テラーノベル
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※この話は一応暴力表現のある話ばかりなので、念の為話の全てにセンシティブを付けさせて頂きます。
それでは本編へどうぞ
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音と共に、目が覚めると、また白い部屋に立っていた。よく見ると、バナナに撃たれた傷が治っていた。
近くにはチェストが。
すまない先生はそのチェストを恐る恐る開けた。
中には、先ほど自分とそっくりな彼が言っていた。トーテム。そして剣と金のエンチャントリンゴ。
すまない先生はトーテムと剣を持ち、その部屋の唯一のドアを開けた。
✵✵✵✵✵
そこには、体格に合わない大きな斧を持っている赤ん坊が立っていた。
「・・・赤、ちゃん・・・」
ミスター赤ちゃんは、振り返る。瞳は赤く変わっていた。それは、赤ちゃんが暴走した時と同じだ。
赤ちゃんはすまないスクール内ではかなりの力を持つ。
すまない先生は剣を構えた。
✵✵✵✵✵
すまない先生は赤ちゃんの攻撃を避け続ける。斧というどでかい武器の刃に少しでも首が当たれば即お陀仏。
すまない先生は赤ちゃんの攻撃を避けつつ、観察していた。ふと、気がついた。
(・・・赤ちゃんのあの斧・・・“紫色の宝石?”なんて付いてたっけ?)
そうすまない先生は、赤ちゃんの斧に親指サイズの紫色、アメシストのような宝石が着いていた。
だが、何となく。“それはダメなもの”と感覚的に感じた。
(・・・とりあえず、壊してみるか・・・)
と、防戦一方だったすまない先生は思い切って突っ込んだ。
防戦一方だったすまない先生(恐らく、今の赤ちゃんからしたら赤ちゃんがもっとも憎んでいる相手)に驚き、縦に振り下ろした斧の刃が少しズレる。
グシャッ
「・・・ッッッ!!!」
すまない先生は歯を食いしばる。
“肩に斧の刃が刺さる”
刃がくい込み、血が溢れる。切り落とされはしなかったが、かなり深めに刃が食い込む。
だが、そのおかげで、斧が近くにある。紫色の宝石も近くにあった。
すまない先生はその紫色の宝石を叩き割った。
パリンッ
ガラスの割れるような音とともに、赤ちゃんは倒れた。
気絶しているようだ。
「・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ・・・!!」
すまない先生は荒い呼吸を繰り返す。頭の中が痛いと警告している。
すまない先生は、肩を見た。
“傷が塞がっていた”
明らかに致命傷だったはずだ。・・・“致命傷”?
すまない先生は持っていた不死のトーテムに目を向けた。
そのトーテムは、人の形をしており、1回だけ、死を無効化してくれるというレアな代物なのだ。
そのトーテムを見ると、肩らしき所が“割れていた”
よく見ると、トーテムの黄緑色の瞳が色を失っていた。
これは、“1回発動した”ということだ。
不死のトーテムは、発動すると、怪我をした所が割れ、黄緑色は色を失う。
・・・だが、“痛み”はそのままだ。
「うぐぅ・・・」
すまない先生は痛みに悶える。血も止まっているのに、傷口も塞がっているのに、痛みが酷い。
痛みで気絶してしまいそうだった。
「ぐっ・・・はや、く、もどら、ないと・・・」
と、すまない先生は痛みに顔を歪めながらも、赤ちゃんを抱え、その部屋の奥にあったコマンドブロックに触れた。
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