mcmt
短編
付き合ってる設定
地雷さんback
「みーこち」
聞き覚えのある声がみこの耳に届く。声の方に振り向けば案の定みこの知ってるやつが立ってた。
「明日文化祭やるんだよね?すいちゃんと一緒に回ろー?」
そう言いながらみこの後ろに立てば椅子に座っているみこにぐでっとちょっかいを掛けてくる。相槌を打ちつつ離れろーって言って。明日はクラスのやつがあるから無理って言ってもう今日は帰った。
本日は文化祭。みこのクラスではメイド喫茶をやるらしくみこは生憎の接客。フリフリで可愛いけど動きにくっ…とか思ってれば早速お客さんの対応を。
「いらっしゃいませ〜!」
笑顔を作りながら接客をして。面倒だし疲れるなあとか思ってたら見慣れたヤツが入ってくる。
「…なーんだ、似合ってんじゃん?あんなに嫌だって言ってたのに」
「……」
1番接客したくないやつ。こっちはほぼ強制で着せられたんだよって心の中で愚痴るけど届くわけない。いらっしゃいませーって苦笑いみたいな感じで言えば「何その態度?すいちゃんが来て嬉しくないのか〜」とか。こっちはお前のためにやってんじゃないよって思いながらご注文は?と聞く。
「…じゃあ、この萌え萌えきゅんオムライスで。勿論みこちがやってね?」
ふは、と勝ち誇ったような笑みを浮かべてそんな事を。よりにも寄ってこれかよ…。厨房に行ってメニュー確認して作ってもらって……であのやかましいヤツのとこに運ぶ。なんでみこが……
「……お待たせしました、お客さま」
テーブルに置いてはそそくさと帰ろうとするけど呼び止められては魔法の言葉を求められる。面倒だなあ……
「……もえもえきゅんー」
「棒読みすぎるだろこのメイド。ちゃんとやってよぉー!お願いー!」
「おめぇが来たからだよばかまち!……っはあ、たく…萌え萌えきゅん。これでいーだろ!?」
「…可愛かった。ありがとうねメイドさん?」
にやにやした表情を浮かべてはこっちを向く。はあ!?って声が漏れたけどこれ以上言ってたら注目しかねないからやめとこ……
「はぁ〜…疲れた……」
「お疲れ様〜。頑張ってたね!」
「まじで疲れた!!あの星街とかいうやつ許さね…ぇ……」
振り向けば貴方が。は?なんで?そんな疑問を浮かべていれば早く帰るよって促される。
「ねえみこち。明日休みでしょ?」
「ん、そうだけど……」
「じゃーん。これなんだと思う?」
そう言って取り出してきたのはみこが今日来着たメイド服。なんですいちゃんがとか思ってた矢先口を開く
「今日はこれ着てさ、…しよ?」
耳元でそう囁かれると一気に顔が赤くなるのがわかる。ばかまち!!って言いながらも貴方の手をとって家路に着いた。
コメント
7件
ティッシュ足りないわ
あ、(尊死
尊くて 好きです… ありがとうございます ✨