騒ぎはある程度治まり、馬車へは思っていたよりすんなり戻ることができた。
街に出たのは聖力に必要なものを買うという名目だったが、これだけ騒ぎになれば、買い物を中止して宮殿に戻るという私の意見に、衛兵たちは素直に同意してくれた。
騒ぎを起こしてしまった以上、また街に来ることは難しいかもしれないが、街の実情を知ることができたのはよかった。
(ルークさまに話をしなければ)
街の様子と衛生の現状を伝えて、改善策を考えないといけない。
宮殿に戻り、着替えてルークさまの部屋に向かう途中、向かいからだれか歩いて来るのが見えた。
侍女を伴ったカリナさまだと気づき、礼をとれば、相手も柔らかな微笑みを浮かべて会釈する。
「ごきげんよう、聖女さま。どちらへ?」
「カリナさま。ご機嫌麗しく存じます。ルークさまの部屋へ伺うところです」
「まぁ……。ル**************************
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