もしかしたらその時に…だから家も居場所も分かるわけだ)
あいつがやった事を考えるとゾッとした。
この日を境に、数日兄貴の家へ泊まらせてもらうことにした。
コメント
3件
最高です!続きが楽しみです!