TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

mcmt


一方通行???


🌸>>>>>> <<☄️


短編


誤字脱字あるかも


地雷さんback


































「ねえみこち。あたしさ…彼女できた」



「……は? 」



は?え?頭がハテナで埋め尽くされてく。先程まで悠々と貴方の手料理を食べる手が止まっては何故か胸が苦しくなってくる。



「あ、やっぱり驚いた? みこちどんな反応するかなって思ってたけど、やっぱり驚くかあw」



少し余裕気に話すすいちゃんに対して、みこにはそんな余裕もなくただただ心が締め付けられていた。

この子だよこの子。そう言われてすいちゃんのスマホを見ればロック画面がその彼女とのツーショットになっていた。ついこの前まではみことのツーショットだったのに。見れば見る程苦しくなっていった。



「じゃ!またね〜」



偽りの “ おめでとう ” を伝えては家路につく。みこだけのすいちゃんじゃなかった。みこがこうやって一方通行に思いを寄せてるだけだった。頭の中からすいちゃんとその彼女のツーショットの記憶が剥がれ落ちない。早く消えろって命令したってそれは呪いのようにみこの頭にへばりつく。

みこの方が可愛いよ?みこの方が良い子だよ?みこの方がすいちゃんを好きだよ?みこの方が…。

考えれば考える程そんな言葉が思いついてしまって、余計に胸が苦しくなって。家に帰って自分の部屋のベッドに力無く横たわる。



『 おおきくなったら、ぜったいに、すいちゃんとけっこんしようね! 』



そうやって幼稚園からプロポーズを受けては今までずっと一緒に過ごしてきた。気づけばみこはすいちゃんが好きになってた。likeじゃなくてlove。今日話があるって言われて、内心ドキドキしつつ告白しようと決めてた…けど。すいちゃんは他の子と付き合っちゃった。みこは選ばれなかった。どうしようもない気持ちが頭の中を駆け回って、胸が痛くなって。ああ、みこの勘違いだったんだな。すいちゃんはみこには興味無いんだな。

そうネガティブな気持ちに溺れていれば自然と涙が出てくる。悔しくて、悲しくて、苦しくて。これが恋で、これが恋愛で、これが失恋なんだなって実感した。



そのまま寝落ちしてしまって2時間くらい経った頃。すいちゃんから電話がかかってきた。

正直出たくなかったし、すいちゃんの声も聞きたくなかった。嫌だった。でもあまりにもしつこいから仕方なく出たんだ。



「……あ、もしもし?みこちー?」



「……」



「あれ、無視は酷くない?笑」



画面の向こうで少し笑ってる声が聞こえる。いつも聞いてる馴染みのある声。みこが大好きなあの声。安心する声。その声を聞けば少し落ち着いても、この気持ちはお前絶対分かんないだろ!!とか内心キレてた。でも口には出せなかったし出したくなかった。暫く沈黙が続けばすいちゃんが口を開く。



「…あのさ、今日みこちに彼女できたって言ったじゃん?」



「……うん、」



ああ、出た。みこが今1番聞きたくない単語。ふざけんなよこのバカ街、って心の中で愚痴をこぼす。人生で初めてだよこんな苦痛とか思ってたら、すいちゃんは話を続けて。



「…あれ、さ」















































「…嘘だよ。ドッキリってやつ」



「……はっ?」



「っぷ、…あははははっ!笑」



画面の向こうで爆笑してる声が聞こえて思わず 「あんだお…、!?」 とかって言い返した。は?嘘?…何だよ。本当に。怒ったけど正直嬉しかった。本当に。



「すいちゃんがみこちとの約束、忘れるわけないじゃん?」



「!…」



約束。それは何時のか。多分、だけど。幼稚園のあのプロポーズ。” 約束だよ “ って2人で笑いながら無邪気にそう約束をした。大人になったら、20歳になったら、結婚しようって。覚えててくれたんだ。



「…ねえ、みこち。ビデオ通話にしてもいい?」



「……いい、ケド…」



「あんがと笑」


ふって笑いながらすいちゃんはビデオ通話を始める。みこが気付かずにいつの間にか出てしまっていた涙を見られれば「みこち泣いてるじゃん!」とか笑われて。「うるせー!でゃまれ!!」って反抗しつつ泣いてないと主張する。



「…ねえ、すいちゃん」



「…なーに?みこ」



「んっ、その呼び方やめろって、!」



「えー?いいじゃん。みこ」



「照れるからぁ……、!」



「あはははは!笑 照れるのも可愛いじゃん〜?」



「…このばか街ー!!」



「わーごめんなさーい」



「棒読みやめろ!」



笑いながらそんな会話がされる。ああ、みこはこんな、すいちゃんと話せる時間が1番好きなんだなって思った。さっきの話をするために少しの間を開けては口を開く。



「…えっと、その……み、みこ、と……」



「……」



「みこ、と…付き合ってくださいっ……!」



「……はい」



「!……すいちゃ…!!」



「え、みこちまた泣きそうじゃんw」



「っもう でゃまれーー!!いい雰囲気だったのに〜!!」




ああ、良かった。本当に。

いつの間にか心にかかってた霧は、もうとっくに晴れてた。










この作品はいかがでしたか?

209

コメント

16

ユーザー

え?これって最高?

ユーザー

みめの再現度が高すぎてないちゃう⋯涙目になってます😭 だれとのツーショだったのかも気になるしssかくのほんとにうますぎて短時間でこんなに感動しちゃうしほんと尊敬でしかなさすぎて今度ssの書き方教えて欲しいれべる‼️‼️💢💢

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚