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計算高い男、その名も宮治

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計算高い男、その名も宮治

7 - 第7話 Ⅶ_🦊ෆ˚*

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2025年05月25日

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侑視点






今、絶賛スナにひっつき中。



わけを話すと少し長くなるが、簡単に言うと俺は治に彼女が出来た事に嫉妬しているらしい。



“らしい” というのは、自分でも良く分かっていないが、 スナに助けを求めて相談した時にそう言われたのだ。



「侑はさ、治の事好きなの?」



「好きちゃうし、ただ今までサム彼女作ったことなかったから寂しいっちゅうか..」



「はぁ、侑がポンコツなのは分かってたつもりだったけどこれ程だったんだ」



「ポンコツちゃうもん!」



「..まあ、頑張って」



「何を頑張ればいいんや!教えてやー!」



勢いでスナに抱きつく。



角名が俺を剥がそうと伸ばす手がとどく前に誰かが後ろから俺の肩を引張った。



「うおッ、」



「楽しそうやなぁ、俺も混ぜてや」










角名視点






ほんとバカ。



治の好意や自分の気持ちに気づけない所も、2組にいるということを忘れて俺に抱きついて来る所も。



たまにそんなところも可愛いと思ってしまうが、俺はそれ以上の感情は持ってないし。



ほら、お前の片割れめっちゃ怖い顔してる。侑には見えないところではこういう顔するんだから。



まあ俺は取る気ないから安心して。



「2人で何話してたん」



お前の話してたんだからそうとは言えない。侑も口をパクパクして助けを求めて来る。



「何?俺に言えんこと?」



今度は俺と侑じゃなくて侑だけに問う。



逃げられなくなった侑は



「なんでもええやろ!」



と叫んで治の腕を振り払い自分の教室へ戻って行った。



いや、逃げんなよ。席上下だし気まずくなるの俺じゃん。



相変わらず睨んでくるし。



これは弁解が必要だな。













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