ただの思い付いた意味のない詰め合わせです。
(多分)腐向けじゃない
ドロドロ
依存
zさんメイン
捏造
オリキャラ
誤字、脱字
『ペリドットが欲しい』
そう言ったのは誰だったか。逃げようとする黄緑の彼を押さえつけるが抵抗してくる為、力を入れたら簡単に折れてしまいそうな細く白い首に手を掛ける。必死に手を退かそうとするが悲しいかな、力を入れられ酸素の通り道を圧迫されてしまう。口の端からはだらしなく口の中にある液体を流し、目からはほんのり冷たく生暖かい水を流していた。掠れた声でこちらの名前を呼んでくる。それがなんだか愛おしくて愛おしくて、周りの仲間と少し相談する。首から手を離すと目の前の黄緑は安堵した様な表情を浮かべるがすぐ絶望と驚きの表情に変わってしまう。_首輪を着けられたからだ。彼の口からは戸惑いが混ざった母音しか出ず、混乱している様だった。13色の目は愛おしそうにそんな彼を見つめていた。マフラーを着けている者とは少し違う紅の目を持つ黒い彼はこう言った。
『これからよろしく、ペリドット』
そう言われた黄緑…ペリドットはどういう感情だっただろうか。全員に依存されて、無自覚ながらも自分も依存して…。それは嬉しさ?恐怖?怒り?それとも、全部?。にこりと笑う13色にペリドットは震えながらこう思った。
『でも幸せになれるのかな』
そう考えるがすぐ心の中の鍵がついた棚の中にそんな思いはしまった。
“復讐鬼”それが彼の異名だった。それを彼は「家族を守れてるから」と誇らしげに思っていた。でもある日、戦争で家族が散った。それで彼は深く傷付いてしまった。1人生き残っていた家族が居たが気にする心の余裕すらなかった。生き残った家族はどうにか励まそうとするがどうにも出来ず、復讐鬼も散ってしまった。
⇨生き残った家族視点、no視点
生き残った家族はまだ16の子供で居た所は軍、出身はスラム。普通の働き方なんて知らなかった。だからか生き残った家族は得意な事をする事にし、暗殺者にまたなった。暗殺者になり依頼を受け、金を稼いだ。でも使い道なんて自分の生活以外にない。生き残った家族は家族が死んでから無欲になっていた。そしてある任務中での事、研究所に潜入した。だが薬品で家族の幻覚を見せられ隙が生まれた。その隙を突かれ捕らえられてしまい、No.を焼かれ体に刻まれた。それからは研究所で過ごす事になった。生き残った家族は“失敗作”で嫌われていた。心はもう壊れてしまった。それから何十年経っただろうか。生き残った家族…もといNo.0203番は薬品の影響で人間ではなくなってしまい、寿命が人間よりもとても、とても長くなった。家族が居ない永遠とも呼べる時を過ごした。少しでも抵抗しようものなら躾けられる。そんな生活にうんざりしていた時だった。警報が鳴った。正直どうでも良かったので部屋から出なかった。するとコツ、コツと革靴の音がどんどんこちらに近付いて来るではないか。一瞬恐怖を感じたが『この退屈な時間が終わるなら…』と逃げようとしなかった。そして扉が開いて見えたのは “ 失った筈の家族 ” だった。その金色の髪は変わらず美しく、目は片方が藍色になっているものの紅い目だった。No.0203は濁りきったペリドットの瞳を大きく見開いた。どうやら失った家族は記憶が無いようだった。でも、そんなのどうでもいい。思いっ切り抱きついてたくさん涙を流した。
あれから何年経っただろうか。家族は皆“転生”というものをしていて、No.0203…黄緑と同じように人間ではなかった。黄緑はあれから幸せに暮らし、バレない所で邪魔者を食べている。時折血塗れで帰って来るが暗殺者も軽くやっているので疑われる事もない。
_これからも彼等は幸せに過ごすのだろう。
僕は天使だった。背中の真っ白な羽に、金色の瞳、白銀の髪と頭上の金色の光る輪…天使以外に何と言おう。天使は時折教会へ行き、見た色んな未来だったりするべき事を告げてきた。信仰され、人間に愛され……それでも、退屈だった。snという神が居た時は本当に楽しかった。ホモではあったが心が優しく、いつも遊んでくれた。悪戯を一緒にしてくれた。側に居てくれた。一瞬に笑ってくれた。…なのに、ありもしない罪を着せられ堕とされた。最後に彼は『絶対に助けに行くから』と言っていた。正直、助けに行く…というのが分からない。困っている事はあまりないし、ただ退屈なだけ。本当につまらない。何で彼奴等はsnを追放したのだろうか、それで良い事は無い筈なのに。いつも通り散歩に行く。散歩は退屈を少しだけ消してくれる。散歩に行くと話が咲いていた。確か…メギとアキメナスだったか。snが教えてくれた花だ。何だか此処は落ち着く。少し軽くなった心で足を進めているとまた花を見つけた。サネカズラだった。これもまた教えてもらった物だった。…後ろから呼ばれる。後ろを見ると不思議と僕がどうしても“好き”という感情を持てない天使だった。彼は冷たい目と声でこう言った。『神天様がお呼びだ』神天様…snの双子の弟だった男だ。彼は神にも関わらず強欲な性格で、俺は好きではない。だがsn以外の他の天使と神からは何故か好かれていた。そんな過去を考え遡っているといつの間にか案内された所に着いた。……そこは、処刑場だった。目を見開き、冷や汗が止まらなくなる。何故、此処に?何故?何故?何故?。辺りを見るとこちらを冷たい目で見つめる天使達。不機嫌なクソな現神。どういう事だと思っていると『お前があの憎き悪魔のスパイというのは本当か』と問われた。何を言っているんだコイツは。違うと言おうとした瞬間、羽を切り落とされた。急な激痛で大きな悲鳴を上げ、獣の様に唸った。いたい、いたい、いたい。金色の瞳に水の膜を張り、神を見る。その神はこちらを見下していた。すると『お前は彼奴と同じ様に堕ちてもらう』そう言われた。その瞬間、床が抜け落とされる。白銀の髪は色がつき栗色に変わり、瞳はペリドットの様になる。そのまま硬い地面に叩きつけられ、意識を落とした。
⇨元神視点
何だか寂しく、散歩をしていた時の事だった。人影が見え、何だと近寄って見てみれば自身がとても愛している彼ではないか。色は変わっているがこっちの方がいい。正直あの色は違和感を感じていた。それに、此処に落ちたという事は堕とされたのだろう。そう思うと気分がとても良くなる。これからはずっと一緒で、お揃いなのだから。切り落とされていた美しい羽を、禍々しくもどこか神秘的な真っ黒な羽へと変える。嗚呼、本当にお揃いになった。助けれたんだ。天界はこの子を利用しようとしていたから。堕ちて来たのはあのクソな弟の独断のせいだろう。『この子も俺も、堕ちて良かった』その声は誰にも聞かれず、返答が来なかった。
コメント
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全部救いよう無い!!!!!(泣)