テラーノベル
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「目黒の家、久しぶり」
「2カ月くらい前?最後に来たの」
「そんなに経つんだ…」
「あの時のラザニア、美味しかったな〜」
そんな他愛のない話をしながら、玄関のドアを開ける。
「どうぞ」
「おじゃまします」
舘さんを先に通すと、俺が入るのを確認するように振り向いた彼を、扉を閉めると同時に抱き寄せた。
「めぐろ…!」
少し驚いた様子の舘さんを無視して、ぎゅうっと強く抱きしめる。
仄かに温かく、柔らかい。
「ちょっと…まだ靴も脱いでない…」
たじろぎながらも、俺の背中にそっと手を添えてくる。
そんなところもまた、愛おしい。
「舘さんが言ったでしょ?続きは、俺の家で、って」
覆いかぶさるように耳元で囁いた。
「…っん」
背中に回された舘さんの指先に、少し力が入るのが伝わると、愛おしさに胸が高鳴る。
「舘さん…キス、していい?」
「…それ、聞く?」
「だって、久しぶりだから…」
俺の首元に顔を埋めながら、視線だけを俺に向ける。
上目遣いはズルいって…
見上げる瞳はわずかな熱を帯び、その行為を待ち望んでいるかのように見えた。
「…ん」
堪らず唇を寄せれば、そっと目を閉じそれを受け入れる。
ぽってりとした舘さんの唇は、柔らかくて気持ちいい。少し離してはまた、その感触を求めるようにキスを繰り返した。
「ふ …ん……んっ」
触れ合う唇の間から漏れる甘い吐息に、欲望が噴き出しそうになる。
もっと深く…と、唇にそっと舌を這わせると、慌てた舘さんに止められた。
「っ目黒!それは、ダメっ」
「…なんで?嫌?」
「そうじゃなくて…」
不満気な顔を隠さない俺に、舘さんは俯きながら言葉を続ける
「…ここじゃ、嫌だ……玄関だし」
…ご尤も。
「…ごめん」
ついがっついてしまった自分に反省しつつ、抱きしめた腕を解こうとすると、逆にぎゅうっと背中を抱きしめられた。
「え…舘さん?」
「もう少し、このまま…」
…抱きしめるのはいいのか。可愛いなっ
「…キスはダメなのに?」
「………変な、気持ちになるから、ここじゃ嫌なんだってば」
それは、確かにここじゃマズい…かな。
照れているのか、俺の肩に額を擦り付けて一層強く抱きしめられる。
顔は見えないけど、きっと、真っ赤になってるんだろうな…
「…目黒ありがとう。…部屋、行こ」
そっと離れた舘さんは、ほわっとした笑顔を向けた。
思考止まるかわりに野生が出そう。
耐えてる俺を誰か褒めて欲しい。
温もりを失った胸の辺りはすぅっと冷えていくのに、内側から熱が吹き上がるような感覚に襲われる。
舘さんは、靴を綺麗に揃えて脱ぐと、慣れた足取りで奥の部屋へと歩みを進めた。
その背中を追うように、俺も後に続く。
部屋に入ると、荷物を置いて一息つく。
舘さんは懐かしむように部屋をぐるりと見渡した。
「舘さん」
声掛けに振り向いた舘さんを引き寄せ、キスをする。
隙あらば触れていたくて、キスしたくて、抱きしめたくて…
もうずっと我慢してたんだから、それくらいいいよね?
「ん…めぐ、ろ…、何…っん」
優しく唇を喰めば、目尻をとろんと下げて受け入れる。
「舘さん、可愛い。すごく、いやらしい顔してる」
唇をわざと触れながら囁くと、熱い吐息を洩らす。
「もう…!誰の、せいで…」
言いかけた言葉を遮るように深く口づけた。
口内を侵しながら舌を絡める。
熱い吐息がぶつかりあって、高揚感が高ぶっていく。
「んん…っん♡…っふ、ぅ…めぅ…ろ」
俺の首に腕を回して、もっとと強請るように角度をつける舘さんは、色っぽくて美しい。
「んんっ!ん、む…♡っは…、んんン♡」
ちゅくちゅくと舌を吸うと、身体を震わせて崩れ落ちそうになるのを、背中にしがみついて必死に耐えている。
「キス、気持ちいいの?」
「ん…っひもち、いいっ♡」
え、可愛いっ!
2人だけの空間に気を許したのか、ほろ酔いなのもあって、なんだかちょっと、素直?
「可愛いすぎるよ、舘さん♡」
貪るようなキスを繰り返しながら、ソファに押し倒した。
耳まで赤く染めた舘さんの、潤んだ瞳が誘っているようで、思わず息を呑む。
目が離せなくなるほど、艶っぽくて、身体の奥の疼きが止まらない。
「目黒…」
見つめたまま惚けていた俺の顔を、舘さんは優しく包むように掴んで引き寄せると、再び濃厚なキスを繰り返した。
身を捩る舘さんのシャツの裾から手を差し入れる。
素肌に手を這わせると、ぴくりと身体を震わせ、重ねた唇の間から甘い吐息が漏れだす。
「ん…っ♡っはぁ、んむ…んん♡」
ああ、もうっ堪んないっ!
このままめちゃくちゃに抱き潰したいっ
胸の突起に触れると、すでに硬く起ち上がって、僅かな刺激にも胸を跳ねさせた。
「っあ…♡そこ…だ、め…」
「気持ちいいんでしょ?」
「んんっ!…ぅんっ♡」
爪で優しく引っ掻くと、びくびくと身体を震わせる。
「っや…♡ぁ、んんっ♡んくっ…」
ヤバい…
このままじゃ、ホントにこのままやっちゃう
途中でやだって言われても、止められる自信がない。
「舘さん…、このまま、してもいいの?」
「んー、……やだ♡」
やだの言い方おかしいけど?!
「もう!舘さんは何でそんなに俺を煽るのっ」
「んふっ煽ってないもん」
……何で江戸川トリオは定期的にバブ化するんだ…
「…酔ってるでしょ?」
「ちょっとね」
「ふはっ♡可愛い!好きっ」
「じゃあ、ぎゅってして」
「むり、我慢できなくなる」
「目黒かいしょーなしだ笑」
「…襲うよ?ホントに」
「ごめん笑
目黒、先にシャワーしてきて?」
「一緒にじゃダメ?」
「うん、だめ」
…そこ、はっきりしてんすね。
「じゃあ、先にシャワーいくけど、寝ないでね?」
「寝ないから。大丈夫」
ソファに身体を起こしてもたれ掛かる舘さんに、軽くキスをしてバスルームへ向かった。
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