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青井の風邪は長引いたが1週間程でやっと全快し、久しぶりに出勤した。


「やっと治ったか!良かった良かった。‎」


「すいません署長、ご迷惑おかけしました。」


「らだおはいつも頑張ってくれてるからな、無理も祟ったんだろう。これからもちゃんと休む時は休むんだぞ。」


「ありがとうこざいます。そういや今日ってつぼ浦見ました?」


「いや、まだ来てないんじゃないか?」


「あれ?今日このぐらいの時間から来るって言ってたのにな…あ、オイルリグだ。行ってきまーす。」


「病み上がりなんだから無理するなよ。」


今日は肩慣らし程度と言いながら次々事件を解決していく。少し遅れてつぼ浦も出勤したがバタバタと忙しく、中々話す時間が取れなかった。


「やっと一段落着いたか。やっぱりいつもより疲れるな。…お、つぼ浦ー。」


「アオセンやりすぎじゃないすか、また風邪ぶり返したら大変だぜ?」


「まぁ確かに疲れたな、今日はこのまま退勤するか。」


「お疲れっす、ちゃんと休んでくださいね。俺はフリーカ行くか。」


「あー待って待って、今日はつぼ浦ももう退勤しよ?久しぶりに一緒にゆっくりしたい。」


「でも今日警察少ないんすよ、小型行ける人いなくなっちまう。」


「今日は犯罪者サービスデーって事にしよう、たまにはさ。だからお願い!」


「うーん…仕方ないっすねぇじゃあ退勤すっか。」


2人揃って退勤して青井の家に向かおうとしたが、まだ何かあるらしい。


「ねぇつぼ浦お願いがあるんだけどさ、つぼ浦の手料理食べたい!」


「俺の手料理?なんで急に?」


「いや作ってもらった雑炊とかスープとか、すごい美味しくてさ。また食べたい!」


「別に何の捻りもないし、レシピ通りに作っただけすよ?風邪引いてたから美味しく感じただけでしょ。」


「いやそんな事ないよ、大分治ってきた時に食べても美味しかった。」


「そんなに?別に作るのは良いけど。なんか食べたいもんあるすか?」


「すごっリクエスト応えられんの!?んー…ハンバーグ!」


「ハンバーグか、まぁいけるっしょ。じゃあ材料買い行くか。」


食材を買いにスーパーに寄ってから青井の家に向かった。




「えーとハンバーグの作り方は…なんかよく分かんねぇ工程あるけどなんとかなるっしょ。」


「俺も手伝うよ、なにする?」


「じゃあアオセンスープとか作ってくださいよ、調べればいける!」


「えっ急にハードル高くない?」


「この前俺が作ったやつと同じにすればいいんすよ、味も具も分かってれば作れるっしょ。 」


「本当に?つぼ浦も助けてくれよ?」


慣れない手つきの青井にハラハラしながらも順調に作り進め、ハンバーグ、スープ、サラダが完成した。


「おぉすげー!お前やっぱ手際良すぎだろ。」


「こんぐらい慣れれば誰でもできるすよ。腹減ったー食おうぜ!」


「いただきまーす!…いややっぱ美味いよ、めっちゃ美味い。」


「そんな言う程じゃねぇだろwスープも美味いすね。」


「どこで料理覚えたの?前は米炊いた!って自慢してなかったっけ。」


「どこでっつーか、たまに自炊してるだけすよ。アオセンもやればできるようになるでしょ。」


「そうか?…いや、俺はつぼ浦に作ってもらお♪」


「なんだよそれw」


色々言いたいが病み上がりだしベタ褒めされて気分が良いし、今日は我慢してやるかと笑った。

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コメント失礼します!今回見てみたら、めっちゃ好きです!!純粋な愛って感じがめっちゃいい…これからこれから応援させていただきます!

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