「一生に一度のプレゼント」
二学期の終業式。
長かったHRが終わり、急いで席を立とうとした瞬間、クラス中が一斉にこちらを見た。
「望月(もちづき)、頑張ってこいよー!」
「いいなー千夏(ちなつ)。ファイトー!」
突然の声援に驚いたけど、私は笑ってみんなに頷く。
今日はもともとレンアイゲームのタイムリミットの日。
これから 皓(ひかる)くんの誕生日パーティーがあることはみんなが知っている。
私と皓くんのことも、いつの間にかみんな知っていて、こうして温かく見守ってくれるようになった。
「お疲れさまです、行きましょうか」
「はい」
迎えに来てくれていた川崎さんの車で、会場のホテルへ向かう。
皓くんはお父さんたちと用事を済ませているらしく、授業には出られなかったみたいだ。
ホテルに着くと客室に通され、そこでドレスに着替えて、ヘアメイクもしてもらった。
手伝*******
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