それからは、宮ちゃんの料理に、みんな笑顔。
彼女は宮ちゃんやめめと、飲み比べしたりと、めちゃくちゃ飲んで楽しんでるようだった。
もう1人の子、絵里さんはそろそろ帰りますと、先に帰ったけど、それすら気づいてない様子。時間もきにしてないみたいだけど、もう終電もすぎたな。と、帰りどうするんだろ。送ってく?なんて考えつつ、彼女をチラ見してたら、ふっかが話かけてきた。
深澤「ふ〜ん。照、○○さんの事、気になるの?わら」
照「ふっか付き合ってんの?」
深澤「ん?そう見える?わら。
照「……ふっか、好きなんじゃ?」
深澤「え?わら。どうだろね。でも、○○さん、俺の事、同僚としてしか見てないよ?わら。仲はめちゃくちゃ良いし、気は合うけど、俺より、照の方がお似合いだと思うよー?アプローチしちゃえばいいじゃん?」
何だ……違うのか。良かった。
深澤「○○さんは、料理上手。舘と味付け似てるし、薄味だけど、めちゃくちゃ美味い。俺が濃い味て知って、検食のとき、ちゃんと、俺に合わせた味付けにしてくれるんだよー。優しい人だし、ほんと頑張り屋。あのお局に、小言とか嫌味言われても、利用者様のためにって努力してる。お礼もちゃんと言えるし、ちゃんとした人だね。だから、信用できる。」
照「……そっか。優しいよね、たしかに。」
深澤「え?」
照「ちょっと前てか、ふっかが電話してきた日だ。今のとこに決まったって。その日、○○さんと初めて会話した。○○さん、シルバーカー押した老夫婦の介助を、進んでやってて。最後まで気にして。ほんとは、俺がしなきゃだけどさ。その老夫婦もありがとうって笑顔で。凄いなぁって思って。」
深澤「○○さんらしいな(笑)想像つく!わら」
照「でも、あれは大丈夫なの?(笑)飲みすぎじゃない?」
深澤「止めてもきかないんだもん。たまに強情なとこあるからねー!わら」
照「楽しそうではあるけど。」
深澤「明日休みだし。にしても、もう終電とかなくね?」
照「うん」
深澤「そろそろお開きにしますか。」
そう言ってふっかが、声をかけに行ったけど、まぁ、呂律もままならない、フラフラして、顔も真っ赤。タクシーでとか言うけど、危ないだろと思ってたら、ふっかも同じで。
だったら、帰り道だし、送ることにした。
けど、送るよっていうと、戸惑ってる。
けど、半ば強引に腕を引き、帰ろうとしたら、みんなに話かけながら歩く○○さん。
段差に差し掛かったたとこで足を踏み外した。だと思っだから、サッと支え、そのままお姫様抱っこした。
思ったより軽い…
ちゃんとご飯たべてんだろか。
まぁさっきは美味しいと言いながら食べてはいたけど…
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