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翌朝――
やわらかな光が差し込む部屋。
💛「……ん」
ゆっくりと、岩本は目を覚ます。
ぼんやりしたまま体を起こし、
乱れた浴衣を直そうとした、そのとき――
💛「……え?」
ふと、目に入る。
自分の肌。
💛「……っ」
うっすらと残る、いくつもの跡。
💛「え……?」
💛「なに、これ……」
一気に意識がはっきりする。
💛「え?!?!」
昨日の――
あの感触。
💛(夢……じゃ、なかった……?)
顔が熱くなる。
💜「……ひかる」
💙「……」
振り向くと、
そこには二人の姿。
じっと、こちらを見ている。
💛「うわっ!」
💛「びっくりした……起きてたの!?」
💙「……」
💜「……」
一瞬の沈黙。
そして――
💙「我慢、できなかった」
💜「……この通り」
二人同時に、
静かに頭を下げる。
💛「……」
少しの間。
そして――
💛「……ぷっ」
💛「ちょ、やめてよ!」
💛「先輩が後輩に頭下げないでって!w」
思わず笑ってしまう。
その反応に、
二人は逆に戸惑う。
💙「……怒らないの?」
💛「……うん」
💛「でも…」
少しだけ視線を落とす。
💛「徐々に昨日のこと……思い出してきて」
💛「えっと……」
言葉が、少しずつ小さくなる。
💛「……今、ちょっと焦ってる」
頬がじわっと赤くなる。
💙「……好きだ」
💜「……俺も、好き」
💛「……っ!?」
まっすぐな言葉。
💙「でも、昨日は…本当にごめん」
静かな声。
岩本は、顔を赤くしたまま俯くだけ。
そっと、
二人の腕が伸びる。
包み込むように、
やさしく抱きしめられる。
💛「……」
逃げようと思えば、逃げられるのに。
💛(……あったかい)
その温もりを拒めなかった。
つづく。