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注意事項
・緑谷が爆豪にめちゃくちゃ愛されてます。(付き合っている為)
・緑谷がトラウマの所為で苦しんでいます
・勝デク
・高校2年生の後半ら辺を想像してます。
・主は大体はアニメでしか見ていなかったので解釈違いがあるかもです
暖かく見てくれる人のみどうぞ。
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死柄木やオール・フォー・ワンの戦いで僕らは無事に勝ったが負傷者が多く、すぐには学校復帰は出来なかった。
重症だった人は勿論沢山居たが、オールマイト、僕、爆豪勝己ことかっちゃんや、轟君もその他諸々が重症者だった。
そして僕は個性を譲渡し、残り火となってしまったワン・フォー・オール。
最終的には無個性になってしまうと聞いたが僕は悔やんだりしなかった。
でも、僕が悲しかったのはかっちゃんの右腕がもう元には戻らないかもと聞いた時だった。
逆にかっちゃんは僕が無個性に戻ってしまうと聞いて、病室に駆け込んだ時に泣いていた。
僕は吃驚したが、かっちゃんが泣いた理由を聞いていたら、かっちゃんはライバルとして何方も必死に競い合って、抜かされては追い抜く。
あんな歪んだ形からライバル同士として居られたのは僕自身も楽しく、嬉しかった。
でも僕はかっちゃんがヒーローで居れられれば、それだけで嬉しい。
…だって、君は昔から僕のヒーローだから。
その日は特に何も変わらない。
普段の日なんだが、僕は巻き込まれ体質な為、面倒な事に巻き込まれやすいのだ。
「ほら、早くしろよ」
「ひっ…」
背の高い人達に囲まれて いる人が居た。
僕は困っている人が居たら助けるので、気付いたら駆け出し、背の高い人達に話しかけていた。
…背が高いって良いな。
「あの、何やってるんですか?」
「あ?…って、お前どこかで…」
「ッ!」
─まさか、いや、そんな訳…─
僕はそう思ったが現実はそう上手くは行かない。
「お前、あの頃の緑谷だろ!」
そして僕は思った事が的中していまい、息苦しさを覚えた。
「なぁ、緑谷。」
「ひゅ、ひゅっ…」
呼吸が上手くできず、思考力が回らない。
試しに何か考えようとしたが、それもどこかへ行ってしまった。
「お前、どうせあの頃から変わってねぇだろ。バクゴーも、お前を虐めてんだろ?」
僕は中学生の元クラスメイトに言われた事を頭の中で繰り返した。
その途端、頭に血が昇った。
「…そんな訳、ない…。」
「は?」
「かっちゃんは…あの頃にやった事を謝ってくれた!!
かっちゃんは勝って救ける、最高の…僕のヒーローだ!!!」
僕はそう言ったが、中学元クラスメイトは急に笑い出した。
そして少しした後、油断をして殴られてしまったのか、僕は吹っ飛ばされた。
「__ッ!?」
痛みには慣れている方だが急となると耐えられないし、受け身を取れなかった為に酷く、痛く感じた。
また息が苦しくなり、呼吸が可笑しくなってしまった。
────BoooM!!!!────
音が聞こえたのと同時に中学元クラスメイトが吹き飛んだ。
そして僕は急に抱き抱えられた。
少ししてから僕は目を開けると、そこにはよく見知った顔をしており、酷く怯えていた僕を安心させるのには十分過ぎる程だった。
そして、その人の口が少し開き、僕の名前を呼んだ。
「出久。」
よく知ったその声は、いつも聞いていたとしても今の様な時に少し声のトーンが低く、僕しか知らないかっちゃんの声。
「かっちゃぁ…」
「ったく、てめぇはいつも面倒な事に巻き込まれるな。」
「…でも、かっちゃんが来てくれるから僕は好きだよ…!」
僕は思っていた事を正直を伝えると目の前にいる綺麗であまり焼けていない顔はだんだんと赤色に染まっていった。
そしてかっちゃんは僕に言葉を返した。
「俺は愛してるぜ?出久。」
僕の恋人_かっちゃんはいつも僕を救けてくれる、強くて格好良い、最高のヒーローだ。