教室のドアが勢いよく開き、注目を浴びる中、白髪の三つ編みを揺らしながら紅みりんが入ってきた。オッドアイがキラリと輝き、明るい声が教室に響く。
「みんなー!今日からこのクラスに仲間入りする紅みりんだよ!よろしくねー!」
そのノリの軽さに、教室内は一瞬ざわついたが、次第に笑顔が広がる。
「おお、また派手なの来たな!」
いさなが軽口をたたきながら、彼女をじっと観察する。萌香も驚いた顔をしながら、みりんのオッドアイに目を奪われていた。
「お、君、目いいねぇ!ちょっと見せてよ!」
いさなが前のめりに話しかけると、みりんはニヤリと笑う。
「気になる?特別に見せてあげるけど、触ったら許さないからね。」
そう言いながら、ふわりと視線を逸らす。ノリが軽いようで、その一瞬の冷静さにいさなは思わずたじろぐ。
休み時間、教室の隅で萌香が声をかけた。
「みりんちゃん、甘いもの好きなんだって?」
「うん!特に和菓子と抹茶!あと、梅干しもイケるよ!」
そのギャップに、萌香は驚きつつも興味を惹かれる。
こうして、明るくも独特な雰囲気を持つ紅みりんの登場で、二人の日常は少しだけ賑やかに、そして色鮮やかに変わり始めた。
コメント
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さらっとリアルの僕関係のこと出してきたな( '-' )