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「両親は既に他界しており、身内は妹の美咲だけです。今遺体を引き取りに、署に向かっているとの事です。」
すると、警官が入ってきた。
「失礼します。被害者の遺族が来られました。」
そこには、いかにもモデル体型と言える美しい女性がいた。よく見ると、女優の田代美咲だった。
「どうぞお掛けください。
今回の件はご愁傷様です。」
「あの、姉は本当に殺されたのですか?」
「はい、刺殺体で発見されました。今尽力で捜査しています。」
「実は先日、姉からこのようなメールが送られてきました。」
美咲からそのメールを見せて貰った。
『美咲、映画主演おめでとう🎊
今度、時間できたら食事しようよ!
紹介したい人がいるの!』
「この文面から察するに恋人がいた
という事ですね。」
「はい、もしかするとこの紹介したい人が
姉を、、」
田代美咲と話していると、解剖結果を聞き終えた中島刑事が帰ってきた。
「それは分かりませが、捜査をしているとしかお答えできません。話を変えますが、お姉さんに恨みを持っている人物に心辺りはありませんか?」
「姉は恨まれるような人ではありません。いつも優しくて頼りになるような人で学生時代でもトラブルのない生活だと、姉の親友は言っていました。」
「そうですか、ありがとうございました。」
雪村はお礼を言い、田代美咲は帰って行った。
「中島、解剖結果はどうだった?」
「はい、死因はやはり出血性ショック死でした。
しかし、気になる事が分かりました。被害者の膣から精液が検出されたとの事です。鑑識に調べて貰ったところ、血液型はB型でした。」
この結果で、被害者は亡くなる前に強姦されたのか、あるいは恋人と肉体を交わしたのかになる。
「そうか、被害者の男関係はどうなっている?」
continued