コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺は不運体質というかなんというか…生まれた時からほんとに死と隣り合わせの人間。まず生まれた時は息してなくて死んだかと思われたし…小学校では体育の跳び箱の授業で転落して骨折。中学ではミシンの針が指に突き刺さり大怪我…他にも車に轢かれたり離岸流に巻き込まれたり…この前なんて目の前に花瓶落ちてきてあと一歩で死ぬところだった。
❤️「俺ガチでいつか死ぬかもしれん」
「何ふざけたこと言ってんのよ学校行ってらっしゃい」
❤️「…いってきまーす」
今日はチャリで行くからいつもより早めに家を出た。これが良くなかったのかもしれない…
ガシャーン!!
❤️「いっててて…」
「ニャー」
❤️「くっそ野良猫めお前許さないからな!」
道路の死角から猫が飛び出してきてそれにビビった俺がチャリごと転倒。
❤️「絶対おかしい!よし学校サボってお祓い行こ」
てことでお祓いに来たんだけど…
🌸「こんにちはー」
なんかほわほわした人がでてきた…大丈夫かよ
❤️「お祓い頼みたいですけど…お祓いできなくても憑いてるか憑いてないか教えて欲しくて」
🌸「なるほど…じゃあ座って待っててー」
❤️「は、はい。」
🌸「よーし。で?なんだっけ?あ、お祓いか」
❤️「最近悪いこと続きで取り憑いてるんじゃないかって…」
🌸「なるほど〜…それ偶然とかじゃなくて?なんでも霊のせいにしたら可哀想だよ」
❤️「は、はぁ…」
🌸「まぁとりあえず見るから少々お待ちを〜」
ほんとにこいつ大丈夫なんかな…
🌸「うーん…いるね。憑いてる結構強めの…死神さん」
❤️「し、死神?!」
🌸「残念だけど俺には祓えない強すぎて頭痛くなってくる…」
❤️「じゃあ俺これからずっと死と隣り合わせなん?!」
🌸「じゃあ効くか分からないけど玄関に盛り塩置いて。出来れば靴箱の下あたりに 塩はあげるから」
❤️「わかった。」
🌸「あとはそうだな〜…食塩水でも俺があげる塩でもどっちでもいいんだけどコップ一杯毎朝かえて置くといいよ」
❤️「なるほど」
🌸「あとあんまおすすめしないけど…その霊他の人に譲るとか」
❤️「え、そんなことできんの?」
🌸「できるよ。まぁ死神くんがその気になればなんだけど…w」
苦笑いしながら俺の後ろに手を振る。きっと死神に手を振っているのだろう気味悪いわ
🌸「これからよろしくないものが見える時もあるかもしれないけど!まぁそんな気にしないで頑張れ!」
❤️「……」
そんなこんなで始まった俺と死神の共同生活。俺が先に死ぬかあいつが先に祓われるか…