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「真凜どうしてパパの夢観たの」

「パパが…何か話してくれたよ思い出せないよ…」

私は主人の寝室に駆け込んだが帰ってきた形跡がなかった…


車の音が聴こえてきた。

「恵美おはよう…疲れた」

あなた~

「どうした?」

「結構時間がかかったわね」

休むから…

「お風呂入ります?…」

「いや起きたら入る…」

「真凜おはよう」

「お爺ちゃん笑っ」

「優希起きたら話があるって寝室に向かった」

「今言ってくれない…楠本勇人さんの事」

「恵美、真凜を見ててくれないか…お前なら分かるだろ」

頷いた…


ソファに腰かけた。

優希が珈琲を淹れたのを持ってきた。

「お父さんはい」

「ありがとう優希?お前達上手くやってるのか、真凜一人っ子なら離婚しろ」

「何故そんな事言うのよ!」

楠本の兄が殺された…

「え?…どうしてパパ」

「勇人の名刺が楠本圭介のポケットに入ってた…揉めたのか血液検証してみた」

頭を下げた。

「もう少し時間持ちたい…この子の父親がいなかったらどうするの…」

「優希?お前未だ若い…」

「ありがとう考えてみる…」


真凜保育園に行く時間よ…

リュックが…

「早くしなさい!真凜」

「優希真凜怒ってもどうにもならないでしょ!」

ママ待って…

あなた…

「恵美すまんな真凜を傷つけたくない…優希だって好きで一緒になったんだろ!女までいる男に娘渡したくないだろ…」

「それだけじゃないでしょ魁さん、」

「今の事件抜けて欲しいって署長に言われたよ…」

あなた…

「恵美…すまないが休ませろ…」

主人の背中が悲しく見えた…


珈琲カップを片付けようとしたら、優希の指輪があった…

あの子…


お母さん?…

沙耶いたの。

拓巳さんが至急出てこいって出かけたわ。

…お父さんは?…


署長に呼ばれた。

榊、お前の義父のだ返してやれ

「退職願…嘘だろ…どうゆうことですか!」

娘の旦那の事だ…楠本勇人の指紋が出たこの度の事件

それでか…親父がそんな事で辞職願出しますか!



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