第17話 今までずっとそうだったのに
夕子主導で決まった、四人でのお出かけ当日。
家の距離が近いこともあってか、綾菜と夕子はほぼ同時に待ち合わせ場所に到着していた。
「今日楽しみだねー」
「そう、だね」
「えー綾菜ちゃんテンション低いよー」
「夕子は高いね」
夕子の私服は、シルエットが大き目の肩が大きく出るクリーム色のワンピースに、黒のタンクトップが見える。
ふと、そんな夕子の視線が下りる、嬉しそうに笑う。
「……何」
「綾菜ちゃんの私服久しぶりに見たなぁ。可愛いねー」
綾菜は、白と紺色の細い縦のストライプ柄で襟のついたノースリーブのシャツに、重ね着用シースルーのレースつきキャミソールを合わせていた。
長い裾からはジーンズ生地の七分丈のレギンスに身を包んだ脚が伸びている。
「……ありがと」
「へへ。あ、あれ飛鳥馬くんじゃない?」
夕子が綾菜の向こうに顔を向*************
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