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政治的意図無し
🔰
ハリポタパロ
朝菊
マクゴナガル先生不在
「あれは、先生が14歳くらいの時だったかな」
俺は、ホグワーツの四年生だった。
冬休み俺は、実家に帰って一級魔法検定の勉強をしていた。
だが、その勉強に必要だったハナハッカの葉をきらしてしまっていて、森にとりに行っていたんだ。
「チッ、なんでよりにもよって今きれんだよ。ハナハッカどこだよ」
そこで、先生に会ったんだ。
「すみません」
「あ“?」
「道を教えていただきたいのですが、、、」
「チッ、俺は今忙しいんだ。他を当たれ」
「、、、何か探してるんですか?」
「てめえに関係ねえだろ」
「Incarcerous(インカーセラス。縛れ)」
「少々お言葉遣いが悪いですね。直したほうがいいですよ?」
「んだよ、これ!解除しろよ!」
「そうですねえ、言葉遣い直してみなさい」
「チッ、なんで俺が」
「Circumrota(サーカムロータ。回れ)」
「うわあ“ああ“分かったからやめろッ!」
「Immobulus(イモビラス。動くな)はい、どうぞ」
「、、、すいませんでした」
「よろしい。Emancipare(エマンシパレ。解け)で、何を探してるんですか?」
「、、、ハナハッカの葉」
「それなら早く言ってくれればよかったのに、私持ってますよ」
「は?」(先に縛ったのはどっちだよ)
「私もう使いませんし、差し上げましょうか?」
「あ、ああ。」
「Alohomora(アロホモラ。開け)、どうぞ」
「あ、ありがとう」
「いえいえ、道を教えていただきたいのですが」
「ああ、そうだったな。これをもらった恩もあるし、いいぜ」
「ありがとうございます」
「で、どこに行きたいんだ?」
「ロバート・カークランドさんのお家です」
「お前、父上の知り合いか?」
「おや、息子さんでしたか。私は、貴方のお父様と同僚だったんですよ」
「へー、こっから家まで結構あるし飛んで行くか」
「お前、箒は?」
「私は、箒なしで飛ぶので」
「は?」
「まあ、いいじゃないですか。行きましょ」
「あ、ああ。Accio(アクシオ。箒よ来い)、ちゃんとついてこいよ」
「ええ」
(はあ、こいつ。父上の同僚って魔法省で働いてんのか?
父上からこいつのことは聞いたことないぞ。三賢人の1人ってことか?
でも、こいつ結構若く見えるぞ。)
「ッ⁉︎」
(そういえばこいつ、箒なしで飛ぶとか言ってたな。考えてみれば、
箒なしで飛べるのは 三賢人くらいだ。てことは、こいつ三賢人なのか⁉︎
、、、白い、白は初めてみたな。父上は黒だったな。、、、綺麗だなって何考えてんだ俺)
「ここだ」
「おお、豪邸ですね」
「おい」
「あ、お帰りなさいませアーサー様。お客様ですか?」
「ああ、父上のだ。父上は帰ってるか?」
「ええ、先ほどお帰りになられましたよ。アーサー様」
「そうか、じゃあッいった。何すんだよ!」
「お礼の言葉が言えないようじゃ大人になれませんよ」
「チッ、、、ありがとう」
「!っはい。どういたしまして」
「ッ!行くぞっ!」
「ええ、それでは」
「はい、ごゆっくり」
(チッこいつに会ってからおかしくなっちまった。なんなんだ本当に)
「父上、今お時間よろしいでしょうか?」
「なんだ、今忙しいんだ。後にしてくれ」
「で、ですが、父上にお客様が」
「は?」
「おい」
「失礼します。お久しぶりですね。ロバートさん」
「おお!本田か。久しぶりだな」
(父上は俺の前では笑ってくれない)
「本田は今、何をしてるんだ?」
「今は、旅をしています」
「また、魔導書集めか?」
「ええ」
(今の俺は空気)
「本当にお前は魔法が好きだな。ほとんどの魔法は集めただろ?」
「飽きませんから」
「で、ここへは何しに?」
「ああ、ゴドリックの谷をよった際に魔導書を渡す から貴方にこれを渡すように言われたんですよ」
「魔導書につられたか。ああ、これか、持ってきてくれてありがとな」
「いいえ、それでは私は魔導書店に行くので」
「ああ、ちょっと待て」
「何でしょう」
「どうせ急ぐ用事もないだろ?この街にいる間はここで寝泊まりしていいから、
俺の息子に魔法を教えてくれないか?」
「、、、え」
「何故です?」
「こいつ、時期に一級魔法検定の試験があるんだが落ちられたら困るからな」
「、、、」
「、、、分かりました。いいですよ」
「ありがとな。じゃあ、俺は仕事があるから後は、好きにやってくれて構わない」
「、、、」
「おい」
「ッ!なんでしょうか。父上」
「本田を案内してやれ」
「はい、分かりました。父上」
「じゃあな」
「はい、失礼しました」
「はい、では」
「、、、」
「、、、ちょっと外に行きましょうか」
外
「はあ、大丈夫ですか」
「ああ」
「自分の息子の名前も言えないんですか、あの人」
「ッ!父上のこと悪く言うな!」
「はいはい」
「、、、チッ。俺に才能がないのが悪いんだ」
「、、、」(気まずいですね。適当に何か動物出しましょうか、、、いや、アレにしましょう)
「Vera Verto(フェラベルト。物体よ動物に変われ)」
「、、、?んだよ。!ライオンか」
「ええ、機嫌なおりましたか?」
「ああ、、、ありがとな」
「さて、一級魔法検定までは後どのくらいあるんですか?」
「ちょうど後一ヶ月だ」
「そうですか、じゃあ宿代は無料ですし一ヶ月間この街にいましょう。
そのかわり、一ヶ月で鍛えまくりますからね。覚悟してください」
「あ、ああ、分かった。、、、何からすればいい?」
「そうですねえ、試験内容はなんでしたっけ」
「は?お前も一級魔法検定受けたんだからそのくらい知ってるだろ」
「いや、受けましたけど結構前のことですし」
「お前何歳だよ」
「秘密です」
「というか、お前名前は」
「私は、本田いや、外国の方にはこっちの方がいいですね。
私は、キク・ホンダと申します。貴方は、、、」
「ああ、すまん。紳士としてあるまじき行為だったな。
俺は、アーサー、アーサー・カーランドだ。」
「そうですか。じゃあ、アーサー君ですね」
「ああ、なんでもいい。よろしくな、、、菊」
「はい、よろしくお願いします」
「ッああ!」
「まずは、そうですねえ。忍耐力をあげましょうか」
「分かった」
「じゃあ、飛行魔法からしましょう」
「Accio(アクシオ。箒よ来い)」
「じゃあ、限界になるまで飛んでください。この街一周くらいはできますよね」
「ああ」
「街を一周したら最高高度まで上がりなさい」
「そんなの無理だ!酸素が足りない!」
「じゃあ酸素が足りなくなったら迷わず落ちなさい」
「そしたら死ぬ!」
「大丈夫ですよ」
「、、、」
「大丈夫。ほら、早く飛びなさい」
「あ、ああ」
(あいつはああ言ってたけど、本当に落ちたらどうすんだ、、、さっさと一周するか)
ビュンッ
(おや、速度が上がりましたね。やる気があるのはいいことですが)
(こいつ、俺の横をピッタリついてきやがる。これが三賢人、、、)
(ペースはやや早め。呼吸は、少々荒いですね)
(よし、もう街は一周したな。あいつは、まだ、ピッタリついてきてやがる)
(もう、街は一周したようですね。少々聞いていたより速めでしたし限界は近そうですね)
(最高高度、ッ!雲。い、息!)
「はッん」
(さっき吸った息もいつまで持つかわからないなるべく速く、上へッ!)
ヒュンッ
(ッ水⁉︎やばい手が滑る。ま、魔法で水をなくせばッ!)
(杖、杖、っどこだよッ!あった!)
「Impervッ!(インパービアス。防水せよ)」
(杖がッ!はッやばい手が滑って落ち、、、)
「おや、やっぱり落ちてきましたか」
「、、、最初から分かってたのか?」
「ええ、貴方のお父さんも最初は落ちてきましたし」
「えッ?」(あの父上が?)
「しかし、杖が落ちてきた時はびっくりしましたよ。風でどっかに飛ばされたのかと」
「っ杖!」
「どうぞ」
「あ、よかった。ありがとう菊」
「どういたしまして」
「今日は、もう疲れましたし終わりましょう」
1週間後
「今日は、模擬戦をしましょう」
「菊」
「どうしました?」
「三賢人相手に勝てるわけないだろ」
「おや?今日は弱気ですね。もちろんハンデを差し上げますよ」
「ハンデ?」
「そうですねえ。私がこの円から出たらアーサー君の勝ちでいいですよ」
「いいのか?そんなんで」
「ええ」
「後で負けても泣くなよ」
「泣きませんよ」
「だって、」
「負けませんから」
数時間後
「Arresto momentum!(アレスト モメンタム。動きよ止まれ)」
「Impedimenta(インペディメンタ。妨害せよ)」
「はあはあ」
(んだよ、菊のやつ一歩も動かねえ。強すぎんだろ)
「そろそろ、お疲れですか?アーサー君」
「そっちはまだまだ余裕そうだな菊」
「ええ、手加減してますから」
「チッ」
(余裕で挑発してきやがる)
「仕掛けて来ないのですか?では、こちらから」
(来るッ!とりあえず菊を動かすことだけを考えろ)
「Serpensotia(サーペンソーティア。蛇よ出ろ)」
(蛇か)
「Oppugno(オパグノ。襲え)」
「はッ⁉︎」
「シャアアアアアアアア」
「Stupefy(ステューピファイ。麻痺せよ)」
「シャ、あゝああ、ああ」
「おや」
「Vipera Evanesca!(ヴィペライヴァネスカ。蛇よ消えよ)」
「おお、よくやりましたね」
「ふんッこんぐらい余裕だ」
「でも、もうお腹も空きましたし終わりにしたいですね」
「ああ、そうだ「Duro(デューロ。固まれ)」⁉︎」
「私が何か言ったからと言って気を抜いてはいけませんよ。これで私の勝ちですね」
「、、、」
「?おーい」
「、、、」
「あ、解除忘れてました。Finite(フィニート。終われ)」
「っはあ。殺す気かよ菊‼︎」
「先生に向かってその言い草はなんだ。それに先生とも呼べないのか」
「⁉︎」
「おやおや、私としたことが気付きませんでした」
「はは、嘘をつくんじゃない。ずっと気づいていただろう」
「おや、バレましたか」
「ああ、それより、英国紳士のかざかみにもおけないな」
「私が呼び捨てでいいと言ったんです」
「だが、教えてもらっているのなら先生と呼びなさい。いいな」
「はい、父上」
「ところで本田腹がへったと言っていたな。一緒に飯はそうだ?」
(、、、私、これから魔導書店に行く予定だったんですけど)
「ご一緒させていただきます」
「そうか、、、お前来るか?」
「!いいのですか‼︎」
「ああ、もう1人来る予定だったが来れなくなってしまったのでな」
「え、、、」
「、、、行きましょうか」
「おい」
「ッ!はい。なんでしょう父上」
「一級魔法検定には落ちないだろうな」
「!はい。このまま行けばもしかしたら史上最年少で合格できるかもしれません!」
「そうか、お前今いくつだ」
「14です」
「っは、ははははは」
(父上が笑ってくれた!)
「おい、本田聞いたかっ?」
「zzzz」
「なんだこいつもう寝ちまったのか」
「おい」
「はっはい」
「お前何言ってんだ?」
「え?」
「史上最年少で一級魔法検定を合格した年齢はいくつだと思ってんだ」
「17だと本で読みました」
「どの本だ」
「街の図書館です」
「お前、まだあんなとこで読んでたのか。ホグワーツで探した方がよっぽどいい」
「あそこにはもう行くな。カークランド家の質が落ちる」
「ッ、、、はい」
「あと、史上最年少で一級魔法検定を合格した年齢は11だ」
「え、だ、誰が合格したんですか」
「本田だ」
「!、、、」
「だから、本田に教えてもらってるんだよ」
「俺は次の仕事があるから本田を起こして帰れ。金は先に払っておく」
「き、本田先生。起きてくれ」
「ん、はああああ。あれ、ロバートさんどこ行ったんです?」
「仕事だ」
「ああ、、、」
「なあ、菊はどうやって魔法を覚えたんだ?」
「私は、一時期研究に没頭していてその時にたくさん本を読んでいたのでそれで覚えました」
「、、、本」
「で・す・がこれは私流のやり方です。私は記憶力がずば抜けていいわけではないので
実際これは強行突破、つまり最終手段です」
「じゃあ、どうす「貴方の場合はやって覚えた方が早いです。才能はありますし」才能、、、」
「あ、あと覚えれば絶対に合格できる魔法があります」
「そんなのあるのか⁉︎教えてくれ‼︎」
「いいですよ」
「ただし」
「難易度高いですけど」
一級魔法検定の数日前
「前にも言いましたが一級魔法検定において覚えていたら有利になる魔法があります」
「それは、Expecto Patronum(エクスペクトパトローナム。守護霊よ来たれ)です」
「は⁉︎そんなの大人の魔法使いでも出せるやつは少ない魔法だぞ」
「だからですよ、できる人が少ない魔法だからこそ価値があるんです」
「、、、」
「それともやめますか?」
「分かった。やってやるよ」
「まずは、発音からですが、貴方にこれは入りませんね」
「は?なんで」
「とりあえず、一回やってみてください。杖の振り方はこうです」
「、、、Expecto Patronum」
「何考えてます?」
「何も」
「はあ、いいですか?エクスペクトパトローナムは幸せなことを考えないとできないんです」
「へえ」
「へえってちゃんと聞いてます?」
「聞いてる聞いてる。でも、そんなに言うなら本田先生はさぞ素晴らしく出せるんだろ?」
「それが狙いでしたか」
「さ、はやくどーぞ先生」
「はあ、」
ロバートさんの子供の頃にそっくりですね、、、クソ餓鬼とアーサーには聞こえないように
ぶつぶつ言うと菊は杖をふり言った。
「Expecto Patronum(エクスペクトパトローナム。守護霊よ来たれ)」
その瞬間菊の杖の先から白と黒の煙が出てきた。だが、煙だと思ったそれは
俺の体より大きくなるとたちまち、2匹の龍へと変わった。
「すっげえせんせッ!」
素晴らしさのあまり俺は菊の方をみたんだ。
改めて菊の横顔を見た俺はそれがすごく綺麗だと思ったんだ。
菊の顔は優しさがあってどこか儚げに見えた。
しばらくして2匹の龍は消えちまった。
「ほら、こうするんですよ」
「先生」
「?どうしました。アーサー君」
「先生は何を想像したんだ?」
「、、、」
「あ、言いたくなかったら別に」
「昔、兄、、、なんですかね。私の憧れの人の出身国に行った時、
迷子になってしまって歩いていたら一つの湖に着いたんです。そこで1匹の龍を見たんです」
「、、、」
「とても綺麗でした」
「ああ」
「結局その兄にはあえたんですが、それ以来その龍の存在が忘れられず長い間研究してたんです」
「へえ」
「貴方も幸せなことを考えてごらんなさい」
「えぇ、幸せなことねえ」
(菊とこうやって喋ってることが幸せなんだけどな、、、って何考えてんだ俺。
でも、流石に魔法で菊が出てくるのはやばい。なんかないのか、、、、)
(考えろ!俺ええええええええええええええぇぇぇ)
「今日はここまで」
「もう、終わりなのか?」
「ええ、明後日の本番に向けて体力温存も必要です」
「明日は何するんだ?」
「いえ、明日はお休みです」
「は⁉︎」
「明日休んでそうすんだよ‼︎明後日が試験なんだぞ⁉︎」
「何かするのでしたら、自分で考えなさいアーサー・カークランド」
「!」
「貴方エクスペクトパトローナムは、諦めたのですか?」
「それは、、、」
(違うでも、幸せなことが思いつかないんだ)
「諦めていないなら明後日までに鍛えなさい」
「待ってくれよ!菊!」
「まあでも、何かあったら魔導書店に来なさい私はそこにいます」
「、、、!分かった」
一級魔法検定当日
「結局、あの子来ませんでしたね。今頃上手くやってるんでしょうか。おや」
「good morning本田」
「おはようございます。ロバートさん。アーサー君の調子はどうですか?」
「さあ、今朝は顔を合わせていないから知らんな」
「そうですか」
「それより本田。一緒に朝食でもどうだ?」
「、、、近いですか?」
「ああ、歩いて5分もしないさ。飛んだら数十秒でつく」
「じゃあ行きます」
「ただ飛ぶだけではつまらんだろ、久しぶりに競わないか本田」
「おや、いつから負け戦に出るようになったんですか?」
「さあ、負け戦かはまだ、わからないぞ?」
「ふふ、いいですよ。負けたら食事奢ってくださいよ?」
「ああ、いいだろう。ただし君もな」
「「1、2、3」」
「はあ、想像以上に食べすぎてしまいました」
「、、、天気が悪くなりそうですね。台風が来る前に次の街に行きましょうかね」
「準備しますか」
翌日の朝
「よし、これで今日中に次の街に行けますね」
(結局、あの後アーサー君に一回もあってませんね。
まあ、どうせ一ヶ月しか一緒にいませんしいいですけど。でも、最後くらい会いたかったですね)
コンコンコン
「ロバートさん、私今日中に出ますね。久しぶりに会えて嬉しかったです」
「そうか、私も久しぶりに会えて嬉しかったよ」
「では」
「ああ」
「さようなら」
「Goodbye, have a nice trip.」
「ええ、お元気で」
「よっこいしょ。 これでもう行けますね」
「菊‼︎」
「⁉︎アーサー君」
「俺、一級魔法検定受かったよ!」
「まあ、おめでとうございます!」
「菊のおかげだ」
「いえいえ、貴方が努力したからですよ」
「、、、行くのか?」
「ええ、時期に天候が荒れそうですし行けるうちに行こうと思いまして」
「そうか、」
「はい」
「その、またっ会えるか?」
「ええ」
「本当か⁉︎」
「ただし条件があります」
中編終了です。
自分が本田推しなので菊が凄すぎる設定になってるんですが、
ご理解のほどお願いします。
誤字脱字があったらすいません。
明日には後編を出す予定なのでよかったらフォローよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。