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⚠️意味不明なところがあるかもしれません。申し訳ございません。口調がおかしいかもです。すみません。
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「……お手伝い」
「そうじゃ!」
学園長先生の言葉をもう一度確認すると、学園長先生は優しく私に笑いかけてくださった。
「主はくノ一として優秀であるが、圧倒的に忍たまたちと関わることが少ないじゃろう?」
「……はい」
必要ない、と思ったからだ。
私はくのいちで彼らは忍たまで。
特にくノ一の後輩が入ったから、忍たまによく毒団子等を食べさせる、という事案が発生させてから私は極力、忍たまに関わらないようにしていた。善法寺先輩や被害にあった忍たまに謝りに行く度に、畏怖の対象としての視線を感じることがあるし。
「……くノ一には毒に精通するものが多く、実験台に忍たまを選ぶことがあるが、」
学園長先生は私が心配していることをすぐに当て、私に解決策を教えてくださる。
「主は、優しいからのぉ。」
その言葉に私は、首を振ることしか出来なかった。そんなこと、ないからだ。
後輩達には毒を使用する時は解毒薬がない限り、忍たまに使用しては行けない、と何度も言っているのに、痺れ薬等を作ってわざわざ、忍たまに盛るというのを行う。
私に盛ればいい、と言っているのに彼女たちはそれをやらず、弱い立場に盛り、煽る。
このままだと、くノ一と忍たまの格差が空いてしまう。
「私は、優しくありません。」
そう、私は優しくない。
「……だからじゃ。」
私が学園長先生の方に目を向けると真剣な顔で私を見ている。
「主だからこそ、忍たまと関わる時間が必要なんじゃ。わかってくれるな?」
私は、姿勢を改めて正し、頭を畳に擦り付けながら答える。
「……はい、学園長先生。」
失礼します、と言い、出ていった私の後ろ姿を見つめる学園長先生は神妙な顔つきで私を見ていたなんて分からない。
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とは、言ったものの。
そこまで仲のいい先輩なんていない。
どうすればいいんだろう。
学園長先生の離れを後にしながら、私は首を傾げて考えることしかできない。
どうしよう。
「結江じゃないか!」
そう声をかけられて私は下を向いていた顔を上げると、4年い組の尾浜勘右衛門がにこにこしながら、私の方へ走ってきてくれた。
「おはまくん、」
私が尾浜くんの名前を呼ぶと、嬉しそうに笑い、私のすぐそばで止まり、首を傾げる。
「ここじゃなんだから、空いてるところ行こ!」
尾浜くんはニコ、と笑って私の左手を掴む。
私は疑問に思い、尾浜くんに質問した。
「どこ行くの?」
私の問いに尾浜くんは笑って答えた。
「八左ヱ門の部屋!」
そのまま、私の左手をつかみ直してはちざえもんくん?の部屋へ向かった。
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途中で4年ろ組の不破雷蔵くんと鉢屋三郎くん、4年い組の久々知兵助くんに会い、はちざえもんくん?の部屋に入る。
部屋には虫かごに入った虫がいる。
虫は平気だから何も感じないけど、一緒に寝るの怖くないのかな。と純粋にそう思った。
「あれ?八左ヱ門いないね。」
私の隣にいる久々知くんが考え込むように顎を手にのせる。
「取り敢えず、俺と兵助の部屋に行こうか。」
私の手を掴んでいる尾浜くんがそう言って、2人の部屋に私と不破くん、鉢屋くんが後に続く。
「で、なんで四ノ宮は困ってたわけ?」
壁に寄りかかりながら鉢屋くんが私に質問した。
私は足を崩しながら、答えた。
「……委員会のお手伝いして欲しいって学園長先生に言っていただいたんだけど、」
私が鉢屋くんから視線を逸らしながら答えると、鉢屋くんと尾浜くんが目をキラキラさせる。
「じゃあ!俺たちの委員会に来ないか?」
「待って!図書委員会は?結江、書物の場所、把握してるもんね!」
「いやいや、火薬委員会はどうだ?」
委員会、入る訳じゃないんだけど。
私の後ろにある襖がパーン!!!と空いた。
そこにいた先輩に私は目を見開いた。
「何を言ってるんだ?結江は我々、体育委員会に入るんだ!!」
「体育委員会委員長桜木清右衛門先輩!?」
「なんで4年生の長屋にいらっしゃるんですか!?」
私の代わりに突っ込んだのは、尾浜くんだった。
「いやね、結江が委員会に所属する、という話を学園長先生直々にお聞きし、迎えに来た次第だ!」
桜木先輩って、こんな風に元気だったっけ。
失礼ながらそう思ってしまった。
「何を言う!ゆえは図書委員会に入るんだ!清右衛門!!!」
「図書委員会委員長若王寺勘兵衛先輩!?」
「若王寺先輩!?」
その後も続々と委員会の委員長を務めていらっしゃる先輩方がやってきた。
「……三十六計逃げるにしかず」
まさか、ことわざを使うとは。
結局、私が委員会のお手伝いに行くことはなかった。
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