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#博士
#カオス
荒于
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愚問
先日、自身の悩み事で暗闇の中を彷徨っていた俺は、自身の行き先を、歩き方を市南、教えてもらおうと新宿まで出向き、北川景子似の自称占い師と対面した、
話は当初、相談から始まったはずなのだが、気づけば一方的にあれこれと語られ、気がつけばその言葉の巧みさ故に話術にハマってしまっていた、最新の科学や先進的な心理学でも解けないほど、洗脳に近い催眠術を北川景子と対峙していたら自分で勝手に掛かってしまい、
施術料金も、ぼんやりとした思考では、わけもわからず、なんとなく納得してしまい——その場でカード出して支払ってしまっていた、その後、大切に抱き抱えて持ち帰った、悩みを吹き込む壺、占い師の指示通り、悩み事を壺の中に吹き込んで蓋をし一日経って中を覗いてみると、
数匹のアリが這っていた、それだけで肝心の効果は、数日経って実感も実態も無く、効果も以前体感として感じられずに、
それに、壺の蓋は無理矢理付け足したような造りで、「邪気を閉じ込める」という説明とは程遠く、アリさえ自由に出入りできるほど緩く、とりあえずで取って付け足した感満載で
そもそも「蓋」としての信頼性すら感じられない、ただの見た目だけ蓋、壺も蓋も占い自体、全てが偽和感で溢れ出してしまって、そんな気持ちを抱えて過ごす日々、結局、占いと称して高価な壺を売りつける悪徳商法だと確信したのは、
返品も、クーリングオフも保障期間の3日の期日を全て過ぎ一切受け付けないとわかってからで、
15万8千円という、あまりにも、とても高額な人生の授業料、勉強代、しかし
今でも色褪せることなく、脳裏に鮮明に焼きついている、俺の耳元で囁く北川景子似の声と、その吐息が奏でるこの世の中で最強の縛り呪文
たった両手の掌が、私の両肩を軽く瞬間的に揉んだだけなのに、
まるで合気道のように、軽く触れただけで全身が床に叩きつけられたようなインパクト、そして、まるで下僕が主君に忠誠を誓うかのような、不思議なインスパイア感、果たして、これは良かった出来事だったのかそれとも最悪の出来事だったのか—— それとも妄想だったのか?
真剣にこの時の事を思い返しても、思考がブレブレてしまい答えは曖昧なまま結論など出ずにいた、
ただ、一つだけ確かなのは15万8千円の支払い、カードで占いと壺の代金を支払ったため、 カードの引き落とし額に妻が気づくか、あるいはカードの利用明細書を見て確認して、
「なぜ?」「何に?」その金銭の行方を、妻が真っ直ぐ問いただしてくる、その前に18万5千円のカード利用に妻が気づく前に妻に相談しようと思ったのだが、彼女は法的に身内であることを巧みに使い、 世間にバレないよう、私の身体には目立つ傷をひとつも残さず、 初めは精神面に集中して責め、追い込み、最後には戦時中のナチスが用いた拷問のような手法を次々と試していく、俺の苦痛に歪む表情を見て時に恍惚とした笑顔を見せながら、そんな妄想が、リアルに、鮮烈に頭の中を駆け巡ってしまう、実際、そんなことは一度も起こっていないのだが、けれど、過去に私が何かをやらかし、それが妻の知るところになった際には、 彼女はヒステリック状態に陥り、一日中、言葉で攻め立て続けた、という経験があるので、そのとき、どんなに謝罪しても、どんなに経緯を整然と説明しても、 彼女は決して冷静にはならず、時間だけが解決してくれるという、残酷な真実があった、その間の私は、まるでイバラの道を歩いているような気分で、彼女の一言一言が、チクチクと全身に刺さり、 そのトゲをすぐ抜こうと思っても、なかなか抜けない
そんな苦しみを、何度も味わっていたので、そして覚悟を決めて、誤りの経緯をすべて話して、正直に謝罪し、心から誠意を示そうと決意して見ても、その覚悟が固まるたびに、過去の怒りと感情が混ざり合った、容赦ない怒鳴り声が、マシンガンのように私の耳に次々と突き刺ささり、時間が流れることを忘れ、永遠に続くかのように浴びせられた過去を呼び起こす、
普段の彼女は、穏やかで、優しく、何も問題ない日常を築いてくれるのだか、一度ヒステリック状態に陥ると、まるで別人のように、
表情・声・雰囲気・存在そのものが、180度変わってしまい、
人間は誰しも喜怒哀楽を五感や身体で表現するものだが、その表現の強さや相手への向け方には、千差万別があり、そして、中には普段とまったく違う顔を一瞬で見せる人もいます、たとえば、昔の活劇に登場する「大魔神」のような変容——
そう菩薩様の優しい顔が、一瞬で不動明王の怒りの面に変じる様に
本人の中で結界が切れた瞬間、穏やかさは消え、容赦なく罪を裁こうとするような気を、オーラを、全身から放ち、 まるで、その場にいる者すべてを淘汰しようとするかのような気迫に満ちていき、そんな変容を、今の妻の姿と重ねてしまうと謝る事も素直に謝れず、時間だけは過ぎて会社から帰宅する足取りは、日に日に重くなり、玄関のドアが、まるで、地獄の門の様に感じるのであった。
続く
コメント
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読了です。 占い師に15万8千円ぼったくられた後の、妻にバレる前の恐怖描写が凄くて…「玄関のドアが地獄の門に見える」って表現、自分の心臓がギュッてなった。妻のヒステリックになる様子が「大魔神」の変容に例えられてて、普段優しい人ほどその落差が怖いって伝わってきた。お金の話も辛いけど、それ以上に妻にどう思われるかの恐怖の方が重くのしかかってるのが胸に刺さったよ。続きが気になる…!🥀