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彼奴を救うために

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彼奴を救うために

12 - 縺壹▲縺ィ荳?邱偵↓

♥

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2025年02月15日

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『ロボロ…、』

ゆさゆさと揺さぶる。…起きひんな…、

『ロボロぉぉぉ!!?』

耳元で大きな声で叫ぶが、うるさげに眉を歪ませるばかりで反応が無い。

なので、それ以上でかい声で叫ぶことにした

『ロボロぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?』

「うるっさいわ!!?起きとるわ!!」

『やったら、返事せぇや!』

と、少しそこら辺に居そうなぶりっ子みたいな格好をしながらいうと、

「…きっしょww」

そう言われる。

『うるさいわ!!』

『あ、…』

雪が振り積もっていたんだ。

…分かってしまった、あぁ、そっか。

「…雪…?」

「……なんで雪降ってんの…?俺の幻想?…なんやねんこれ、…」

僕のせいだ。

「緊急ニュースです。都内某所にて、雪が降っているようです。…異常気象にも程がありますね、…、ここで異常気象専門の××先生に…、」

「…異常気象…って、レベルやないやろ…。やばすぎやろ。…えぇー、…?…怖。」

『……』

そろそろ…、離れなきゃいけない。

ロボロから、…、きっと、みんなが僕を連れ戻そうとしてるんだろう

「…うつ?」

『…………ん?…あぁ、ロボロ。ごめん、…ちょっとボーッとしてたみたいやわ。』

…あぁ、…

『……、それにしても、…雪。綺麗やな』

『…そうやな。』

『……ロボロ』

「ん?」

『…今日さ、…とんちに呼ばれとるんよ。やから、今日は一緒におれへんわ。ごめんよ』

「…いや別に、俺はお前と一緒におりたい訳ちゃうからな!!?」

『えぇ〜?僕の事好きで好きでたまらない癖に?』


君のことが好きなのは僕なのに。

「誰が野郎のことなんか好きになるかよ。気持ちわりぃ」

『酷ぉい♡』

「…ほんまに、きもい。」




とあるお寺、…綺麗な雪景色。それはとても、…この猛暑の日に限って、この景色はおかしい、…そんな表情をするトントン。

「……、だいせんせ。」

『……………なぁに?』

真夏なのに、雪は降り積もる。僕のメガネは曇り始める。

本当に僕は人間じゃないから、そんなのいらないのに、

「……、そんなに、空蝉は珠玉か。」

この世に生きているものたちは…とても美しい

『……あぁ、僕ら。…死者のもの達からとったらね。』

「……、そんなに気泉に行きたないか。」

死者の国なんて、行きたくもない。

『…そらそうやろ。避らぬ別れなんて、…誰しもやりたくないわ。』

死別なんて、そんなの…嫌だったから。

「……ごめんな、鬱。…俺でも、淡雪が泡沫のように無くなった時。…その時は、お前を…俺は…」

雪が儚く消えた時、その時…とんちは僕を殺してくれるんだろう?

『……ええねん。…それまでに僕は蹴りをつける。』

『…どうにかして、この異常気象を、…1月22日まで続かせるんや。』

そう僕がいうと、悲しい目をする。

「……お前の命日までか。」

『……あぁ、……』

「……………辰星落落とはこの事なんかな。」

星々が1つ1つ消えていくこと、…、wrwrdっていうメンバーが1人、ひとりと消えていく。

『……そんな美しいもんやないわ。』

『…………ぼくも、…もうちょっとだけ皆のとこで生きていたかったなぁ……、』

『……とんち。』

「…ん?」

頼みたいことがあったんだ。

『……僕が居なくなった時、…そんときは彼奴を宜しく。……きっと、彼奴はあいつやから。』

「………おん。」

『…またね。とんち、』

そう言うと僕の体は、ふわりと消えた。

彼奴を救うために

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