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荻一野
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ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
新しい席になって。
三日。
shkは気付いた。
smは。
思っていたより。
よく笑う。
授業中は真面目。
でも。
休み時間になると。
akの話を聞いて小さく笑ったり。
pyが書いたメモを見て肩を揺らしたり。
そんな表情を。
隣だからこそ。
見ることができた。
三時間目。
国語。
先生が教科書を開く。
説明が始まる。
shkは黒板を見つめる。
先生の口元。
黒板。
ノート。
視線を何度も動かす。
少しだけ。
追いつかない。
その時。
コトッ。
机の上へ。
一冊のノートが置かれた。
smだった。
授業を聞きながら。
ノートを少しだけshkの方へ寄せている。
字は丁寧で。
見やすかった。
先生が話している内容が。
簡潔にまとめられている。
shkは思わずsmを見る。
smは前を向いたまま。
小さく頷くだけ。
(見ていいよ。)
そう言われた気がした。
『ありがとう。』
授業が終わる。
『助かった。』
shkが手話をする。
smは照れたように笑って。
『困ったらいつでも。』
その言葉に。
shkの胸がじんわり温かくなった。
昼休み。
「ねぇねぇ!」
akが後ろの席までやって来る。
「購買行こ!」
「今日はパンが食べたいです。」
pyも立ち上がる。
『行く?』
smがshkを見る。
『うん。』
四人で廊下を歩く。
購買は。
今日も大混雑だった。
「うわぁ……。」
akが苦笑する。
「並びますね。」
pyも人の多さに驚く。
その時。
「すみませーん!」
後ろから誰かが走ってきた。
ぶつかりそうになる。
shkは避けようとする。
でも。
人が多くて動けない。
次の瞬間。
トン。
誰かの手が。
shkの肩へ軽く触れた。
smだった。
『こっち。』
人の少ない方へ誘導する。
ぶつかることなく。
四人は列へ並べた。
「助かったぁ。」
akが胸をなで下ろす。
「ありがとうございます。」
pyもsmへ微笑む。
shkは。
さっき肩へ触れた感覚を。
少しだけ思い出していた。
最近。
smは。
よく自分を助けてくれる。
でも。
きっと。
自分だけじゃない。
誰にでも優しい人だから。
……なのに。
なんで。
少しだけ。
期待しちゃうんだろう。
その気持ちを。
まだshkは知らない。
コメント
1件
読み終わりました…! 新しい席で隣になって、smさんの優しさをこんなに間近で感じられるようになったshkの心情、すごく伝わってきました…。ノートを見せてくれたときの「見ていいよ」の頷きとか、購買でぶつかりそうになったときに肩を守るように誘導してくれたところとか、全部が優しくて、でもshkが「自分だけじゃない」って言い聞かせるところが切なくて…。 “期待しちゃうんだろう”って自覚し始めた瞬間、すごく好きです。まだ名前のついてない気持ちが動き出す予感がして、ドキドキします。 続きが気になります…!