テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あまり電灯の無い夜道があり、そこでランニングをしてる男がいた。
その男はヘッドホンをして、いい気分で曲を聴きながら走っていた。
その男に歩いて近づくもう一人の男がいた。茶髪で白いシャツ、黒の上着、ジーパン、少し睨むような目元。
その男の顔に何本もの影が走る。するとその男は黒と灰のカラーリングをした化け物、『オルフェノク』に変身する。
ランニングをしていた男は急な出来事に悲鳴が上げれなかった。
オルフェノクは拳を男に突き上げて、胸を貫く。その男の心臓が青い炎により燃え尽きる。
男は数歩歩くと体が灰になりその場に崩れ去る。
オルフェノクは姿が先ほどの人間に戻る。
「ここでなら・・・俺の夢が見つかるかもしれねぇ・・・」
ここは西洋洗濯舗、クリーニング店である。少し肌寒くなってきたのでクリーニング店では暖房を付けていた。
「いや~部屋の中は最高だね」
園田真理はこの時、機嫌が良かった。ソファーに座って、だらけている。
「ちょっと真理ちゃん、仕事してよ」
菊池啓太郎は服をアイロンでかけながら真理に仕事するよう促す。
「さっきまでやってたし、そういう事は巧にいってよ」
真理は自分への矛先を乾巧へと変える。
「それもそうだけど・・・もういいや、ほらたっくん!仕事して!」
「あぁ?俺はいいんだよ」
巧は椅子に座り、季節にそぐわない冷たいお茶を飲む。
「それより真理、早く昼飯作ってくれ」
「はぁ・・?なんであんたの命令でしなきゃいけないのよ!」
真理は巧に簡単に昼飯作れと言われて、不機嫌になる。
「別にいいだろ、腹減ってんだよ俺は」
「そんなに腹減ってんなら・・自分で作りなさいよッ!!」
「なんだと!お前は飯作る担当だろ!」
巧は真理に言い返す。真理はとにかく悪口を言いまくり、量で押そうとする。
「バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ!!!」
「なんだと・・・!バカバカバカバカバカバカバカバカ!!!」
二人はずっとバカバカ言い合う。
「ちょっとやめなよ二人共!みっともないよ!それにバカって言った方がバカなんだよ・・・・ん?・・・
バカ・・バカ、バカ・・?・・・・・・バカ?」
啓太郎は段々と分からなくなる。
「ま、まあとりあえず!真理ちゃんもお腹へったでしょ!?早く作って食べようよ!」
啓太郎にもそう言われて多少イラついたが、実際自分自身もお腹は減っていたので巧に言われるよりマシか・・・と思い、
キッチンへ向かう。丁度その時扉の開く音がする。
「あッ、お客さんかな?」
啓太郎は急いで店頭へ向かう。
しかし、そこにいたのは客では無かった。
「お~っす!お前等元気してっか!?」
そこには海堂直也が立っていた。
「海堂さん!!お久しぶりですね!!」
「よ!啓太郎、いや~ちょっと暇だったんでな!」
海堂はそのままズカズカと店頭から部屋に入る。
「よッ!乾!」
「おお、海堂か」
海堂はソファーに腰掛ける。海堂は真理が昼飯を作っているのに気づく。
「おッ!俺様ちょうど腹が減ってたんだ!真理ちゃん何作ってんだ?」
「あッ!海堂さん・・って海堂さんも食べるの・・・?」
「おう!久しぶりに真理ちゃんの手料理を食べたいな~!!」
真理は少し余った麺と三人分の容器から麺を少しずつ取り、四人分にする。
「はい、ご飯出来たよ」
机には湯気が立ち上る熱いうどんが四人分置かれていた。
「うわ~!美味しそう!ほらみんな!早く座って食べようよ!」
啓太郎は箸やお茶、コップを準備する。
「おい真理!なんでこんな熱いの出すんだよッ!!」
「うっさいバーーカ!!この季節はこれが普通なのよ」
「おッ!こいつは美味そうだ!」
巧以外は椅子に座り食べ始める。巧は最初は意地張って食べなかったが、腹が減ってくると渋々椅子に座る。
「ハァ・・フー、フー、フー、フー・・・」
巧は何度も息を吹きかける。巧はやっと麺を口に運ぶ。
「・・・アチッ!!・・・くそッ・・・」
巧はすぐさまお茶を飲む。
「てか海堂、お前飯食うなら仕事手伝えよ、こういうのは対価が必要なんだぞ対価が」
「それたっくんが言う?」
啓太郎がツッコむ。
「三原君!そこのダンボール向こうに片づけといて!」
「はい!」
三原修二は『あの戦い』の後も『創才児童園』で働いていた。
三原はダンボールを持ち、倉庫へと運ぶ。
「え~・・と、よし!ここに置いてと」
「ごめん三原君!今度は掃除お願いできる?」
「はい!大丈夫ですよ!」
三原は養護施設の門の掃除をする。その間、子供達は元気にボールやままごとで遊んでいる。
三原は掃除が終わると、子供達と遊んだり、雑務をしていた。
太陽が地平線に消えていく。子供達は親のお迎えでどんどん帰っていく。
三原を含め、他の職員達は最後の作業をする。
「お先に失礼します」
そう言い三原は上着を着て、手袋を付け自分の荷物をバイクに載せる。
「ふぅ・・・寒いな・・・」
三原はバイクに乗りエンジンをかける。そのままバイクで自分の家へと向かう。
「・・・ん?・・・」
街灯の明かりでギリギリ見えたが、裏路地で眼鏡をかけたサラリーマンが一人の女性に何かしているのが見えた。
するとその女性は砂となりその場で崩れ落ちる。三原はすぐさまバイクを止め、急いで裏路地へと向かう。
「おい!何してるんだ!」
「チッ・・・見られていたか・・・」
サラリーマンの顔に何本もの影が走る。男の体は灰色の皮膚で覆われる。
男の腕には巨大なハサミが付けられる。男は『ロブスターオルフェノク』へと変身する。
ロブスターオルフェノクは三原を殴り飛ばす。
「ぐわあッ!!」
三原は急いで携帯を手に取り、電話する。
[プルルルルルル] [プルルルルルル]
啓太郎の携帯にコールが鳴る。
「ん?はい、もしもし」
「啓太郎さん!今すぐ乾さんを呼んでください!オルフェノクがいるんです!!」
「えッ!!オルフェノク!?わ、分かりました!おーいたっくん!オルフェノクが出たって、三原さんが!!」
啓太郎は急いで巧に伝える。
「分かった!」
「俺も一緒に行くぜ!」
海堂もついて行く。
三原はバイクに載せたバッグの中に入った『デルタドライバー』を腰に装着する。もう一つ『デルタフォン』を握る。
『スタンディングバイ』
「変身!」
デルタフォンを装着しようとするが、ロブスターオルフェノクは既に目の前に来ていて、殴り飛ばされる。
「ぐあッ!!・・くッ・・・・!!」
その拍子にデルタドライバーとデルタフォンが外れる。
ロブスターオルフェノクは三原に歩いて近づく。すると二台のバイクの光がその場を照らす。
「・・・ん?・・う、うわああ!!」
ロブスターオルフェノクに向かってバイクが突進する。二台のバイクは止まり、巧と海堂が下りる。
「大丈夫か、三原!」
「よ~し!俺が華麗に倒して差し上げよう!!」
ロブスターオルフェノクは立ち上がる。
「なんなんだ・・お前等・・!!」
海堂の顔に何本もの影が走る。
「変身!」
海堂の体は灰色の皮膚に覆われ、『スネークオルフェノク』に変身する。
巧はカバンから『ファイズドライバー』を取り出し、腰に装着する。そしてガラケー型の『ファイズフォン』を握り、
『5・5・5 』の後にエンターキーを打つ。
『スタンディングバイ』
「変身!」
『コンプリート』
ベルトにファイズフォンを差し込むと巧の体の周りに赤いラインが走り、『仮面ライダーファイズ』に変身する。
三原は落としたデルタドライバーを拾って装着し、デルタフォンを握る。
『スタンディングバイ』
「変身!」
『コンプリート』
ベルトにデルタフォンを差し込むと三原の体の周りに白いラインが走り、『仮面ライダーデルタ』へと変身する。
ロブスターオルフェノクは大きなハサミを突き出し、三人に突進する。
その攻撃を三人は軽々と避け、海堂は腹を殴り、ファイズはジャンプし、上から蹴りをいれる。
その攻撃を受けたロブスターオルフェノクはふらつき、その間にデルタは腰に付けられた『デルタムーバー』に
デルタフォンを合体させ、拳銃にする。デルタはトリガーを引き、ロブスターオルフェノクにエネルギー弾を放つ。
「ぐわああああああああッ!!」
「よ~し!乾!三原!一気に決めるぜッ!!」
海堂は足に力を溜める。
「はあああああああああ・・・!!」
ファイズは『ミッションメモリー』をキック力増加武装の『ファイズポインター』に差し込む。
『レディー』
ファイズポインターを足に付けると、エネルギーが足に集中する。ファイズフォンのエンターキーを押す。
『エクシードチャージ』
デルタは拳銃にミッションメモリーを差し込み、ロブスターオルフェノクに向ける。
「チェック!!」
『エクシードチャージ』
ロブスターオルフェノクはハサミで防御の姿勢を取る。
海堂はロブスターオルフェノクに向かって走り、ジャンプする。
ファイズはジャンプし、赤いポインターがロブスターオルフェノクの目の前で止まり、矢の様な形になる。
デルタは白いエネルギー弾を放ち、それは矢の様な形になる。
ロブスターオルフェノクの防御は空しく、三人のキックは綺麗に炸裂する。
ロブスターオルフェノクは青い炎に包まれ、砂となりその場で散る。
三人は変身を解除する。
「うし!終わったし帰るか!」
「ああ、じゃあな」
「はい、こんな時間ですし、また」
三原はその後二人と違う方向にバイクを走らせる。
海堂と巧はクリーニング店に戻る。
「そういえば海堂さん、今日は泊まるんですか?」
啓太郎が海堂に質問する。
「そうだな・・・よし!こんまま泊まろう!・・で、部屋ってある?」
「お前はここで寝ればいいだろ」
巧はそう言うと、自分の部屋に入る。
「別、泊まるのは良いけど、なんか物壊さないでよ」
真理もそう言い残し、自分の部屋へと入って行く。
「ふぁ~・・ごめん海堂さん僕も眠いから」
そう言い啓太郎も部屋に入って行く。
「・・・・・え・・・あの・・・せめて、毛布を・・・・・」
海堂はソファーで横になり、体を丸め、寒さに耐える。
「ハックシュン!!・・・あいつら・・・」
そのまま全員が眠りにつく。夜というのはとても暗く、とても静かだ。
太陽が地平線から出てくる、少し前に異変が起きる。
空間が歪み、そこからオルフェノクが出てくる。そのオルフェノクには見覚えがあった。
しかし、どこか違う。灰色の皮膚だけでなく、何か、黒いディティールが組み込まれている。
「・・・・・・」
はいここまでです。
あと、一つ聞きたい事があってですね。『クウガの世界とロストクウガ』なんですけど、
よく考えたら、「ちょっとおかしいかもな・・」って思ったんですが、「でも話合わせるための設定改変だし・・」って
思ったりしたんですが、皆さんは『話を変えてほしい』ですかそれとも『このままでいい』ですか?
コメントで教えてください。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!