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「ん゙〜!!ついたぁ!!!」
そう歓喜の声を上げたのは僕。
髙野と綾華は少し疲れ気味だけど、全然余裕そう。
そしてあんなにげんなりしていた若井くんも結構余裕そうにしている。
「…さっきの反応絶対わざとやん!!!」
「ぉわっ、びっくりしたぁ!!」
「急に大声出さないでよ元貴」
「それはごめん」
「にしても、若井くんだいぶ余裕そうやね?」
「まぁ、サッカーやってるし体力もそれなりにならある!!」
ドヤっと若井くんが顔キメてる。
「…つまんないの、」
若井くんは体力ない仲間だと思ってたのにぃぃ、
「全くお子様やな、元貴は。笑」
「髙野うっさい、!」
「おぉおぉ、やるか?」
はいすとーっぷ!、と綾華に止められ挑発はそこで終わった。
ガラガラ、
軽い音が鳴る引き戸のドアを開けて、中へ入るよう促す。
「ただいまー」
「「「 おじゃましまーす 」」」
「…涼しいー!!」
「でしょ。」
家に入ると、外の気温より幾度が低く、それだけでも涼しく感じられる。
「はい、靴脱いでこっち来て。」
「おじゃましまーす 」
「何回言うつもり?笑」
「何回でも!笑」
まじか、笑
3人を引き連れて居間へ入ると、陽貴が帰ってきていた。
そういえば今日、陽貴も早帰りって言ってたっけ。
「あ、兄ちゃんおかえり。」
「ただいま。陽貴もおかえり。」
「ただいま」
「って、髙野さんたち、??」
「お邪魔するぞー!」
「やっほ陽貴くん、朝ぶりだね!」
「えっと、お邪魔します、??」
「…兄ちゃんの新しい友達?」
「そう。転校してきた若井くん。隣の席になって、仲良くなった。」
「若井滉斗です。よろしくお願いします。」
「元貴の弟の陽貴です。こちらこそお願いします。」
「陽貴、しばらく3人ともここに預けても良い?ちょっと部屋片付けるついでにエアコンつけてくる。」
エアコンつけても冷えるまで時間かかるからね。
それに、最近なかなか片付けれてなかったし。
居間は陽貴が帰ってきてからエアコンをつけたらしく、ひんやりと涼しい。一息つくには十分だろう。
「了解!」
「じゃあ、3人はここで待機ね。」
終わったら呼び行くから、と付け足しもして僕は自室へと足を運んだ。
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本当にありがとうございます。
感謝です。
下手な文章ですが、引き続きお楽しみいただけたらと思います。
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