【寝ていると思って愛巳にキスをしたら】
侃と愛巳
『……』スヤァ…
「あれ、寝てる?」
風呂上がり。部屋に戻ると愛巳が背を向けて、寝ている。
「風邪引くよ」
『……』
「無防備だね、でも可愛い」チュッ
『…ンッ、侃?///』
声を掛けられ、肩がビクッと跳ねる。起き上がってくる愛巳に侃は珍しくアタフタしていた。
「え、あッ……起きてたの?///」
『うん、まぁ///』
「忘れて!///」
『やだ…忘れたくない』ギューチュッ
下を向き赤くなった顔を隠す侃を、愛巳は抱き締めキスをする。彼の顔はもっと赤くなり、喋れなくなってしまった。
『んっ…チュ レル』
「ちょっ……ンム///」
『侃、大好き』
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朝晴と愛巳
『ンッ……』
「おや、寝てしまいましたか」
図書室で勉強中。朝晴が本を取りに行っている間に、愛巳は眠ってしまったようだ。
『……』
「お疲れ様です。ゆっくり休んでください」チュッ
『んっ…///』ビクッ
「…愛巳君、貴方起きていますか?」
横から顔を覗くと、愛巳は身体を起こす。耳まで赤くなった照れ顔はとても愛らしく見えた。
『あの、はるさん…キスしました?』
「えぇ……不快でしたか?」
『そんなわけないデショ///』
「良かった。ところでいつから起きてたんですか?」
「いや、そもそも寝てなくて…。起きてますって言おうとしたらキスされて///」
熱くなった頬を両手で覆い、冷たい手で熱を冷まそうとしている。すると朝晴は自分の手を重ね、もう一度唇を落とした 。
『は、はっるさんッ///』
「ふふ、本当に熱くなってますよ」
『だって…///』
「嬉しいですね」
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壱と愛巳
「あれ?寝ちゃってる」
屋上で歌の練習をしようとした壱。ドアを開け、周りを見渡した時、愛巳を見つけた。
『……』
「綺麗な唇してる。フニフニで、ほんのり赤い」
『……///』ビクビク
身体をビクビクさせていることに気付かす、愛巳の唇に触れていく壱。
「ちょっとだけなら良いよね」チュッ
『ひゃあッ///』
「え、え、起きてたの?」
『もう…壱、急すぎる///』
唇が重なって間もなく、愛巳は声を上げる。壱も少し驚き「ありゃりゃ」という顔をしていた。眠そうな目を擦り、起き上がると壱を抱きしめた。
『ちゃんの起こしてよね///』
「ん。じゃあキスするね」
『ワケわかんね……///』