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兵士に連れて来られたのは城から離れた場所に立つ塔で、長い階段を上り、現れた扉の中へ入るよう促される。
天井の小窓から日差しが差し込んでいるとはいえ、薄暗い部屋にはベッドと部屋の角に椅子があるだけで、しばらくの間、ここには人の出入りが無かったと思われる空気が部屋に漂っている。
足を踏み入れた瞬間、身体にひんやりと纏わりつくような不快感に思わず身震いした。
「犯罪者ウィリアム・オルレインと同じようにお前たちも裁判に掛けられるだろう。それまでここで大人しく待っていろ」
「ウィリアムは無事なんですか!?」
「……ああ。“今は”な。3日後に裁判が行われる。まぁ裁判と言っても判決は決まっていてそれが言い渡される形だけのものだ」
男は首元に手を近づけてまるで切るような仕草をして見せる。直接口にしてはいないも*************************
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