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最高すぎる! めめこじ神
最高しか言葉が出ない神
めめこじだ…最高ですほんとに。
「死ねよ、早く死ねよ!!!!!!!!」
「うざいんだよ、存在も全てが!!!!!!!」
「お前の存在だけで全てが崩れんだよw」
「きもwww頭おかしいんじゃないの?ww」
「まじ耐えらんないwくっさwww」
「いつになったらここ出てくの?wwいい加減邪魔なんだけどw」
「ちょっとチヤホヤされたからって高嶺の花になっちゃってwwお前がぼっちだから構ってあげてるんだよ?ww」
「お前マスク外せよどーせブスなんだろ?」
「はーずーせ!はーずーせ!!」
「うわっwwwwブスwwww」
「豚みたいな顔してるwwwww」
向井「…はぁ、」
夢か、
向井「…っ、」
中学でいじめられてた頃の記憶がまだ忘れられないのかたまに夢として俺をいじめる
今日から高校生なのに、
メンタルも弱く、助けを求める人もいなかった俺は未だマスクを外せずにいる
ダイエットはして体型はマシな方になったものの、
マスクだけは外せずにいる
マスクは余程のことがない限り外す気はない
向井「はよ準備せんと、」
重い足を引きずってリビングへ向かった
向井「1年1組、」
新しい環境に馴染めるか、またいじめられないか、
不安なことは山のようにあった
だから、教室への1歩が踏み出せない
向井「(いける、大丈夫だから、)」
「うわ、また来たの?w」
向井「…、、」
いないはずなのに、頭からそんな声が聞こえる
向井「(…だめかも、)」
??「…なんでずっと突っ立ってるの??」
向井「びくっ、」
??「あ、ごめん。怖がらせた?」
向井「ぃや、その、っ、」
怖い、誰、
ごめんなさい、ごめんなさい、
??「…えっと、とりあえず教室入ろ?」
向井「……、」
??「もしかして、入るの怖い?」
向井「…、こくっ、」
??「そっか、じゃぁ一緒に入ろ。」
??「そしたら怖くないでしょ?」
向井「……、、」
??「ほーら。行くよ?」
??「せーのっ!」
??「ほら。入れたでしょ?笑」
向井「………わ、」
俺はいつの間にか教室へと二三歩、足を踏み入れていた
向井「…あの、ありがとうございます、…」
??「んーん。こちらこそ。」
??「君、名前なんて言うの?」
向井「……むかい、こうじです、」
??「こーじね。おっけー。」
??「俺は目黒蓮。」
目黒「康二とタメだからいつでも話しかけてね。」
向井「…分かりました、」
目黒「じゃ、一緒に席確認しに行こ?」
そう言われて顔を上げる
テクノカットが魅力的な彼は、
どんな人も虜にさせるような、そんな面持ちだった
途端、クラスのみんなが目黒くんを見ていることに気がつく
向井「あの、っ、1人でいけます、…//」
目黒「そう?まぁいいや。一緒に行こ。」
向井「いやだからっ、…!!」
目黒「もう早くしてよ〜」
手首を引っ張られた瞬間、過去のいじめで殴られた時のことを思い出して手を除けてしまった
ばしっ、
向井「っやめて、…!!」
目黒「え、…」
向井「ぁ、…」
いてもたってもいられなくなりその場から逃げるように走る
目黒「ちょっ、…!!」
結局俺はだめだ、
近くのトイレの個室へ逃げ込み顔を覆う
せっかく優しくしてもらったのに、
その優しささえ棒に振って、
自業自得もいい所だ
向井「も、っ、無理や、…」
なんで俺が泣いてんだよ、
泣きたいのは目黒くんの方やぞ、
そんな思いとは裏腹に涙はとめどなく溢れてくる
目黒「……康二〜?」
向井「びくっ、」
目黒「康二いる〜、??」
向井「っ、…………」
目黒「康二ごめん、嫌だったよね、」
目黒「無理やり引っ張られて、気持ち悪かったと思う、」
違う、違うんや、
目黒くんは悪くなくて、俺が、俺がちゃんと伝えられへんから、
目黒「もう関わらないようにするから、」
向井「っ、!!いやっ、…!!」
俺は扉を思いっきり開けて、目黒くんの前に立つ
目黒「…康二、」
向井「俺こそ、ごめんなさい、」
向井「目黒くんは悪くなくて、…」
向井「俺が勝手な行動したからっ、」
目黒「いや俺が悪くt…」
向井「もう謝らんといて、…」
目に溜まる涙で視界がぼやける
声も嗚咽して出しずらい
それでも必死に、目黒くんは悪くない、謝らないで欲しいという思いを伝える
向井「やから、っ、…!!」
目黒「でもっ、」
向井「んもぉっ、…!!」
ぎゅっ、
目黒「…へ??康二、?」
向井「目黒くん、こうしないと分からんやろ、っ、」
気がついたら自分から目黒くんを抱きしめていた
さっきまで怖がっていたはずだったのに、
目黒くんを説得することで頭がいっぱいになって、
目黒「…もう降参、笑」
目黒「今回はどっちもどっちで、笑」
向井「…、!!」
目黒「でも、俺にも非があったから、それは謝らせて欲しい。」
目黒「本当にごめん。」
向井「…俺こそ、勝手な行動とって、」
向井「ごめんなさい、」
目黒「…ぷふっ、いつまで抱きついてるの??笑」
向井「…っあっ、!!」
目黒「いーよいいよ笑康二の温かさ程よい気持ちよさだし、笑」
向井「…ふふっ、なんやそれ、笑」
なんだろ、心がぱっと明るくなった気がする
目黒くんと話していると心も落ち着く
向井「(心臓うるさい、…)」
目黒「(俺にやけてないかな、)」
2人が恋心に気づくのはもう少しだけ先のお話
[END]