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・過去捏造
・キャラ崩壊
・自己解釈
昔から、家に帰るのが嫌だった。
学校にいる時間は、友だちといる時間は、天国みたいで……
天国から家に戻るのは凄く辛かった。
家庭環境は悪い方だったのかもしれない。
否、暴力等はなかった。なにも無かった、愛も言葉も。
唯そこにあったのは「今日の御飯代」と書かれた紙と1000円程のお金。
提出物や、学校行事や部活でお金が必要な時はテーブルに紙を置いておく。
親と話すことはなかった。同じ時に家に居ても話さなかった。
こっちもこっちで課題だとか、復習とかもあったし、仕方がない事だとは思っていた。
親に有難うなんて言ったことはない。書いたことも。
だって、無駄だと、わかっていたから。
どうせ、家族に愛を求めても貰えないんだから。
それでも、親には感謝している。ここまで育ててくれた恩もある。
逆に可愛げのない俺をよくここまで育てたなとも思う。
これは異常なのかもしれない。でも、少なくとも俺は異常だとは思わない。
犯罪ばかりしている親の子供はその行動を見て、万引きを犯罪だと思わないのと一緒だ。
否、わかりにくかったか。
そうだな、例えば兄弟がいるのが普通だと思っていた時。一人っ子の子はそれを見て自分とは違うってなるだろ?逆もありゆるだろ?それと似た様なことなのだ。
結局、完璧な親はいない。どれだけ子が絶賛してもそれは親だからよく見えるだけだ。
家族なんて、所詮フィクション。やって、そんな環境で育ってきてん。
それが普通やと思って生きてきた。他の奴の生き方なんて知らない。
だから、俺は家族はフィクションだと表現するのだ。
でも、その考え方は余り共感してくれる人は居なかった。
だけど、彼等は肯定も否定もしなかった。出してくるのは自分の意見。気が楽になる。
そして、俺は時々思う。「こんな奴らが兄弟やったら、フィクションやって思わんで良かったんかもな………」でも、そんな事はあり得ない。分かっている。
だから俺は今日も彼奴等と全力で巫山戯るのだ。