VOLTACTIONのBL小説をゆっくりと書こうと考えております。
第1話目はhbknです。
奏斗は休日らしく、タンクトップと短パンというラフすぎる格好で家の中を歩き回っていた。
ソファに座ったり、飲み物を取りに行ったりと、何気ない仕草のたびに白い腕や太ももがちらちら見える。
雲雀はじっとその様子を見て、頬をかすかに赤らめながらも眉をひそめた。
「……奏斗、無防備すぎやろ……」
耐えきれなくなった雲雀は、背後から奏斗を抱き寄せる。
突然の力強い抱擁に奏斗は「ひば……?」と戸惑って振り返ろうとするが、その前に腰をしっかり押さえられる。
「なぁ奏斗……俺がどんだけ我慢してるか、わかってへんやろ」
耳元で囁かれる声は低く、いつもの明るさを潜めた熱っぽさを含んでいる。
雲雀の手はタンクトップの裾からすべり込み、奏斗の腰をなぞる。
「……こんな格好でウロウロされたら……触ってくれ言うてるようなもんやん」
奏斗は顔を真っ赤にして、「ち、ちがッ……!」と抗議するけれど、雲雀の大きな手が腹筋をなぞり、短パンのゴムに指先がかかると声が震える。
「なぁ……もっとわからせたろか?」
雲雀はいやらしく笑いながら、奏斗の耳を甘噛みする。
タンクトップの中に、雲雀の手が潜り込んでくる。
ひやりとした指先が胸をなぞり、すぐに小さな突起をつまみ上げるように捻った。
「ひ、ばっ……や、め……っ」
奏斗は焦って体を捩るが、雲雀の腕にがっちり押さえられ、逃げ場はない。
「謝って済む思てんの?」
雲雀自身はわざと低い声を出し、奏斗に圧をかけてみる。
低く押し殺した声。奏斗の背中に熱い吐息がかかる。
「……俺、怒ってんねん。無防備すぎんねん、奏斗」
そう言いながら、雲雀はさらに力を込めて突起をきゅっと捻る。
「ん……っ、♡、ぐ……ッ……!」
喉から洩れたのは、情けないほどの唸り声。
押し殺しても押し殺しても、痛みに混ざった快感が体を震わせる。
開発なんてされたことない場所はどこかほんのりと痛みを感じていたがやがて、頭がぼやけてくる
「……ほら、わかるか? どんだけ俺が抑えてたか」
雲雀の声はわざと耳元でいやらしく響く。
奏斗は必死に謝り続けるが、そのたびに雲雀の指が意地悪に突起を転がし、強く捻り、逃げられないことを思い知らされる 。
「うぅ……ッ、ん、♡ぐぅ……っ…♡♡ごめっ……ひば、ぁ……!」
雲雀はその唸るような声を耳元で楽しみながら、さらに奏斗をわからせていった。
雲雀の手がタンクトップの中でいやらしく動き回り、胸の突起を強く捻り上げる。
「ん、っ……ぐぅ……ッ、あぁ……♡!」
奏斗は喉を震わせて、必死に声を噛み殺そうとする。
「謝るだけで済む思うなよ?」
耳元で低く囁かれ、雲雀はさらにもう片方の胸へ指を伸ばした。
「ほら……何が悪かったんか、言うてみ?」
「んんッ……ひば、っ……! あ、あやま、る……ごめん……っ」
涙目で振り返る奏斗の言葉は、またすぐに喉奥で潰れる。
雲雀が突起をぐっと押し潰すように揉み込んだからだ。
「謝るだけやなくて……言葉にせぇや。俺に何を心配させたんや」
責め立てながら、唇は奏斗のうなじをなぞり、熱く吸い付く。
「んん……っ、♡ぐぅぅ……ッ…♡♡…ひば……! む、ッ防備すぎて……っ、わる……かッ…たぁ……っ」
かすれるような喘ぎ混じりの声。
唸り声と懇願が混ざって、奏斗自身も何を言ってるのか分からなくなっていく。
「……そやろ。やっと言えたなぁ」
満足げに囁きながらも、雲雀の指は止まらない。
謝罪の言葉が途切れるたび、意地悪に捻り上げて、また苦しい喘ぎを引き出していった。
「うぅ……ッ、あっ♡♡……ん、♡んんッ……ごめ、ッごめ……ひば…ぁッ…ッ!」
奏斗は震える声で繰り返すしかなく、その姿を雲雀はいやらしく楽しんでいた。
荒い呼吸を繰り返し、膝から崩れ落ちそうになっている奏斗の身体を、雲雀はしっかりと抱き支えた。
奏斗は肩で息をして、頬を真っ赤に染め、濡れた瞳で雲雀を見上げている。
「……はぁ……ひば、っ……もう……やめて……」
弱々しい声が漏れるが、雲雀は耳元に唇を寄せ、低く囁いた。
「……次、その格好でもう一回俺の前うろついたら……その場で襲うからな」
「っ……!?」
奏斗の瞳が驚きに見開かれる。
耳まで真っ赤になった奏斗が何か言いかける前に、雲雀は「しー」と軽く唇を押し当てて黙らせる。
「ほら……もうええやろ。震えてんのに、まだ無理して立とうとすんな」
そう言って、雲雀は奏斗の腕を抱え、自分の肩にまわさせる。
そしてふらつく足取りを導くように、奏斗の服が置かれている部屋へとゆっくり連れていった。
奏斗は悔しそうに口を噤みながらも、雲雀の背に寄りかかるしかなく……その耳に残った「襲うからな」という言葉が熱くて仕方なかった。
雲雀に肩を支えられ、奏斗はなんとか自分の部屋へと辿り着いた。
ベッドの端に腰を下ろした瞬間、雲雀が軽く頭を撫でる。
「ほら、服あるやろ。着替えとけや。……俺はリビング戻るわ」
そう短く言い残して、雲雀は振り返りもせずにご機嫌に鼻歌を歌いながらドアを閉めて出て行った。
静けさが残る部屋に一人取り残された奏斗は、震える指先でタンクトップの裾をつまんだ。
「……襲うからな、って……」
耳に焼きついた雲雀の声がよみがえり、心臓が跳ねる。
たまらず顔を両手で覆ったが、熱は引かない。
鏡に映る自分の頬が真っ赤なのを見て、さらに羞恥にうずくまりそうになる。
服を脱ぎ替えながらも、あの低い囁きが離れなくて……胸の奥でくすぶる熱に、奏斗はただ真っ赤な顔のまま息を荒くしていた。
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