魅津希サイド)
雅魅)ん…ファー…
あれから2時間ぐらいたったあと私は目を覚ました
外はいい具合にオレンジ色になっており多分5時くらいであろう
魅津希)ん…龍城…さん?
何故か傍で龍城さんが寝ており私を強く抱き締めていた
龍城)んぅ…
それに何故かひざ掛けまで…一体誰のだろうか…まぁ、そんなことはさておき龍城さんを起こす…のだが……
魅津希)(こんな気持ちよさそうに寝てたら起こせないよ! )
まぁでも病人なのでね、こんな外で寝かせて居たら大変なことになるわけですよ…龍城さん本当にごめんなさい!
魅津希)龍城さーん、起きましょ〜?
龍城さんの体を揺らしても全く起きなくて名前を呼んでも起きなくてさてどうしましょうとなってしまった…
魅津希)起きてくれない…
シェドに関しては名前を呼ぶだけでピクっと起き上がって直ぐにこちらに駆け寄ってくる…どれだけ賢いのやら
魅津希)あ、そういえば…
少し前、翠桜さんに「起こしてきて下さい」と、言われた時に起こしに行ったのだが全く起きず翠桜さんに「助けてくださいぃ〜!」とヘルプ要請を出した時、翠桜さんから「耳元で息を吹きかけたり甘い声で呼び掛けてみてください」と、言われた時に実戦した結果直ぐに飛び起きて顔を真っ赤にして「お、おはよぅ……」とあまり元気の無いおはようを初めて聞いた…というのをつい思い出しそれを試しにやってみることにした
魅津希)…よし、やってみよ
龍城さんの耳に口を近づけ 「おはようございまぁす♥」と声を掛けたあとフーッと息を吹きかけると体をビクンと揺らし飛び起きた
魅津希)おはようございます♪
龍城)お、おはよ…///
効果は覿面のようで彼を起こす時はずっとこの戦法を使ってやろ♪
魅津希)ほら、風邪が悪化しますよ部屋の中に行きましょ?
と、声を掛けると「ひ、一人で行ける…と、思う…」と曖昧な返事をした
さすがに心配なので「一緒に帰りますよ!」とひざ掛けを龍城さんの体に掛け手を握って「ほら、帰りましょ?」と声を掛けると「わ、分かった…」と私の手を握って一緒に部屋に戻った
龍城の部屋
魅津希)はい、座れますか?
龍城)…おう……
龍城さんをベッドに下ろし「お粥要りますか?」と聞くと「も、貰う…」と返事を返した
魅津希)それじゃ、直ぐに帰ってきますからね、シェドお座り
シェドは龍城さんのそばに座り「それでは行ってきますね」と言って部屋から出た
魅津希)龍城さーん、お粥持ってきましたよ〜
部屋に入ると龍城さんとシェドが一緒の布団に入って気持ちよさそうに眠っていた
魅津希)あら…フフッシェドも懐いたものね笑
シェドの頭を撫でたあと私はお粥を机の上に置いて起きるまで部屋の中に居ることにした
魅津希)沢山寝てくださいね、龍城さん
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